4月に入り、入学式や入社式と新たな門出のシーズンですね。
多くの大学生が大学生活に期待と不安を抱きながらスタートしていると思います。
そんな区切りの時期だ方こそ、
日本の大学生の皆さんと日々接していて,強く想い、そして,心から伝えたいことを書いてみたいと思います。
それは本当に,自分のために勉強や行動をした方がいいということ。
勉強し,行動し,自立した人間になっていかないと本当に厳しい時代が来るということ。
ある調査によると,
日本の大学生の一日の平均勉強時間は1.8時間
アメリカの大学生の一日の平均勉強時間は,7.6時間
驚愕の数字である。
日本の大学生は,期末試験を除き,本当に勉強していない。
バイト・サークル・旅行・麻雀・飲み会・他の遊び
そんなことばかり毎日していては,本当に厳しい時代が来る。
20年後の日本をしっかりと想像し,自分が40歳で家庭を築いているときをリアルに想像してほしい。
お金を稼ぐことがどれだけ大変か
子供にしっかりと人として大切なことを伝えていくことがどれだけ大変かということを。
各分野で社会を担っていく人材になることがどれほど大変か。
そして,ますます日本は厳しい時代に入っていく。
つまり,若者に何をと堪えたいかというと,今後は,一流企業に就職すれば安泰という時代ではないということ。
会社や日本という国に頼り生きていくことも難しい時代であるということ。
自立し,自分で人生を切り開ける人間にならなければいけない。
自立とは,自分でしっかりと生きていける力を養うこと。
親元から離れ,仕事で成果をだし,自分で自分の生活を支えることができる状態。
かつ、その結果、自分さえよければいいという発想ではなく、もっと良い社会にするために、行動できる人材が増えることも大事です。
従来は,一流企業に就職をすれば,何とかなった時代。
企業が基本的に成長してくれるため,一流企業に入れば,収入が年齢とともに上がることができていた。
そのため,大学時代にどんなに遊んでいようが,一流企業に入り,その後会社内で頑張ることで問題がない時代であったと思う。
しかし,これからの時代,10年後,20年後にどの業界のどの会社が業績がいいかということを予想することが難しい。
それだけ,世の中の変化のスピードが加速し,10年前に好業績だった会社が,10年後には,業績がとても悪いということが頻繁に起こる。(すでに今もそうなっているが。。)
それにもかかわらず,自分が卒業する時代に好業績の企業に,人気投票で就活をしてしまう。
自分の能力を向上させるのではなく、何とか一生安泰な環境を探して、しがみつこうとしてしまう。
そして、その環境が変化したときに困ってしまう状況になる。
なぜ,そんなにも計画性がなく、将来に対して無関心なのか。
そのツケが,すべて,自分に降りかかって来てしまうことを理解していない若者が多い。
これからの時代
○○会社の部長の○○ですという自己紹介ではなく
○○の仕事ができる○○ですという自己紹介ができる人間が求められている。
つまり,会社にぶら下がる人間ではなくて,どの会社からもほしがられる人間になること。
自分の業界や会社がどうなろうと,別の会社に行っても活躍できる実力が必要なのだと思う。
さらには、自分の業界や会社の問題点を解決していけるような人材になること。
そういう時代になっていることを学校や家庭で,大学生に教えなければいけない。
そのためには,本気で勉強し,どんどんアクションを行い,
成功体験や失敗体験を積み重ねていく。
その過程で,自立するための力が養われる。
しかし,ほとんどの高校・大学では,社会に出たら何が必要かは,教えてくれない。
受験に勝つこと,就職活動に勝つことに集中してしまっている。
だから日々,バイト・サークル・遊びに興じてしまう。
もちろん,生活費がどうしても必要な場合のバイト,余暇として参加するサークル活動・遊びは必要である。
私も学生時代にバイトもしていたし,遊んでもいた。
しかし,毎日必死で勉強もしていた。
学生のやるべきこと。それは,1に勉強,2に勉強である!!
これは間違いないと信じている。
勉強は,机に向かう勉強のみではない。
すべてのことに対して,全力で取り組めば,すべてが勉強である。
全力で取り組むからこそ、自分の無力さも痛感する。
だからこそ、より成長もするし、自分の向き不向きも初めてわかる。
大学時代は遊ぶ時期ではなく,社会で生きていく力をつける時期。
欧米やアジアのトップ大学生は,本当に勉強している。そして,専門知識・思考力等,社会で生きていく力を養っている。彼らとこれからのグローバル社会で戦っていく覚悟があるのだろうか?
勉強しないのであれば,高校を卒業して就職したほうがよっぽど多くの経験を積める。
バイト・サークルで積める経験など,社会人を3カ月経験すれば積める。
もっと学生時代にしかできない勉強をするべき。
本気で勉強し,知識を学び,その過程で,思考力・人格を育てる。
今,自分の子供が大学生なら何とアドバイスするか考えてみてほしい。
自分の子供にするアドバイス。それが,今あなたが行うべきこと!
