仕事でも勉強でも疑問があった時に,
聞くのが恥ずかしい,まあよくわからないけどいいやと解決しないことがある。
そういうことを積み重ねていると,後々痛い目を見ることにつながってしまう。
『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』
このことわざの通りだと思う。
実は,仕事でも勉強でもできる人ほど,疑問点は質問していることが多い。
彼らは,聞くことを恥ずかしいなどと思わず,
わからないままにしておいて,成果が出ないことを恥ずかしいと思っている。
特に若いうちは,なんでも聞けるという特権を持っている。
年を重ねた後では聞きづらくなることも,若いうちは許される。
もちろん,まったく考えずに,質問していてはいけないが,
ひとりでは考えても解決しないことは,質問するべきだと。
特に会計士の勉強は,全員が初めての経験で最初は右も左もわからない。
その時に,疑問点はどんどん質問して,正しい勉強方法を実践する方が,圧倒的に効率的になる。
以下では,勉強において,質問するメリットおよびその時の注意点を述べておきます。
1.理解につながる
正しい理解をすることができる。正しい理解をすることにより,暗記する内容も減り,応用力もつくため,効率的に勉強が行える。
効果的,効率的に勉強するためには,ある程度自分で考えたにもかかわらずわからないことに必要以上に時間を使わない方がいい。
一人で考えてもわからないものはわからないため。
2.すぐ質問する
疑問点は,ある程度自分で考えた後であれば,すぐ質問することがいい。勉強なら,できれば翌日までに。遅くとも次の講義までに行う。
この間隔があけばあくほど,内容を忘れていってしまうため,非効率になってしまい,理解度も弱くなってしまう。
3.アドバイスが受けることが可能になる
質問をすると,実は,質問された側も質問者の理解度や状況を把握することができる。
そのため,勉強方法等で修正したほうがいい箇所等が見受けられた場合に,適切なアドバイスをもらえる可能性が高くなるので,より効率的になる。
4.必ず自分なりに考えてから質問する
自分で全く考えていない状態で質問しても実力はつかない。
論理を組み立て,ここまではわかるが,この部分がわからない。
この部分について,自分はこう思うのだけれど,なぜこうなのか。
といったような自分なりの見解を持って,質問に来ることが望ましい。
これは,正しい勉強方法をするためにも,全体像・趣旨から考える癖をつけるためにも,質問の仕方を意識してほしい。
一番よくない質問は,この論点が全く分かりません です。
成績を伸ばすためにも,良い質問の仕方をすることをお勧めします。
5.何度も同じ質問をしない
仕事では,何度も質問をしていては,上司に怒られてしまう。
勉強中は,怒られるからではなく,効率的に勉強するためにも,一度質問した内容や,一度受けたアドバイスを守ることに意識をおくといい。
何度も同じ失敗をしないために。
本当に,成果を出す人ほど,多く質問に来る。
勉強も成績のいい人ほど多くの質問に来る。
ライフネット生命の岩瀬さんも,上司に,お前ほど質問に来る部下を見たことないと言われていたそうです。
他の人は,もっと自分で何とかしようと思ってしまう。
そのせいで,余計に時間がかかってしまうと。
もちろん,何でもかんでも質問していてはいけないが,しっかり考えたうえで,これ以上自分で考えるよりもアドバイスをもらうべき個所では,躊躇なく質問をした方がいいと言っています。
私も,CPAの生徒時代には,どんどん質問してました。
(大学までの学校の勉強では質問したことなかったですが。。本気でやってないと質問する必要性もかんじれていなかったなと。。)
皆さんも,遠慮なく,どんどん良い質問をするように心がけてみてください。
どんな人も,初めは何も知らないのだから。
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