今日は,いつもと視点を変えて、
公認会計士の魅力について説明します。
自分は,公認会計士試験に合格し、あまり,公認会計士っぽい仕事はしていませんが,勉強している皆さんのためにも,私の知り合いの公認会計士の経験も踏まえ,公認会計士の魅力について,書きたいと思います。
会計士の魅力は,色々あると思いますが,一般的に言われることを説明します。
1.業務が専門的であること
監査・税務業務は独占業務であり,専門的な仕事ですが,それ以外にも,コンサルティング業務・財務・M&A・デューデリ・予算管理・経理・経営企画・IPO等,仕事の選択肢は非常に広いと思います。
新人の方がたまにいうのは,いまやっている業務は会計士でなくてもできると思うんですよねと。当然,新人のうちは,雑務的な業務もありますが,それはどの仕事でも同じことですし,逆に,そのような雑務をやることで学ぶことも多いのです。
その上で,最終的にはやはり専門的な業務を多く行うことができる点は魅力だと思います。
2.業務の選択の幅が広いこと
皆さんも,仕事をしていくにつれ,個人個人,やはりより好きな業務というのが出てきます。このとき,会計士は様々な業務を行っているので,選択できる業務の幅が広く,好きな仕事,やりがいの持てる仕事を選択できる可能性が非常に高いと言えます。
一生に一度の人生ですから,自分がやりたい仕事を自分で選択できるという点は,本当に魅力的だと思います。
人生,多くの時間を仕事に費やすので,やりたいことをやれる可能性が高いというのは,本当に大切なことなのではないかと思っています。
コンサル・起業・CFO・金融・商社など,公認会計士になった後からでもいくらでも選択できるのも大きな魅力ですし,会計士の専門知識があるからこそ,差別化を図りやすいと思っています。
もちろん,監査法人時代に,受け身で監査をしていて,形式的な監査しかできない人は,他の組織に行ったら,一切使い物にならないと思います。
しかし,そのように,仕事をする方は,どの職業を選んだとしても,もともと活躍は難しかったのではないでしょうか。
つまり,活躍できる仕事の仕方ができる人にとって,公認会計士の知識は,非常に大きな武器になりますし,そのような知識の土台を学生時代の2年程度の勉強で身に付けられるのは,非常に投資対効果が高いと思います。
3.収入がよいこと
最近の不景気で,若干下がりましたが,今でも初任給で450万円から500万円はあります。残業代がつくようなジョブに配属された人は,さらに稼ぐことができます。これは,一流企業の初任給300万円強に比較しても相当高いと思います。
勤務7・8年目(30歳前後)のマネージャクラスで,1,000万円程度です。この時期が,若干伸び悩むので,一流企業とそこまで差がないといわれることもありますが,その後,パートナーになれば,平均して1,500万円以上になります。パートナーになれる年次は,個人差がありますので,一概に言えませんが,早い人は30代後半にはなれます。
パートナーをある程度の年数やれば,2,000万円以上稼ぐ方のほうが多いと思います。パートナーも従来は,ほぼ全員なれるといっても過言ではありませんでした。今後は,さすがに全員とはいきませんが,一流企業の出世競争等は,レベルが違いますので,パートナーになれる可能性は非常に高いといっていいと思います。
ですので,なんだかんだで,やはり監査法人は高収入だと思います。
確かに,近年合格者を増やしすぎた時期があり,出世競争が起きているのも事実です。しかし,今後は合格者を戻したので,落ち着いてくると思います。
さらに,本来,普通にやっていれば,パートナーにほとんどの人がなれていたこと自体が異常ともいえます。
後,金融や商社等の収入が高い業界とよく比較されますが,そのような業界は,多くの人が関連会社等への出向をしているので,親会社の平均年収が高くなるという傾向を忘れてはいけないと思います。
さらに,外資系の金融のように,とても給料が高い業界は,本当に実力がないと生き残れないですし,さらに,景気が悪くなれば,大量のリストラもするような業界ですので,公認会計士等と比較をしてもしょうがない業界かなと思います。
もし,そのような業界に魅力を感じる場合にも,公認会計士としての知識を活かして転職していくことで,より,競争に勝ち残りやすくなるのは間違いないと思います。
4.世の中の変化に強いこと
これからの時代,変化が非常に速い時代で,30年業績の良い会社は,本当に少なくなると思っています。ですから,一流企業に就職すれば安泰という時代ではもうないのだと。
その中で,どの業界が伸びていくかを予測することは非常に難しい時代です。公認会計士の仕事である,監査・税務・コンサルティング等は,どの業界が伸びようとも会社が存在する限り,普遍的に必要な業務です。
そういった意味でも,これからの時代の変化に左右されづらく,変化に強い業種といえるのではないでしょうか。
