なぜボーダー予想をするのか。

公認会計士試験が終わるたびに,

ボーダー予想というものが大切になる。

あくまで不毛の議論という側面と受験生にとってとても大切なものという側面の両方がある。

その中で,自分が真っ先に,ボーダー予想をしている理由は,
生徒が合格する可能性を高めると信じているからです。

そこで,今日は,自分が考えている,ボーダー予想の意味について述べたいと思います。

本試験が終わると,友人間で伝わってくる情報,ネットで伝わってくる情報と色々な情報が飛び込んでくる。そういう情報のほとんどは,根拠に基づかないただの直感での発言や,中には,意図的に間違った情報を流す,性格の悪い人もいる。

そこで,一般論として,ボーダー情報を整理してみたい。

まず,高いボーダ-情報の意図
【受講生】
 ・純粋に自分ができたので,周りもできていると錯覚する悪気のない人
 ・あえて高いボーダーを言うことで周りを不安にさせて楽しんでいる人
 ・あえて高いボーダーを言うことで周りを不安にさせて,勉強に集中できない状況を作り,自分が有利になろうとする人
【専門学校】 
 ・専門学校としては,高いボーダーを出すことで,自分の学校なら,こんなにできるんですよというアピール
 ・高いボーダーを出すことで批判を回避。低く出し,合格する可能性があると言っておき,最終的にボーダーが高いと,合格しなかった人から批判を受ける。逆に高く出しておき,仮にボーダーが下がっても,合格した人は批判をしない。よって,専門学校は,リスク回避的にボーダーを高く出す傾向が例年ある

次に低いボーダー情報の意図
【受講生】
 ・純粋に,自分が受かりたいという気持ちから,低くあってほしいという願望
 ・純粋に,周りの友人が受かってほしいという気持ちから,低くあってほしいという願望
【専門学校】
 低いボーダーを出すことはない。

こんなのが,一般的な現状でしょう。
しかし,この状況で生徒がボーダーを予想できなくすることが,合格のためになるのか。

まず,確実に合格している可能性が高い生徒が過度に不安になり,勉強に集中できなくなる可能がある。

すべての方が,発表まで,どのような対策をとることがベストなのか,判断を誤る可能でいがある。たとえば,ボーダー付近で12月に駄目でも,5月・8月の合格を目指す人は,とりあえず発表までは租税法と経営学の学習を進めておくことがベストである。

また,今回ボーダー付近に届いていない方は,
8月の論文の合格可能性を高めるなら租税法・経営学をやるべきだし,
5月の短答にまず合格したいのであれば,財務会計論や管理会計論の計算を強化すべきである。

この辺の判断は,現時点の実力と個人の希望との兼ね合いで,最適なものを選んでいくことが大切です。

また,5月の試験であれば,継続するのか,別の道を進むのかの判断も早く行う人もいると思います。

もちろん,どのような状況においても,勉強を行うように気持ちを切り替えることは大切なので,ボーダー議論が不毛という意見も正しいです。
しかし,
より切り替えやすくする
より,正しい対策を早くから講じる
心配する必要のない人が集中できる環境を作る
という意味では,本当に正しいボーダー予想が大切だと思っています。

そのため,過去の経験と,今回の問題の難易度,受験状況の環境など総合的に判断し,最も可能性の高そうなボーダー予想が,多くの生徒のためになると思っています。

自分が,毎回出す,ボーダー予想は,上記の観点から,本気で当てに行っています。
その結果,金融庁の想いと違い,最終的に,ずれるリスクももちろんあります。

だからと言って,ボーダーを一切出さない,70%が基準が原則論なのだから70%,
予想範囲を広げて,どう転んでも当たるような予想を出しても,受講生にとってはメリットがないのではないでしょうか。

外れることで批判されることもあります。
国見,はずしたな。
国見の予想はアホだろと。
そういう声は,聞かないようにしています。
なぜなら,論理的に,自信を持っています。
また,予想によって,合格にプラスになっている人の方がはるかに多いとも思っているからです。
もちろん,何も発信しない方が,何のリスクもない。叩かれることもない。
でも,それでは,何のプラスも生み出していないということと表裏一体になってしまいます。

今回の記事は,本当の意味でのボーダー予想にこだわっているかが,少しでも伝わってもらえればと思い,書いてみました。

それでも,ボーダー議論なんて不毛だという側面しかないという方は,一切情報を見なければ済む話ですので,今後も,できる範囲で,正確なボーダー予想をしたいと思っています。

正しい対策に基づき,勉強に集中できる環境を作るために,少しでも役に立てれば幸いです。

最新のボーダー予想記事はこちらです。
http://ameblo.jp/cpakunimi/entry-11728709494.html

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