言葉のイメージが良くないせいもあって、何か悪い意味というニュアンスが強いですが、
基本的に、批判はとても大事だと思っています。
悪いとこと、よくないところを指摘しあうことで、よりよいものが生まれていく。
見て見ぬふりをして、何も解決しないよりは、お互い本音を言い合うことはとても重要だと個人的には思っています。
その中で、SNSなどで、本当に害しかないなという批判も多く見たりします。
また、自分も色々発信しているので、批判も沢山受けることもあります。
なので、ちょっと今日は、こういう批判は害しかないなと思うものを書いてみたいと思います。
1.考えが違う人を単に否定するためだけの批判
世の中、考え方が違う人ばかり。自分と全く同じ考え方の人などいないのに、自分と違う考えの人がいると、一気に否定してくる。そして、その否定をした結果、代替案もださない。ようは、罵倒することが目的になっている批判。
考えが違うのであれば、なぜ自分は違うと思うのかを最低限説明し、議論しましょうというスタンスでないと、自分は考えが違うでは、何も建設的な議論になりもしない。
そういう人は、自分と同じ考えの情報だけを集めて、自分と違う考えの人を罵倒することが目的になってしまっている気がする。
2.例外的な状況を持ち出して批判する
たとえば、努力が重要という発言があったとする。その時に、いや努力しても無理なものもあるでしょという批判が来ることが多い。それはそうなんだけど、発信者からするとだからと思ってしまう。そんなことはわかっている中で、基本的に努力が重要であるから発信しているのに、なんで、例外を持ち出して、批判してくるのかわからない。そう批判している人自体も、基本的に努力は重要と思っていたりするので、なおさら、意味のない批判である。もちろん、努力しても無理なこともあるけど、努力は大事というプラスの見解を付け足すのであればわかるが、単に無理な場合もあるから、絶対そうとは言えないという感じで、自信満々に批判されても、正直意味不明。結構、ある程度頭がいい人に多い気がする。
3.論点をずらして、批判する
たとえば、競争は重要という話をしたとする。これは、ある程度競争がないと人は頑張らないし、モチベーションが維持されづらいので、高いレベルのものを生み出すには競争が大事だとする。その時に、弱者はどうするんだとか、格差を容認するのかというような批判をする人がいるが、それは論点がずれている。今は競争の意味を話しているのであって、競争がすべてにおいて最高なんて言っていない。そういう弊害がいかに少なくするような仕組み作りは大事だが、競争の意味について話しているのに、完全に論点をずらしてくる。このような場合には、競争のメリットはそう。ただ、過度の競争になると、〇〇の弊害も出てくるので、そこに注意はしないといけないという、プラスの見解でもいいのではないかと思う。
4.とりあえず穴だけ探している批判
オリンピックの不手際とか、会社の不手際とか、そういうあらさがしだけしている人の批判。誰でも完ぺきではないし、穴もある。そのうえで、もっとよくするためにという建設的な意味での批判であればいいのだが、そんな意図は全くなく、単に他人のミスを徹底的にたたきたいだけの批判。
こんな感じの批判が日本は結構多いなと感じます。本来お互いの考えをぶつけ議論してこそ、いい解決策なりアイデアが生まれるのに、こういう意味のない批判が多いので、それを恐れ、自己の意見を発信しなくなっている傾向があるように感じています。
自分も、上記のような批判をしてしまうこともあり、自戒の念を込めて書いてみました。
ただ、上記のような批判からは何も生まれないので、
建設的な議論をするためにも、もう少し、意味のある議論の仕方というものを一人一人が考えてみるのも大事なんだと思います。
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