さらに、これからの時代は、生涯学び続ける必要性も高まっている時代。
学生時代だけでなく、社会人になってっからも一生学び続けないと、変化に対応できない時代になっています。
こういうことを述べると必ずこういわれると思う。
自分は,学生時代遊んでいたけど,今幸せに暮らしている。
別に勉強なんてしなくていい。
もっと適当に生きていいのでは。
確かにそれでうまくいく人もいると思う。
しかし,確率論の問題。
どちらが正しいアドバイスかしっかり考えた方がいいと思う。
かつ,遊んでいていいとアドバイスしてくれる人は,
あなたの将来に,特に何も考えていないし,かつ,何の責任も負ってくれない。
自分の将来のことなのだから,しっかり自分で考え,決定してほしい。
確かに一番悪いのは,今の大人である。未来を創るべき,子供たちにしっかりと大切なことを伝えれていない。これは自分も本当に反省しないといけないと思う。未だに多くの親御さんもいい大学に入れることやいい職場に就職できることには興味があるが,社会で自立して生きていく力を養うという視点に欠けていることが多い。
しかし,だからこそ,大学生には,その状況に文句を言うのではなく,積極的に行動し,自分で切り拓いていくという気概が欲しいと思う。
逆に今の時代,自分で積極的に動けば,本当に色々な人に会えるし,様々な経験も積むことが可能。
だからこそ,自分自身で積極的に,勉強し,行動することで可能性は無限に広がるのだから,どんどん勉強し,どんどん行動してほしい。
自分の将来の可能性を広げるのも狭めるのも,自分の行動次第。
自分の将来のために,今何をするべきかをしっかりと考えて,
有意義な学生時代にしてほしいと思います。
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人の気持ちを正確には理解できていないという認識から始めたい!
人の気持ちを理解するということはとても重要ですね。
相手がいまどんな気持ちでいるのか
相手がその発言をどんな意味を込めていしているのか
相手がその行動をどんな意味を込めてしているのか
逆に、自分の気持ちを相手に理解してもらうことも重要ですね。
自分がいまどんな気持ちできるのか
自分はどんな意味を込めてこの発言をしているのか
自分はどんな意味を込めてこの行動をとっているのか
この両者をどれだけ上手にできるのかがコミュニケーションの本質だと感じています。
相互に理解し合うことは大事と思っていても、実はほとんどがうまくお互いを理解できていないのではないでしょうか。理解しているつもりのことも非常に多いと思っています。
そして、世の中の多くの問題は、このコミュニケーション不足によって、相手の気持ちも理解していなければ、自分の気持ちも理解してもらえていないことに起因していると思います。
特に、問題となるのが、相手のことを理解していないのに、自分の思い込みで批判したり、
自分のことを理解してもらえずに、誤解に基づき批判されたりすることだと思っています。
例えば、Aさんという若い人が何かにチャレンジしようと思って、新しい取り組みを始めたとします。
その時に、Aさんは、初めてのチャレンジなので、うまくいくかどうか心配で、それでもまずはやってみようと思って勇気を出して行動したわけです。
この時に、
もっとこうしないとうまくいかないよ とか
こういう風にできないの
とか先輩がたから色々批判的な意見を言われるわけです。
恋愛について想うこと!
完全な門外漢ですみません。
とある受講生から国見先生の恋愛観について知りたいとご要望を受けましたので、
36年の人生経験から感じている恋愛の素晴らしさと、恋愛をうまくいかせるための秘訣について述べたいと思います。
まあ、人生の半分ぐらいの重要性を恋愛が占めていると思っています。
どんなに素晴らしいキャリアを得て、どんなに収入を得ても、素晴らしい恋愛をしていないと、人生の充実度の半分は失っているのではないでしょうか。
友人・家族の存在もとても大事ですが、最終的には子供であろうと、友人であろうと、ずっと一緒にいるわけではないですよね。いつかはそれぞれのパートナーを見つけその人と人生を歩んでいきます。
最後には、人生のパートナーだけが自分と寄り添って生きている。
だからこそ、充実した恋愛をするということは、人生にとって、とても大事なことだと思っています。
では、恋愛の素晴らしさは?
