公認会計士の勉強でも、仕事でも、モチベーションの維持はとても大切です。そのため、きょうは、モチベーションの維持について、『なぜ』と『何』を使い分けることについて説明していきたいと思います。
何か目標を設定して、行動して、目標を達成するときに、
我々は、無意識に『なぜ』と『何』を意識しています。
たとえば、部屋の掃除をするという場合、
『なぜ』に該当するのが、
きれいな部屋で、快適に生活するため
お客さんが来るため
などが、『なぜ』に該当し、その行動をすることの目的を意味しています。
対して、『何』に該当するのが、
すべての部屋に掃除機をかける
雑巾で床をふく
ごみを捨てる
などの、実際の行動を意味しています。
たとえば、次のテストの対策をするという場会、
『なぜ』に該当するのが、
資格を取ることで、将来快適な生活をしたい
人事評価など、他人の評価をあげたい
などが、『なぜ』に該当し、その行動をすることの目的を意味しています。
対して、『何』に該当するのが、
今日は8時間勉強しよう
問題集を10ページ進めよう
テキストを50ページ復讐しよう
などの、実際の行動を意味しています。
この時に、『なぜ』するのかをしっかりと意識することは、長期的なモチベーションのUPにつながります。
なぜを強く意識することで、一つ一つの行動に意味が出てくるので、一見単純作業に見えることでも、やりがいを感じやすくなります。
逆に、『なぜ』の意識が弱いと、目の前の行動の苦労に意識が行ってしまうため、行動するのが嫌になってしまうことがあります。
これは、目標を設定するときは、その目標の達成で長期的に得れる『なぜ』に意識が行っているのでやる気がみなぎっているのですが、いざアクションをするときになると、目の前の行動の苦労に意識が行ってしまい、『なぜ』の意識が弱くなってしまうことが多いことを意味しています。
ですので、基本的には、多くの目標設定に対して、『なぜ』それをすることが自分にメリットがあるのかを強く意識し続けることは、モチベーションUPに有効です。
ただ、『なぜ』ばかり考えていると、実際の日々の行動につながらず、次第にモチベーションの維持が難しくなるという側面もあります。
また、『何』に意識を置くことで、モチベーションがUPされることもあります。
たとえば、やることが多すぎる場合、モチベーションはあるんだけど、何をしていいか悩んでしまい、なかなか行動に移せないという状態になることもあります。
このような場合には、もともとモチベーションはあるので、『なぜ』を考えるよりも、今何をするべきかという具体的アクションである『何』に集中する方が、行動が促されるという側面があります。
とりあえず、今日という一日の目標を具体的に立て、それをこなすことに専念するなどの施策が有効になります。そのため、いつ、何をやるかを明確に決め、目の前のことに集中することでモチベーションのUPにつながります。
逆に、『何』ばかりに集中しすぎると、当初の目標を見失い、いつの間にか木を見て森を見ずになってしまったり、困難にぶつかったときに、とたんにやる気がなくなるというデメリットも生じやすくなります。
このように、『なぜ』と『何』は、モチベーションUPに対して、いい面と悪い面の両方があります。
そのため、両者のモチベーションに対するメリットをうまく使いこなし、
『なぜ』それをやるのかという得られる目的と
『何』をするのかという、具体的な行動計画の
バランスを適切に保つことが、モチベーションの向上、しいては、目標達成に役立つことになります。
ブログでは、モチベーションのカテゴリーの記事をこれ以外にも10記事書いていますので、少しでも参考になれば幸いです!
『モチベーションの高め方』
『公認会計士のお仕事と正体がよーくわかる本』
公認会計士に関する
勉強方法や合格後の魅力について、いろいろ書いていますので、
おすすめですので、是非、読んでもらえればと思います。
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