何をするにも様々な外部要因に影響を受ける。
景気・制度・環境・人等,色々な外部要因に触れながら生きている。
その時に,どのように外部要因を捉えていくべきなのか。
外部要因に対して,思うことをいくつか述べていきたいと思います。
1.外部要因のせいにしないこと
短期的に,外部要因を変えることは難しい。
だからこそ,すべてのことを外部要因のせいにせずに,
その外部要因を前提に自分が今何をすべきかを考えることだと思う。
『○○だからしょうがない。』
『○○のせいだ。』
こう考えてしまうのが人間であるが,外部要因のせいにした瞬間に成長を放棄してしまう可能性が高いと思います。
その外部環境を受け止め,その中で,どうするべきなのかを考える。
常に,原因自分説で物事を捉えるべきなのだと思う。
2.長い目で見れば,外部要因は関係ないと思うこと
短期的には,外部要因に左右されることも多いが,長期的には,自分次第だなと思うことが大切と感じます。
また,どんな業界であろうと,外部要因がいい時も悪い時も必ず訪れる。外部要因が悪い時にこそ,その人の真価が問われると思っています。
外部要因のせいばかりにしていると,自らの成長が阻害され,一生外部要因に不平・不満を言い続けることになる。一つの外部要因が解決されても,また次の外部要因が出てくるので。
だからこそ,必要以上に外部要因に悩むのではなく,自分自身の問題だなと思うことが大切。
たしかに, あまりにも,今の環境がひどいような場合には,環境を変えることも正しい。
あまりにも劣悪な環境からは,さっさとおさらばした方がいいですが。
しかし,通常の場合には,環境を変えても,自分自身を変えなければ,大抵何も問題は解決しない。また,同じ問題が生じてしまう。
例えば,現状の職場に不満があり,転職した人が,初めはいいが,転職後3年後にまた同じ状況になる可能性は高いのかなと。
もちろん,自分のキャリアアップのために,目的がはっきりしている攻めの転職は大賛成です。
ただ,現状に不満がある,ただの逃げの転職はあまりよくないなと思っています。しっかりした目標があっての転職であればいいと思いますが,現状不満型の転職の場合には,転職する前に,今の持ち場でやるべきことがあるのではないかということを一回考えることが必要だと思います。
3.外部要因の分析は欠かせない
外部要因のせいにしたり,必要以上に外部要因に悩む必要はないが,外部要因をしっかりと分析し,自分がどう進むべきかということはしっかり理判断しなければいけない。
ただこの時は,できるだけ10年後・20年後という長期的スパンで分析する方がいいと思う。
今の現状だけ分析しても,10年後にまったく異なる状況であることも多い。
そうすると,常に外部要因に翻弄されることになりかねない。
4.自分自身で外部要因自体を変えていくという思考もありだと思う
長期的には,外部要因自体を変えていくことも可能だと思う。外部要因に問題があるのであれば,それ自体を改善するための行動をしていく。
環境を変えるのではなく,環境自体を変えに行く。
時間はかかる作業であるが,外部要因を所与としてその中でベストを尽くすだけではなく,外部要因も並行して改善しに行くということも面白いと思っている。
まあ,色々述べましたが,
結局,原因他人説でなく,原因自分説で物事を考えることが大切なのだと強く感じます。自分がどう判断し,行動するかということに集中していくことが,未来に対してプラスに作用します。
そのために,自分の実力を高め,どんな状況でも対応できる力を付けることが一番のリスク回避であり,自分の実力を高めないことこそ,最大のリスクなのかなと。
その中で,外部環境の分析や長期的には外部環境すら変えていくという熱い想いを持っていればいいのではないでしょうか。