1.喜びは倍増し、悲しみは半減させれる。
一人でいるよりも、心から信頼できるパートナーがいれば、喜びは倍増し、悲しみは半減されると思います。このこと自体は、部活の仲間や会社の仲間とも味わえるのですが、プライベートな事柄で味わうには人生のパートナーとの良好な関係が不可欠なように感じます。
2.お互いが支えあうことの素晴らしさ
癒し、心の支え、本心から分かり合う、こういうことは人にとって最も大切なものだと思います。一人では生きられないからこそ、他人との心のつながりを求めるのが人間だと思います。
その時に、自分のすべてをさらけ出し、長所も短所もひっくるめてお互いを認め合える関係のパートナーがいれば、それこそ何にも代えがたい存在なのかなと思います。
また、人に心から必要とされることも、大きな幸せを感じるものだと思います。
3.『恋』から『愛』へ『愛』から『かけがいのない存在』へ
付き合い始めから6か月ぐらいは、何をしても楽しいですよね。好きな人とデートするだけでウキウキする感覚。デートに向かう途中すらウキウキしていて、ご飯を食べても、映画を見ても、公園のベンチに座っているだけで楽しいような状況。この段階は恋なんだと思います。自分の欲求を満たしている感覚ですかね。
それが、1年・3年と経過していくと、相手を幸せにしたいという愛に変わるのかなと思っています。ここで、自分の欲求を満たしたい段階から、相手を幸せにしたいという段階に進めない恋はそこで終了してしまう気がします。
そして、愛に移行した後に、結婚したり、子供が生まれていくと、徐々に男女のドキドキ感というものから、当たり前にいつもいる存在である家族になっていきます。
また、当然、お互い老いていくので、外見的な劣化も訪れてきます。この時に、相手を人間として大好きでないと、徐々に気持ちが離れていく気がしています。若いうちは外見にひかれているだけでいいのかもしれませんが、お互いが年を重ねるごとに、人として尊敬し合う関係に変化していかないといけないと思います。
お互いが、お互いの存在がなければ楽しく・幸せに生きていけないというようないい意味での、依存関係と自立関係のバランスを取れ、かけがいのない関係になれれば、あなたと出会えてよかったと心から思えるのではないでしょうか。
将来子供が自立し、二人だけになった時に、60代でも、70代でも、手をつないで散歩できるような関係っていいなと思っています。
ここは、自分も現在進行形で、模索中ですw。
こんなのが、恋愛の素晴らしさですかね。
で、自分は、恋愛はすべての人間関係のベースになるものでもあると思っています。一人のパートナーと、相互理解をし、お互い信頼関係を築けないようでは、友人・仕事仲間・その他さまざまな人と心から信頼関係を築くことも難しいのではと思ってしまいます。
もちろん、相性があるので誰ともそのような深い信頼関係を築くことは難しいですが、人と信頼関係を築くベースの力は、恋愛から学ぶものが多いなと思っています。
なので、自分は人を見る一つの判断材料として、恋愛期間の長さというものを考えたりすることがあります。同じパートナーと数年間の恋愛をしているような人は、人として信頼しやすいことが多い。逆に、毎回短期間でパートナーを変えるような人は、人として信頼しづらいことが多いなと感じたりもしています。
もちろん、例外もあるので、一つの見方としてです。
恋愛という、相手のすべてを知ってしまう関係から、どう自分とは価値観が異なる人と相互理解をして、信頼関係を築いていくのかという、コミュニケーション能力のベースを学ぶ気がしています。
なので、若い人には、どんどん恋愛をしてほしいと思います。時には失敗し、大きなショックを負うこともあると思います。でも、その経験が、将来かけがいのない人と出会ったときに、相手を幸せにする力を養う必要な過程なのだとも感じています。
大失恋をすることで、人の痛み、一人では生きていけないこと、相手を思いやる気持ちの大切さ、様々なことを学べるのではないでしょうか。
では、最後に、恋愛をうまくいかせるコツについて、いくつか述べたいと思います。
1.相手のありのままを受け入れる
恋愛で失敗する一つの要因に、自分の求める理想像になるように相手に強要することがあると思います。恋愛の目的は、お互いが幸せに生きることのはずであり、息苦しい関係になることではないと思います。相手に自分の理想像を求める姿勢は、相手の幸せよりも自分の幸せを優先している結果だと思っています。そうではなく、相手がどうすれば幸せに生きられるか、相手の希望をお互いが尊重しようという関係が一番いいと思っています。
だからこそ、相手のありのままを受け入れ、短所も含め、しょうがないな、惚れた弱みだなと思える関係がいいと思います。
自分も若い時は、相手に自分の理想像を押し付けてよくケンカしたものです。でも、20代も半ばを過ぎたころからは、相手のありのままを受け入れようという価値観に変わりました。これは大変大きな変化だったと思っています。
2.譲れない価値観をしっかり共有する
1.と相反するように聞こえるかもしれませんが、だからこそ、お互いがこれだけは譲れないという価値観だけは共有することがお勧めです。自分で言えば、一生週6日自分の好きな仕事をしたい。お金の管理だけは自分が自由にしたい。などです。そこだけはお互いが尊重し、そうではない内容はできるだけ相手に合わせる。
たとえば、専業主婦か共働きか、食事を毎日準備をするかどうかなど、最もこだわっていない箇所まで自分の希望を押し付けるのではなく、そこは相手の希望を優先する。
恋愛がうまくいかない原因として、そこまでこだわっていないことまで相手をコントロールしようとすることにあるとも思っています。そうではなく、相手がどうすれば幸せに生きれるか、そして自分もどうすれば幸せに生きれるかという根本の目的を大切にすることが必要だと思っています。
3.ガミガミ言わない
これは、よく女性の方に話すのですが、ガミガミいうことは百害あって一利なしということです男はがみがみ言われるのが最も嫌いです。なぜなら、生まれてからこの方、自分のオカンに、さんざんガミガミ言われ続けているからです。そのため、男はガミガミ言われれば言われるほど、離れていくと思っていて間違いないと思います。
ガミガミ言う代わりに、ほめるのがお勧めです。例えば、こまめに連絡をしてこない彼に不満があったとしたら、連絡をくれないことにガミガミ言うのではなく、連絡をくれた時に褒める。
○〇のそういうやさしいところが好きなんだよね。
○○が私のこと大事にしてくれているところがとても安心で幸せ。いつも有難うね。
こんな感じで男をほめれば、男は単純でアホな生き物なので、自尊心が満たされ、よりそうしようと思うものです。ガミガミ言っていた時は一切聞かなかった要望を、自分から率先してやるようになると思います。(自分もそうですw!)
