公認会計士試験における考える力について!

公認会計士の試験において,

論点をしっかりと理解する。

目標を意識して,それぞれの手段の目的を考えて最善の方法をとる。

原因分析をしっかり行い,最適の手段を採用する。

こういうことが考える力である。

その上で,この考える力がなかなか実践できないという方が多いので,再度詳しく説明します。

1.論点の本質的な理解とは

  簡単に言うと,全体像から具体的会計処理まで,縦のつながりを意識し,しっかりと自分の言葉で言えること。その論点をまったく知らない人に教えれる状態を目指してほしい。

  その時に特に気を付けてほしいことは,以下の3つ。

   ・結局何が言いたいのかを常に意識すること。つまり簡潔に説明できること。

   ・さらに,常に全体像を意識しながら具体的会計処理までを理解すること。

   ・その時に縦のつながりと横のつながりで論理破綻が起こっていないこと。

  この内容の詳しくは,下記の記事を参考にしてみてください。

  http://ameblo.jp/cpakunimi/theme3-10053213305.html

2.会計士に合格するという目的を意識し,それぞれの手段の目的を考えて最善の方法をとること。

 これは,テキスト・基礎問題集・短答式問題集・答案練習等を行う目的の本質を常に意識すること。

 テキストは,講義と合わせてまずすべての論点を理解すること・知識を網羅的に確認することを目的

にしている。そのため,最初に講義を受ける際と,最初の復習の際には,1の論点の本質的な理解をすることに意識を集中してテキストを読み込むことが大切。

 その上で,定期的に知識を忘れないように読み込むときには,結論を確認することが主目的。

 このように状況に応じて,今何のためにテキストを読んでいるのかを常に言えるようにすること。

 その上で,論点によっては,理解が不足していたので,理解をする読み方をする個所もあれば,理解はできているので,忘れない様に,結論だけ読むやり方もあるので,ひとり一人が趣旨を考え使いこなさないといけない。

 それぞれの教材の目的や使い方は,CPAではテキストの序章や定期的に行うガイダンスで話しているので,これ以上の細かい説明は省略させてもらいますが,どの学校でも,最低限それぞれの教材の使用方法や目的,意識してほしい点は伝えていると思うので,その学校の方針に従えばいいと思います。

 ただ,1.も2.の内容も考え方の視点や原則は伝えられますが,それをどれだけうまく使いこなせるかはなかなか簡単にはできません。常日頃から目標を意識し,本質を意識し考える癖がないといけない。よく,どのように考えればいいか教えてくださいというが,視点や原則は教えているにもかかわらず,本人が実際に考えるプロセスを踏まず,答えを知りたがってしまう。

 自分で考える時間を取らないといつまでたっても習得できないことが理解されていないと思う。

 日々考え,考え,養われる。全体像から考える。常に目的と本質を意識して考えるということを知らない人などいないと思う。そこをどれだけ意識して考えるというアクションを取るかとらないかの違いではないかと思う。

 もしどうしても考えかがわからないという方は,論理的思考力の本でも一冊読んでみることをお勧めします。以下の本など基本書でお勧めです。

3分でわかる ロジカル・シンキングの基本

それでも考え方がわからないというのは,単に甘えだと思います。考え方がわからないのではなく,真剣に考えようとしていないのではないかと。

それでは,社会に出てから活躍するのは難しくなりますので,今のうちから,自分でしっかり考える習慣を身に付けてほしい思います。

 基本を押さえ,後はひたすら実践しないといけないので。

3.原因分析をしっかりし,問題の本質を把握し,適切な解決策を実行する。

 これこそ,完全に論理的思考の基本スキルであるロジックツリーです。

 まずは,原因をロジックツリーで分解し,根本原因の落とし込む。その時のポイントはなぜそうなっているのかを5回ぐらい問い続け,5階層ぐらいまで原因を掘り下げること。

 さらに,原因が複雑に絡み合っていることも多いので,因果関係をしっかりと考えることが大切。

 その上で,根本原因が把握できたら,その原因を解決するための手段についてもロジックツリーで分解し,具体的アクションを列挙する。

 その上で,自分の現在の状況や実力に応じて,コストパフォーマンスの高い解決手段から実行に移す。

 単に,解決策の羅列で終わらずに,その中で,必ず,優先順位を意識しないといけない。

 この原因分析のロジックツリーもひとり一人状況は違うので,マニュアルで教えられるものではない。

 ロジックツリーで分解して深堀する意味や目的を理解し,自分でやらないとほとんど効果はない。

 原因分析については以前のこちらの記事も参考に

 http://ameblo.jp/cpakunimi/theme12-10053213305.html

 論理的に考え,より最適な方法を取るということは,基本スキルは教えることはできる。しかしどうすればより上手に使いこなすことができるかは教えても養われない。自分で葛藤し,考え,その上でないと伝わらないことがほとんどだと思っています。

これが教えられるのであれば,全員カリスマ経営者やカリスマコンサルタントになっちゃいますよね。

その上で,日々考える際に大切な視点を意識してもらいたいからこそ,

多くの学生が質問に来た時に,以下のようなことを必ず聞くようにしている。

この論点はどういう取引だっけ?

結論は何?

簡潔に言うとどういうこと?

何のために今テキスト読んでいるの?

何のために今問題集読んでいるの?

つまり,全体像から意識できているかどうか。今なぜそのアクションを取っているかという理由が説明できるかどうかを判断するために。

この問いに答えられるように勉強するということが考えて勉強しているということなのだと思います。

逆に答えられない場合には,考えて勉強していないということを意味していると。

まとまりのない文章になり申し訳ないですが,

一つ一つ考える習慣をつけてほしいと思います。

合格後,社会に出てからも本当に必要な力ですので。

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コメント

  1. おせんべい より:

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    ありがとうございます。
    記事を読むと、おぼろげながら先生の主張の背景が見えてきた気がします。
    >>
    それでも考え方がわからないというのは,単に甘えだと思います。考え方がわからないのではなく,真剣に考えようとしていないのではないかと。
    >>
    「すぐに答えを欲しがり自分で考えようとしない精神構造の受験生」が一定数いるということでしょうか。
    つまり、考えないことの原因が「考え方のスキルや知識の不足」にあるのではなく、単に「答えを知ればいいという精神構造」にある。
    だとすれば、知識云々の前にそのような精神構造から脱却させることが主眼となるかもしれませんね。
    詳しく記事を書いて下さってありがとうございました。私自身も、考えるということについて"考える"きっかけとなりました。

  2. 国見健介 より:

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    >おせんべいさん
    なかなか,文字でうまく伝えることができず申し訳ないです。今後も率直な想いを色々聞かせてください。

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