これは,医師・弁護士・税理士等の士業全般に言えることだと思います。
専門的な業務をできるようになるメリットは多いと思います。
もちろん、専門知識以外にもコミュニケーション能力・精神力・論理的思考力・対人関係力等、様々な要素が必要ですが、専門知識はその中でも強力なものだと思います。
医者がいくらコミュニケーション能力が高くても、専門知識がなければ患者として不安になってしまいますし。
5.今後さらに活躍の場は広がる
公会計しかり,ますます情報公開社会になるので,公認会計士の必要性は高まると思います。
さらに,NPO会計等ももっと公認会計士が進出するべき領域です。
また,今後,小規模な会社も多くなり,かつ直接金融の割合も増えていくので,適切な財務戦略や情報開示に関する専門知識を有する専門界に対するニーズも増大するでしょう。
逆に,無料の会計ソフト等も出てくるので,単に数値を作るだけは無料に向かうと思います。つまり,それしか価値を出せないような会計人は不要になるのだと。
単に数値を作るだけでなく,そこからいかに価値の高いアウトプットをできるかがより求められる時代になると思います。
6.やっぱり親が進めるだけのことはある(会計士の子どもは会計士が多いこと)
これも,医師・弁護士・税理士等の士業全般に言えることですが,医師・弁護士・会計士の子供は,医師・弁護士・会計士になる比率が非常に高いという事実。税理士のお子さんも,会計士や税理士になる方が多いです。
やはり,親がそのメリットを実感し,子供にも勧めているからだと思います。これは,メリットのもっとも納得のいく現実なのかなと思っています。
7.学歴崩壊・資格崩壊と言われるけど
最近は,高学歴でも安泰でない。
資格を取っても安泰でない。と言われることが多いと思います。
これからの時代は,どんどん競争が激しくなるので,その傾向は益々高まると思います。しかし,これは,学歴がいらない。資格がいらないということではないのだと思っています。
学歴だけでは厳しい。資格だけでは厳しいということであり,なければもっと厳しい時代になっていると認識しています。
学歴があれば,やはり就職しやすい。
資格があれば,高度な専門知識に基づいて付加価値を出しやすい。
ことは間違いないです。ただ従来と比較してそれだけでは不十分になっているのだと。
だからこそ,いい大学に入って安心するのではなく,いい資格を取って安心するのではなく,さらに,自分の武器を磨き,社会に価値を提供できるように研鑽し続けることが大事なのだと思います。
公認会計士の資格を取得したのみの関わらず,高収入を稼げない方は,逆に取得していなければ,もっと状況は厳しかったと思います。
今勉強を行っている皆さんに対して,少しでもモチベーションが上がる情報が提供できていたら幸いです。
メリットは,個々人で考えも違うと思いますが,一般的にはこんな感じではないかと思います。
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私も聞いた話ですが、会計士の魅力について、シェアさせてください。
「数字の裏には、なにかある。」
つまり、会計上あれっ?と思ったら、その裏で何らかの事象・事実が起こっているということだそうです。
これを聞いて、会計士って、数字からビジネスを見る力を養うことができる職業なんだと改めて思いました。
もう一つ、これは人にもよるかも知れませんが、仕事そのものが経済のインフラであるということから、やりがいを感じやすい職業なのではと思います。
ご参考になれば幸いです。
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>トミーさん
そのとおりだと思う。単に会計・財務・税務の専門家というだけでなく、その数値から何を読み取れるかという視点は大切だよね。そして、
経済のインフラとして日本経済を支えているという誇りも大事にしてほしいことだね。わざわざコメントありがとう(笑)
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こんにちは!初コメントさせていただきます!アメブロをいろいろ見ていたらたどり着きました!また訪問させて頂きますので、更新がんばってくださいね!
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おじゃまします!記事読ませていただきました!今日は休みだったので、ネットサーフィンしてたらたどり着きました!お互いに更新がんばりましょう!
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こんにちは!ブログ読ませていただきました!ネットサーフィンしていて、興味深いブログだなと思い拝見しました!お互いに更新がんばりましょう!