男性のことを、うまく手のひらの上で転がせるような女性が、恋愛をうまくいかせる女性だと思います。男のプライドと自尊心をくすぐりながら、自分がよりうれしい行動を引き出していく。
そうすれば、男もパートナーが幸せそうなので、自分も自信とプライドを維持したうえで、幸せを感じるという好循環に入っていくのではないでしょうか。
そして、最後に、こういう恋愛の醍醐味やコミュニケーション能力を高めるには、自分自身に余裕のない時こそ大事であるということです。よく、今は忙しいから恋愛はいいやという意見もあると思いますが、余裕がない時にこそ、どう恋愛をうまくいかせることができるかの力を養えます。
結婚などすれば、余裕のない時も多く訪れます。そのたびに恋愛関係が崩壊していては元も子もありません。なので、色々課題も出てくると思いますが、受験中などの余裕がない時にも、個人的には沢山恋愛し、うまく勉強と両立を図れるように頑張ってほしいなと思っています!
完全は門外漢な恋愛について、自分の経験を踏まえて感じることを思うがままに書いてみました。
恋愛論に唯一絶対の正解論なんて存在しませんので、何が正しいかは誰にもわかりませんが、
ちょっとでも参考になるものがあれば参考にしてみてくださいな!
人生は3年で劇的に変わる!
昨日は、経営者が50名程度集まり、交流会を開催しました。
その時に、私が尊敬する経営者のかたの乾杯の挨拶が、とても心に残ったので、ご紹介します。
端的な乾杯のスピーチで、その経営者の方が伝えたかったことは、以下の2つです。
・3回チャレンジすれば成功する
・人生は3年で劇的に変わる
実力とは!
実力をつけたい。
これはすべての人が考えていることだと思います。
私も毎日実力を高めたいと思っています。
では、実力とは何なのか。
この定義があいまいなために、あやふやになっていることも多いのではないでしょうか。
ですので、今日は実力について思うことを述べてみたいと思います。
まず、実力とは、状況に応じて必要な付加価値を出す力、言い換えれば状況に応じて必要な結果を出す力だと認識しています。
知識もスキルも人間性もソフトスキルもすべて、価値をだし結果を出すために習得しているはずです。
その結果というものも
ビジネスにおける結果
友人関係における結果
家族に対する結果
恋愛関係に対する結果
など、多岐に渡ります。
そのような人生における様々な状況で価値を提供し、結果を出す力こそ実力と考えています。
この実力を考えるうえで、個人として結果を出す実力と、組織として結果を出す実力に分類することが大切であると思っています。
1.個人として結果を出す実力
個人として結果を出す実力は、
受験勉強で結果を出す
個人スポーツおいて結果を出す
自分に割り振られた役割において結果を出す
属人生の高い専門的な役割で結果を出す
状況などで多く求められます。
その時に重要な能力が、
なぜ、日本の大学生は勉強しないのか!
日本の高等教育において、大きな問題の一つに、
大学生が勉強しないということが挙げられます。
ある調査では、
アメリカの大学生の平均勉強時間は、1日7.6時間
日本の大学生の平均勉強時間は、1日1.8時間と
推計されていました。
では、なぜ日本の大学生と世界の大学生はこんなにも差があるのでしょうか。今日は、日本の大学生が勉強しない理由という視点から、述べてみたいと思います。
1.環境を求め続ける日本人
まず、日本の大学生の大きな特徴として、安定した環境を求めているという問題があります。例えば一流企業に就職したい、資格を取得したい、語学の勉強をしたい、すべての目標がいかに安定した環境を手に入れるかという視点になってしまっています。
これは、日本が終身雇用・年功序列という特殊な雇用形態を長年継続し、それがうまく機能していたことに起因しています。
一流企業に就職することが目的なので、面接でどうアピールにつながるかという視点になってしまいます。また、公務員が人気なのも安定した環境を求めている最たる例だと思います。
この環境を求める人の大きなリスクは、環境が変化したとたんにリスクが顕在化することです。一流企業に就職したとしても、その会社の業績が悪化した場合や、倒産した場合には、非常に大きなリスクに直面します。従来は数十年成長し続ける企業が多かったので、そのような思考で問題なかったのですが、今後はどの企業も変化が激しくなるので、一流企業に就職しても安定を手に入れることは難しい時代です。
また、公務員にしても、現在も解雇がないので、安定しているという認識を持たれていますが、今後財政がますます悪化する中で、待遇は悪くなる一途だと思います。さらには、仮将来解雇が可能になった場合には、公務員のキャリアほど、民間企業では活かしづらいものもないので、相当大きなリスクを負うことになります。
対して、欧米の大学生がなぜ多くの勉強時間を行うかというと、提供できる価値に意識を置いているからです。高度な専門知識や思考力を養うことで、社会に出た後にどのような価値を提供できるのかという意識が強いので、高等教育で必死にみんな勉強をするのです。
これは、終身雇用、年功序列ではなく、成果主義・実力主義の考え方が浸透していることが大きく影響しています。
日本人も、今後安定した環境などないということに気づくと思います。本当の安定は高い価値を出せるようになることで、どんな環境になっても価値を出せる人が安定を手に入れているという認識に変わると思います。
