公認会計士試験 勉強時間はどれぐらい必要なのか?

公認会計士を合格した方の勉強時間はどんなもんなのでしょうか。

勉強を開始しようか検討している方も、実際に勉強中の方も気になる部分であると思います。

巷では,3,000時間とか5,000時間とか言われていると思います。

そういわれると膨大な気もしますが,

社会人になれば,毎年2,000時間以上は仕事しますので,

40年間で80,000時間以上

50年間で100,000時間以上 働くことを考えたら,

100,000時間を楽しく仕事をする実力をつけるための,先行投資はしっかりとやったほうがいいと思います。

そんなことは置いておき,実際どれぐらい勉強しているのでしょうか。

私が,10年以上の講師をしてきて,実感として感じるのは,以下のような感じです。

まず,2年間のコースで一発合格する学生さんの平均像ですが,

1年目は,講義が週に3・4回とその復習で20時間程度

その他に,定期的に過去の分野の復習を週に10時間~20時間程度やっていると思います。

2年目は,講義は週に4回とその復習で24時間程度

その他に,定期的に過去の分野の復習を週に20時間~30時間程度やっていると思います。

短答,論文直前の2・3か月は,ほぼすべて自習ですが,週平均で60時間程度ではないでしょうか。

一年目平均週35時間×50週 =1,750時間

二年目平均週50時間×30週 =1,500時間

直前期平均週60時間×20周 =1,200時間

合計(講義等も含む)     = 4,450時間

という感じですかね。もちろん,旅行に行ったりする期間もあるので,実際もう少し少ないと思います。

一年間の勉強で合格する人は,一日10時間を300日以上やると思いますので,最低3,000時間という感じです。

よって,3,000時間~5,000時間程度は必要になると思います。

もちろん,2年間かけて,3,000時間程度で合格していく人もいるので,個人差はあります。

あくまで一般論ですということで。

また,受験回数が,増えれば増えるほど,過去の論点の維持に余分な時間がかかりますので,総勉強時間はどんどん増えていってしまいます。

この過去をキープする時間が想像以上に時間がかかる。

ですので,やはり,2年間程度の短期間に集中して,短期合格する方が効率的であると言えます。

私の経験は,

1年目  週45時間×50週 =2,250時間

2年目  週60時間×30週 =1,800時間

直前期  週70時間×20周 =1,400時間

ぐらいだったと思います。

夏休みや冬休みには旅行にいったり,週に1日は完全にオフの日を作っていました。

また,2年目の途中までは,アルバイトも週3回やっていました。

1年目に,通常の方よりも多く勉強したおかげで,基礎がしっかり固まったと思います。

その上で,合格しない人のほとんどは,

勉強時間の絶対量が足りていないことが多いです。勉強時間が足りていて不合格になり続ける方というのは,全体から言えば5%ぐらいしかいないです。つまり,絶対量をやれた方はほとんど合格する試験だと思います。まあ,そこが難しいのですが。

勉強方法も大事なのですが,ある程度量をやっている人は自然に正しい勉強方法に近づいて行くので,量でカバーできる部分は多いです。もちろん,より効率的に合格するために勉強方法も大切ですが,今回は,量に着目して説明したいと思います。

では,勉強量が足りない方の特徴について,主なものを列挙していきますので,仮に該当しているものがあるのであれば,改善することをお勧めします。

1.授業後の復習が疎か

一番あるのが講義後の復習が疎かになっている人。週3・4回の講義を受けた後に,最低でも 講義時間と同じ時間ぐらい復習に費やさないとなかなか身につかない。

この傾向のある人は,どっかでしっかり復習をしないと身につかないのはわかっているんだけど,後でやろうと思ってしまう傾向がある。ただ,後でやればやるほど,どんどん忘れているので,その論点の復習にも時間がかかってしまうし,他の論点の吸収も下がるという2重の不効率が生じてしまいます。

2.過去の復習を定期的にやらない

今進んでいる講義の復習だけでなく,過去の論点を定期的に見直し,実力を維持する時間を取らない。この場合,答練を受けないという症状や,答練を受けるのだけれども点数が悪いという症状がでてしまう。講義後に,一度しっかり理解するだけでなく,その後,定期的に反復して,実力を維持し続ける大切さを失念してしまっている。

上記二つの傾向が特に出るのが,学習1年目です。学習1年目の勉強時間が週に20時間未満の方は,何かしら勉強量が足りないので,しっかりと復習できていない可能でいが高いので,最低でも30時間以上はとるようにすることをお勧めします。

また,そのような1年目を過ごすと,2年目に必要な勉強量を確保しても,1年目のマイナスを取り戻せずに,もう一年多くかかってしまう可能性が高まるので,注意しましょう。


3.上級生の方に生じやすい罠

既修者の上級生の方に生じやすい罠が,勉強量の絶対量に対する誤解です。一度受験した後の一年間の中で,成績を大幅に上昇させ,確実に合格ラインを超えるためには,年2,400時間以上必要だと思います。一日8時間以上を300日。

その理由は,現状をキープするだけでも一日5時間・6時間の勉強が必要なので,そこから実力を向上させ,精度を高めるためには,過去にどれだけ勉強したかではなく,直前の一年間でどれだけ勉強したかが大切だからです。

上級生の人は,この感覚を持っていないと,新しいところをやっていたら過去できていたところの力が落ちてしますという悪循環から抜け出せないので,油断せずに勉強時間を確保してもらいたいと思います。


4.集中力が足りない

形式上は机に向かっている,専門学校にいる時間は足りていても,その時間に集中して勉強していない可能性が高い。だらだら8時間勉強する内容を3時間から4時間でできることは多々ある。よって,形式的な勉強時間ではなくて,実質的な勉強時間に換算すると量が足りていないという状況。

5.生活の中で無駄な時間を削っていない

たとえば,一日6時間勉強するとした場合,朝9時から15時まででもできます。その結果夜は毎日自由に使うことも可能です。よって,勉強時間が足りない人は,一日の中で無駄に時間を過ごしていることが多いいと思う。

テレビ・ゲーム・漫画・内容のないおしゃべり。。。

こういう時間を削り,勉強時間を確保した中で,両立したいものにしっかりと時間を使えるようにすることがお勧めです。バイトやサークル,友人との重要な遊びは両立していいと思います。ただ,なんとなく得るものもないけど惰性で過ごしてしまう時間を極力減らすことです。テレビも1週間前から楽しみにしているような番組だけ見るようにして,なんとなくつけたら見てしまうような番組を見ないようにするだけで随分違います。

長い人生で,そのような時間もとても大切だと思いますが,勝負どころの時期にそのような時間に時間を使わないようにすることは結果を出すために大切だと思います。

忙しい,忙しいと言っている人ほど,意外に無駄な時間を多く費やしていることも多いので,

まずは,何としても必要な勉強時間を確保することを優先順位の1位にする。

その上で,それ以外の空いた時間で両立したいことの優先順位の高いものから実施していくことが大切だと思う。

自分も,バイトや友人との遊び,定期的な旅行を行いながら,上記時間は必ず確保していたので,皆さんも無駄な時間を省くことで,勉強量を確保しながら,大事なこととの両立を図ってもらえればと思います。

特に,今学習を開始された1年目のかたは,まずは学習1年目に十分な勉強時間を確保することが,短期合格への大切な道であるということを強く認識してもらえればと思います。

勉強中は大変ですが,頑張った以上のものが必ず手に入りますので,しっかりと乗り越えてほしいと思います!

 

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