公認会計士の学習をしていると、多くの質問が出てくると思います。
私も教える立場として、日々様々な質問を受けます。
質問を受けながら、
より勉強の効果を高め、結果を出すために、
いい質問内容、いい質問の仕方があるなと思っています。
特に、論点をしっかりと整理しやすくするための質問や、
大事な視点の確認をしてくる質問はいい質問だなと感じます。
逆に、その質問や質問の仕方では、
あまり役に立たないんだよねと思ってしまう質問もあります。
この適切な質問力というものは、公認会計士試験に合格した後のビジネスや私生活でもとても重要なものだと思いますので、今回は、公認会計士の学習をテーマに、いい質問とは何か、いい質問の仕方とは何かについて、私見を述べたいと思います。
では最初に、いい質問、いい質問の方法とは何を達成する状態を意味しているのかの共通認識を持ちたいと思います。
私が思ういい質問やいい質問方法とは、以下のようなものだと思っています。
質問者にとって、目的を達成するために本当に必要なことが明確になること。
その回答を回答者から適切に引き出せること。
では、どうすれば、上記目的が達成されるのでしょうか。以下では、良くない質問を例に、良い質問の仕方を考えていきたいと思います。
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