ですので、10年後には、日本の大学生も一日7時間や8時間の勉強をするようになると思います。
2.知識の重要性を疎かにする日本人
次に、日本人は知識の重要性を疎かにし始めています。大学生が学ばない、読書をしないのは、知識の習得の重要性をおろそかにする価値観が広まってきているからです。
最近では、創造力・プレゼン力・論理的思考力・コミュニケーション能力・協調性など言われていますが、日本人のそれらの知識が他の先進国に比較して劣っているかというとそんなことはないと思います。創造力やプレゼン力は多少劣っているかもしれませんが、論理的思考力・コミュニケーション能力・協調性などは日本の方が高いぐらいではないでしょうか。
そして、創造力も・論理的思考力も、知識がなければ思考が浅すぎてほとんど使い物になりません。
幅広い知識や、深い見識があってこそ、初めて創造性や論理的思考力も威力を発揮する性質も多分にあります。
専門知識しかり、教養しかり、日本人が大きく劣っているのは、大学受験まで習得できない分野の知識が本当に欠落しています。
経済学・歴史の表面的以外での知識、社会学、政治学、哲学、経営学、など、ビジネスマンとして、人として、必要な知識が本当に浅いものになっているのが、日本の大学生の特徴の一つだと思います。
これは、向上心のある学生でも、知識の習得よりも行動を優先してしまう。学生起業家や学生団体を立ち上げたりしてアクティブに活動するのはいいが、並行して知識のインプットをしないと、どんどん浅い人間になってしまう恐れがあります。
社会人生活は、とても長いです。焦って学生生活からアクションをとりまくるよりも、まずは、徹底的に知識をインプットするのが、学生時代のメリットでもあります。
なので、アクションをすること自体を否定する気は全くありませんが、もう少し知識を徹底的に詰め込む重要性を意識してもいいのかなと思います。
3.大学受験の弊害
上記のような知識を軽視する原因の一つに大学受験があると思います。大学受験で数学や歴史・英語など徹底的に詰め込みます。これが、知識を詰め込む重要性を下げていると思います。
まず、詰め込む知識に大きな問題があります。数式を表面的に暗記する、歴史を表面的に学ぶ、テストで高得点を取るための英語を詰め込む。この大学受験までの経験から、知識を詰め込んでも受験以外にはあまり役に立たないなという印象を与えている可能性があります。
また、受験により燃え尽き症候群になっているので、大学生になって高度な専門知識や教養を学ぼうという意欲さえ起らないという側面もあると思います。
本当は、歴史でも、年号や事象を表面的に暗記するのではなく、明治維新であれば、江戸幕府という地方分権型の組織から、明治維新という中央集権型の官僚組織になった理由、なぜ黒船は来航したいのかという当時の世界情勢など、様々な背後の論理や社会の仕組みを学ぶことで、意味のある学習になると思います。それを単に、年号や事象の名称を徹底的に暗記することに終始することがいけないと思っています。
その結果、高等教育で学ぶべき深い教養や専門知識を学ばないまま、社会に飛び出していくので、価値を出すという意味での知識が大きく欠落しているのが、現状でもあります。
4.大学教授の弊害
社会でバリューを出すためという意識が学生に欠落している大きな要素は、家庭でそのようなことを親からなかなか言われないのもそうですが、大学でもなかなか教えてくれる教授がいないことも起因していると思います。その理由が、大学の教授が社会に出ていないで、大学という狭い社会でのみ生きている方が多いので、社会でバリューを出すことの重要性や、そのために必要なことを学生に語れないのです。
もちろんそうではない教授も沢山いますが、多くの教授が実社会の経験が少ないというのは事実ではないでしょうか。
その点、アメリカの大学では、実社会での経験が十分な教授の割合が多いので、学生に対してもバリューを出すためには何が必要か、ということを説得力をもって話せる状況があると思っています。
そのことが、学生の学ぶ意欲を阻害している点にも留意しないといけないと思います。
私が知っている教授にも、本当に魅力的な授業を展開している教授も多くいらっしゃいますが、どんな授業をしていても首にならない教授の評価システムにも大きな問題があります。
以上、色々話してきましたが、日本の大学生が勉強しない理由は、バリューを出せるようにすることが必要という意識の欠落と、様々な環境から、高等教育時代に知識を習得する重要性を感じていないことが相俟って生じていると思います。
しかし、その結果、これからの社会で日本の国際競争力はますます低下していくので、どのタイミングからは分かりませんが、欧米の大学生並に勉強する時代が訪れるはずです。
そのため、今の大学生世代の方に伝えたいのは、そのような時代が来る可能性が高いので、そういう後輩たちに負けないようにしていかないといけないという事実です。ですので、自分のために、将来のキャリアを考え、必要な知識を積極的にインプットしてほしいなと思います。
勉強に集中できるのは、学生の特権なのですから!!
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就職活動や自分のキャリアを考える上で大切にしてほしいこと!
