本日の日経新聞に4大監査法人の採用予定人数
昨年度10%増で1050人と載りました。
合格者数が,1,200名~1,300名とすれば,
法人への就職を希望しない方,中小監査法人の採用人数
を換算すれば,希望者は,全入時代に戻ったと言えると思います。
もともと,2008年度までは,ほぼ全入時代が続いていましたので,
やっと,2007年・2008年の大量合格3,000名時代から始まった
ここ3・4年の未就職者問題が収束したと言えます。
合格者も昨年から,ほぼ以前の水準である1,300名程度に抑えていることも大きく起因しています。
弁護士も・公認会計士も・監督官庁が実施した試験制度改革が改悪という結果となり,
受験生が翻弄されただけの結果となりました。
基に戻ったことがいいのか悪いのかは,簡単には言えませんが,
今後は,合格者は,安心して監査法人に就職できる状況になったことは間違いないと思います。
よって,現在公認会計士の学習をしている方は,安心してください。
勉強に専念しやすい環境になったことは,本当に良かったと思います。
今後,合格者の水準が,1000名~1,500名の間で推移するのであれば,未就職者問題は特に問題とならないと思います。
できれば,今後は,もう少し,長期的な視点における採用計画を立てていただくことを監査法人の皆様方にはお願いしたいと思います。
一時的に人が足りない場合に合格者を増加させるのではなく,資格保有者以外の人材で担保する等の施策も必要ではないかと思っています。
また,試験制度もこの合格人数で維持するのであれば,以前の試験制度に戻してほしいなと思っています。
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