学生が起業することについて!

最近,学生起業家的なものが流行っています。

インターネットで様々な情報が入ってくることやインターネットの普及でお金をかけずに個人で始めやすくなっていることも影響していると思う。

その上で,色々な可能性はあるし,学生で起業しうまくいった人もいるので,何が絶対に正解かなんて何もないですが,自分の今までの経験を踏まえると,学生で起業することは,やめたほうがいいと思っている。

その理由は,以下のような理由です。

1.そんなに焦る必要がないこと

  社会人生活は,40年間もある。そしてなぜそんなに焦るのか。もっと実力を付けてから,もっと社会を 理解してから,もっとビジネスの仕組みを知ってから始めたほうが絶対にうまくいく可能性が高い。

  確かに,一部で学生時代から起業して,大成功している人もいる。ただ,その何百倍も学生時代に起業して失敗している人がいると思う。

  かつ,世の中で大成功した起業家の多くが,学生時代に起業などしていない。ビジネスマンとしての実力をつけ,ビジネスプランを練って,起業している。

  起業が盛んなアメリカ等でさえ,社会人経験を積んだ後に,大学院などで再度専門的な勉強をし,起業する人も多い。

  だから,焦って起業する前に,もっと勉強して,もっと経験を積んで,実力を養った方がいい。

  ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダーさんなんて,60過ぎてから起業しています。

2.起業することは簡単,10年・20年と継続することは本当に大変

  起業することは,情熱があって勇気があればいつでもできるし,簡単だと思う。問題は,本当に10年,20年,継続していくことができるかだと思う。

  まず,休みなく,毎日12時間以上働く覚悟がない人は,起業なんてしない方がいい。そんな甘い世界でないし,それぐらい最初の数年はがむしゃらに頑張らないと,うまくいく可能性は低い。もちろん,個人事業主のような形で,ひとりで食べていける程度稼げばいいというのであれば別であるが,上場企業を目指そうと思っているのであれば,休みなんて取っている暇はまずないと思う。

3.ほとんどの会社が3年以内に倒産しているという事実を大切に

  

  起業して,3年間持つ会社は10%とも言われている。さらに,その後10年持つ会社はさらにその10%とも言われている。どうしても成功した話だけが世の中に回るが,その裏側に何倍も失敗したケースが存在している。武勇伝に踊らされるのではなく,まずは実力を養うことを優先したほうがいい。

  うまく,時代に乗り,たまたま1年2年結果を出すことと,10年20年結果を出し続けることは全く別物であり,後者になるためには,実力が不可欠であると感じる。

4.まずは社会人で結果を出してからにした方がいい

  ビジネスの経験がゼロで起業するなど,車の運転免許を持っていない状態で,いきなり高速道路を走るぐらいリスクがあると思う。どうしても起業したい人は,社会人になって,同期で最も出世するぐらい徹底的に最初の数年働き,そこで結果を出してからでも遅くない。逆に同期の中で出世できないようでは,ビジネスの力が足りないと言わざる得ない。

  起業することは熱意があり,決意すればいつでも始めれるのだから,まずは,社会人としての土台を気付いて,結果を出してからでいい。

5.責任の重さがとても大きい

 ビジネスを立ち上げ,社員を雇うということは,責任がどんどん大きくなることだと思う。自分の家族を守っていくだけでも大変なのに,社員やその家族の人生まで背負っていくということが起業するということだと思う。どんな困難にぶつかっても,諦めたくなった時にも,決してあきらめずに,前進し続ける覚悟を持っていないのであれば,起業なんてしない方がいい。

 さらに,成功すれば,時間的に,経済的に自由は手に入れることはできるが,その反面,社会的責任はとてつもなく大きなものになる。人として正しく生きることが求められるし,何か落ち度があったら,どんどん文句や指摘を受ける立場になる。だからこそ,社会にために正しく大きく生きたいという気持ちがない人は,制約だらけと感じるかもしれない。

6.人間性をとことん磨くことが求められる

 経営者になるためには,人格を磨く必要がある。様々な人に信頼され,時には厳しいことも伝え,反対意見を押し切ってでも決定しなければいけないことも多々ある。それでも,多くの人が一緒に歩んでくれるためには,人間的に徳を磨きつづけなければいけない。

 人として正しい道を歩み続ける覚悟がないのであれば,すべての社員に対して,人として見本になるぐらいの気概が必要である。

7.最低限最初の6か月は売り上げが上がらなくても経費を賄えるぐらいの蓄えはする

 起業した最初の数年は,資金繰りとの戦いだと思う。毎日銀行残高を心配し,給料日に社員の給料を払えるのかを心配し続ける日々が始まる。

 起業当初に,業務に専念するためには,最低でも6か月以上の経費分ぐらい貯金があるぐらいの蓄えはした方がいい。

上記の様に,起業するということは,本当に大変なことである。ただ,いろいろ書いてきたが,自分は起業する人が増えてほしいと思っている。

自分のやりたいことをやり抜く。

大きく成長し,社会に大きな影響を与える。

本当に充実した人生を歩む。

経済的にも豊かになれる

世界に変化を与える。

こうしたことを達成するためには,起業というのは魅力的で可能性に満ちた選択肢だと感じる。

本当に成功すれば,上記のようなすべてを手に入れることができ,本当にやりたいことを貫ける自由を手に入れることはできる。

ただ,その道のりは,本当に厳しいものであり,その道を生涯進み続けるためには,志や本当の覚悟が必要である。たぶん起業前に想像している何倍も厳しいものだと思う。

だからこそ,将来的に起業してほしいとは思っているし,そういう気概のある若者が増えてほしいと思ってもいる。

でも,どうしても伝えたいのが,そんなに焦る必要はないということ。

もっと勉強し,もっと自分を磨き,たくさん仲間を作り,ビジネスを知り,それから起業したほうがいい。

25歳で起業しても,30歳で起業しても十分間に合うし,その方が成功する可能性は圧倒的に高い。

何事も早く経験することは大事であるが,大きなダメージになる可能性があるチャレンジをするには,しっかりと準備したほうがいい。積極性も計画性がなければ,ただの蛮勇になる可能性がある。

ましてや,起業するために大学を途中でやめるなんて本当にやめたほうがいい。

それでも学生時代に起業したいのであれば,起業している人に,ビジネスプランを話し,アドバイスを受けることを進める。そこでコテンパに駄目だしされるようであれば,もっと修行したほうがいいし,もっと綿密に計画を立てたほうがいい。

また,金銭的にも覚悟を決めないといけないので,親からの援助などすべて断り,生活費もすべて自分で払うぐらいの覚悟を持って臨んでほしい。,それでも失敗すれば自己破産する可能性も覚悟しないといけない。それぐらい熱い覚悟もないのであれば,まだ,やめておいた方がいい。

夢は大きく持った方がいい。

自分のやりたいことをやったほうがいい。

ただ,しっかりそのための実力をつけることと,計画を立てることも同時に大切にしてほしい。

もちろん,学生時代に起業して,そのまま大成功する方もいるので,あくまで確率論の問題ですが。

志を持った,若い人を心から応援したいと思うからこそ,勢いだけで起業をしない方がいいと感じています。

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