社会人生活は,40年~50年ぐらいあります。これからの高齢化社会ではもっと伸びるのかもしれません。
1日8時間・年間200日働くとしても,年1,600時間,50年で80,000時間もあります。
会計士の勉強の2・3年・部活動の3年間・大学生活の4年間とは,くらべものにならないほど多くの時間を仕事に費やすことになります。
だからこそ,仕事をお金を稼ぐ手段と割り切ってしまうのは,もったいないなと思っています。
お金を稼ぐ手段であると同時に,どう自己成長し,自己実現を図り,より充実した人生を過ごすのかということに仕事が大きく関わってくるので,就職活動や自分のキャリアをもっと真剣に考えてほしいなと思います。
単に,内定が取れればいいというのは,本当に危険です。
内定を取れた後に,仕事がつまらなくてしょうがない。
自分のやりたいことが一生見つからないまま50年を過ごす。
毎日会社に行くのが苦痛で仕方がない。
そういう状況にならないためにも,しっかりと就職活動を行い,かつ,自分の将来キャリアについて考えてほしいと思っています。
では,そのために,何が必要なのか。
50年間やりがいを持って取り組め,自己成長に繋がり,お金も充実ども手にいれるためには。
私は,以下の3つの重なる部分こそが,その人の理想の仕事だと思っています。
① 自分ができることを知る
② 自分がやりたいことを知る
③ 社会のためになることを知る
つまり,自己分析を通じた自己理解により,自分が本当にやりたいこと(価値観)・自分ができること(長所・短所・能力)を知る。また,様々なキャリアを知ることで,自分がやりたい仕事やできる仕事を知る。これは,現時点でできなくても,将来できるようになるという意味で全く問題ないです。
そして,最も大事なのが,自分がやりたいことと,できることが重なる部分で,さらに社会のためになることにつながっていること。
人は,周りの役に立っていることで満足感や充実感を得るので,最終的に社会のためになっているという部分は,長期的にやりがいを持って取り組むために不可欠だと思います。
そのためには,社会の仕組みや構造,社会課題を知ることで,それぞれのキャリアがどのように社会に貢献できるのかということを考えることもとても重要だと思います。
もちろん,仕事でやりがいを持ち続けるには,どの仕事でも一流になることも必要です。自分が提供している価値が高くなければ,誇りもやりがいも持てないからです。
ただ,一流になるためには,多くの時間と努力を必要とします。そのため,自分の仕事に本気で取り組めないと一流に到達することすらできないので,益々仕事に本気で取り組めないということになってしまいます。
一流になり,長期間やりがいを持って仕事に取組み,お金も自然と稼げるようになるためにも,
① 自分ができることを知る
② 自分がやりたいことを知る
③ 社会のためになることを知る
の3つが重なる部分を模索し続けてほしいなと思っています。
もちろん,どんな仕事でも,本気で取り組み,一流になればやりがいもありますし,社会に大きく役に立つことができます。そういう意味では,キャリアなんか考えなくても,目の前の仕事に5年・10年没頭していれば自然とやりがいなんて見えてくるという事実もあります。
しかし,戦後から高度成長時代の世代ではそのような方法を取って仕事にやりがいを持った方々が多かったと思いますが,現在の情報があふれ,自由に選択ができる時代に育った若者からすれば,色々悩んでしまうのが,現状だと思います。
だからこそ,どんな仕事でも,目の前の仕事を本気で取り組んで楽しむということは重要な中で,少しでも,自分に合った仕事や,自分が長期的に本気で取り組める仕事を考え,就職活動やキャリアを考えることは大事だと思います。
安定しているから,楽そうだからという外部環境で選ぶのだけは,やめてほしいなと思っています。
なぜなら,そのように選んだ場合には,外部環境が変わった瞬間に悲劇ですし,これからの変化の激しい時代には,必ずと言っていいほど,外部環境が変わってしまうからです。
どんな外部環境になろうとも,自分でやりがいを持って仕事に取り組める信念と実力を養うためにも,20代に真剣に考え,仕事に取り組むことがとても大切だなと感じています。
公認会計士に関する勉強方法や合格後の各キャリアの魅力など,
色々書いていますので,勉強中の方も,これから学習を検討している方も,
是非読んでもらえればと思います。
よかったら、ぽちっとお願いします。
発言・行動・結果よりも意図を大事にしたい!
様々な価値観が交錯し,発言内容・行動に対して賛否両論が色々起こっているのが現代社会だと思います。
また,発言や行動のさきに,様々な結果が日々発生していると思います。
仲間内に対する賛否両論や
会社内における賛否両論や
社会問題に対する賛否両論など,
全てのことに対して起こっています。
例えば,原子力発電という問題でも
賛成・反対の意見が飛び交い,そこに賛成や批判が渦巻き,色々な行動に繋がっていきます。
また,部下に文句がある,上司に不満がある,仲間に不満がある場合に,怒る人,気分を害すだけで文句は言わない人,その事実を後で友人知人に愚痴る人,色々な意見や行動があると思います。
この時に,とても大事に思っているのが,どんな発言でも,行動でも,結果でも,そもそもその根底にある意図は何であったのかということです。
つまり,原子力発電に賛成でも反対でも,それは個人の考えの違いなので,建設的に議論すればいいのですが,お互い,その議論の意図が,より良い社会を創るためにという意図から発せられていれば,建設的な議論ができます。
しかし,その議論の意図が,個人の好き嫌い,個人の損得勘定を意図としている場合には,まず建設的な議論は難しいです。
そして,ここでこの問題を複雑にしているのが,意図を見極めることがとても難しく,賛成している人,反対している人のそれぞれに,個人の好き嫌いや個人の損得勘定に基づいて発言や行動をしている人が混在しているという点です。
その場合,同じ意見と思い最初は協力していても,社会全体を良くすることを意図している人と,個人の好き嫌いや損得勘定を意図している人では,一つひとつに意思決定に微妙なずれが出てきて,いつかはそのズレが修復不能なまでに大きくなってしまい,当初仲間だった者同士が,いつの間にか敵になってしまうことすら多々あります。
つまり,社会全体のことを意図している人と,個人の好き嫌いや損得勘定を意図している人が混在している中では,民主主義的な社会システムを取る以上,ほとんどの社会問題は解決しないまま放置されることになります。
例外は,社会全体のためと個人の損得勘定が,過半数の人で一致するものについてのみスムーズに進んでいきますが,多くの事象は,社会全体のためと過半数の個人の損得勘定がなかなか一致しないことが多いので,いくら議論しても本質的な解決策で合意を図り,解決策をアックションすることはできないのです。
また,社会問題というような大きなテーマでなくても,仲間内や会社内でももめ事でも同じことが言えると思います。
部下を怒る,上司の愚痴を言う,仲間の批判をする。
全てのことに対して,その意図が,全体のためを思っていっているのか,個人の好き嫌いや損得勘定で言っているのかは大きな違いを生みます。
同じ部下を怒るでも,個人の好き嫌いや損得勘定の場合には,まず相手に真意は伝わらず,両者の誤解は深まり,益々対立が激化する方向になります。
対して,本当に全体のことを思うのであれば,部下に向き合い,しっかりと話し合い,そしてどうすれば,部下のためにも,会社全体のためにもなるのかという視点からのみ色々な議論ができ,それでこそ,真の相互理解と解決策を立案し実行することができると思います。
複雑な現代社会では,本当の意図はお互い隠したまま,表面上で合致する部分では協力するけれども,利害が一致しなくなった途端に協力関係が崩壊していくということが繰り返されていると思います。
これは,目指しているものが違うのである意味当然に起こってしまいます。
だからこそ,まずは,お互いが本当の目的である意図を共有する。
そして,すべての意見や行動が,その意図の実現にプラスであるかどうかで議論し,判断していくというような協力関係でないと,関係は長続きしないし,真の意味での協力関係も気づいていけないと感じています。
なので,そもそもその発言の意図は?
そもそもその行動の意図は?
ということを,そもそもなんで自分は今こう思うんだろうと自分自身に問いかけること,
それが,自分勝手な意図に基づくものになっていないかを確認すること,
そして,お互いに自分の意図を確認し合いながら進めていくことは,
これからの,より,関係性が重要になる社会の中では,重要な気がしています!
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足るを知るについて考える!
代表的な意味は,現状を満ち足りたものと理解し,不満を持たないこと。
代表的な解釈は,出所は老子の言葉で,知足者富。現状の足りているもの,不足しているものをしっかりと認識し,不足しているものばかりに目を向けて不満を持つのではなく,足りていることに目を向けて自分の達成したことへの自己評価もするべきである。不足しているものへの欠乏感から「もっともっと」だけでなく,今持っているもの・達成しているものに対して肯定的な姿勢を持つことが,これからさらに富んでいく出発点になる。
と個人的には理解しています。
この言葉は,人生を充実させて生きるためにとても大事なことを伝えようとしていると思います。
今の資本主義社会の物質至上主義では,常に今ないものをほしがる欲である欠乏感に覆われていると思います。もっとお金が欲しい,もっと物質がほしい。そうい欠乏感に覆われていると,お金が手に入っても,物質が手に入っても,一時の満足だけで,また更に次の欠乏感が出てきます。際限がなく,いつまでたっても満たされないという性質があります。
なぜなら,本当に満たしたいのは幸福感であり,幸福感は内面で感じるものであるので,内面の変化なしに,お金や物質を手に入れても,
お金や物質がそれを満たしてくれるという幻想の中にいるからではないでしょうか。
その結果,益々競争が激しくなり,日々疲弊し,かつ,資源もどんどん消費し続けることになります。
それこそが今日本で蔓延している,醜い争いが激化し,疲労感のみが漂うことにつながっているのではないでしょうか。
もっと,
今生きていること自体に,
想ったことをしゃべれること自体に,
明日何をするかを自由に決めれること自体に,
ご飯を食べれること自体に,
健康で生きれること自体に,
あなたを必要としてくれる仲間がいること自体に,
満足を感じる内面的な充足感がとても大事だと思います。
日々,当たり前のように手にしているものが,実はどれだけ当たりまえではなく,周りの人に支えられ,人として生まれたからこそ与えられている尊いものかということを認識するだけで,今現在がとても幸せに感じれるようになると思います。
ここで,誤解をしてほしくないのが,現状に満足し,怠惰に生きることをすすめているわけでは,決してないです。
向上心を持って,努力をし,自己を成長させ,周りの人と幸せを分かち合うようにすることはとても重要です。
しかし,その向上心を持って努力する原動力が欠乏感からくる場合には,いつまでたっても本当の充実感は来ないのではないかと感じています。
欠乏感からではなく,今現在が十分に満たされていることを実感し,その上で,より良くするために,周りの人とより幸せを分かち合うために,向上心を持って努力するという意識を持つだけで,すべてのことにも感謝の気持ちが出てきて,常に幸せで,温和な時間を過ごすことができるのではないでしょうか。
もちろん,最初は欠乏感がエネルギーでもいいと思います。いわゆるハングリー精神は大事です。ただ,どこかでそのハングリー精神を原動力にしていたものから,『足るを知る中』でより向上心を持っている精神状態に移行することが,長い人生ではとても重要であると感じています。
いま,右手を上にあげようとして,上にあげれることだけでも実はすごいことです。コンビニに買い物に行こうと思い,行けることもすごく便利な事です。
30年前に比べて,世の中は数十倍も便利になっているのに,人々の幸福度がほとんど上がっていないのは,欠乏感が支配しているからにほかなりません。
人生で大事なものに気づかないまま,どんなに世の中が便利になっても,どんなにお金が手に入っても,本当の幸福感は訪れないのではないでしょうか。
もちろん,生きていくうえでの最低限度のお金はないといけないですし,
様々な物質を所有していないと幸福感は感じないと思います。
ただ,それは,現在の先進国で生きる我々が思っているのよりもはるかに少なくていいのではという思いもあります。
欠乏感に支配されている限り,
お金を持っている人の方が幸せを感じているわけでもない。
物質を多く所有しても,おいしいものをたくさん食べても,幸せを感じているわけでもない。
という事実を大事にしたいなと。
もちろん,足るを知る人が,お金をより手に入れれば,より多くの人を幸せにするためにいいお金の使い方ができるので,お金はないよりあったほうが当然いいと思います。ただ,どんなにお金を稼いでも,心が満たされなければ,有効なお金の使い方もできないのではないでしょうか。
だからこそ,『足るを知る』に代表される内面の豊かさを持った人が一人でも多くなれば,社会全体は,もっと温和で,平和に包まれる気がしています。
未来に希望を抱けず,諦めの心から現状に満足するのではなく,
純粋に今ここに幸せを感じ,その上で未来に向かってポジティブに進んでいく。
純粋に今ここに幸せを感じ,幸せを感じながらより良い未来のためにポジティブに進んでいく。
同じ目標を設定し,その達成のために研鑽し続けるのは同じな中で,
そのスタートが欠乏感なのか,今に満足をしているのかが,大きな差なのだと認識しています。
こういう内面の状態こそ,教育で伝えないといけないものかなとも思っています。
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36歳の誕生日を迎えました!
本日36歳の誕生日を迎えました。
たくさんのお祝いのメッセージをいただき本当にありがとうございます。
今の自分があるのも,本当に色々な皆さんの支えがあるからこそと,つくづく感謝の気持ちが出てきます。
本当にありがとうございます!!
36歳。完全な中年ですねw!
最近では,年も2倍ぐらいになってしまったので,学生さんから見ればただのおっさんになってしまいましたw!
それもそのはず,大学を卒業して,社会人になってから14年。
すなわち,CPAで教育に関わるようになって14年です。
今の様々な社会問題が解決しないのも,
色々な組織や制度で機能不全が起こっているのも,
それを構成する人にすべての原因があると思っています。
個人主義・自由主義的な価値観が蔓延する中で,社会全体のことや未来・次世代のことが軽視されている結果,多くの社会問題が悪化の一途をたどっています。
それを変えることができるのが教育と信じています。
そういう価値観の部分をどれだけ伝えれるのかということが本当に重要だと感じています。
今自分たちが幸せに生きれるのも,
豊かな自然の地球があり,社会の様々な制度がありからです。
教育を受けれるのも,食事に困らないのも,
我々の祖先が様々な想いをつないで今の先進国日本を創ってくれたからに他なりません。
だからこそ,社会が健全に機能しない限り,一人ひとりの幸せも実現しないと思っています。
個人の幸せと社会全体の総和の幸せをどうバランスを取りながら実現していくのか。
この幸せと全体の幸せを両方求めに行くような価値観を広めていかない限り,現在社会の問題はますます悪化するだけだと感じています。
今,自分達の幸せを求めることと同時に,今その幸せを享受できていない人と分かち合い,未来を生きていく次世代の人たちに素晴らしい社会環境を残していくことを,同時に求めていくことがとても大事だと思います。
特に,子供や孫の世代が生きていく時代に,
本当に希望のある社会を残していく責務が,現代を生きる私たちにはあると思います。
教育を変えるには,50年かかると感じています。生き方の価値観を変えるには,
3世代,それぐらいの時間がかかるものです。
自分が70歳まで後34年。
これから40歳までの4年間で土台を作り,40歳からの残り30年で想いを実現していきたいと思っています。
社会を創っていくことが誰かスーパーヒーローが勝手にやってくれるものではありません。我々一人ひとりが,一人の力は微々たるものですが,その力を合わせて実現していくことだと思っています。
これからの時代を担う若い世代の人,これから子供を生み,親になっていく世代の人に,社会は自分たちで創るもの。
競争も必要だけれども,その根底に共存共栄の精神があることこそ,みんなが幸せになれるということ。
子や孫の世代に素晴らしい社会を残していくのは,我々現役世代の責務であること。
そういう価値観を教育を通じて,一人でも多くの人に伝え,気づき,行ってもらいたいと心から想っています。
自分が死ぬ時に,自分の子どもや孫や,教え子に,
社会がますます悪くなっているのは知っていたんだよ。でも,目先の快楽を優先して,お父さんや先生の世代はすべて,先送りしておいた。あとは宜しくごめんね。とは口が裂けても言いたくない。
これが自分が教育に生涯をささげようと思っている素直な想いです。
お父さんや先生の世代がここまではやった。これ以降はお前たちの役目だから,自分たちが正しいと思うことを実行してほしい。
そういって,死にたいです。
誕生日という節目なので,決意を新たに,一歩ずつ進んでいきたいと思います。
これからも,何卒,宜しくお願い致します。
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