一貫性について想うこと!

一貫性とは,初めから最後まで矛盾の生じない考え方・行動・態度を持続すること。

今日は,一貫性について想うことを述べたいと思う。

私は,人にとって一貫性はとても重要であると考えている。

その理由は,大きく以下の2点である。

①自分の信念に基づいて一貫して考え行動することで,進むべき道ややるべきことに悩まなくなるということ。

②他人からの信頼を得ることができる。

一貫性が重要なことに特に異論はないと思うので,一貫性の中身について掘り下げてみたいと思う。

一貫性は,まず自分の心の中で一貫性が保たれていることが大切である。その上で,周りの人と触れ合う中で色々と一貫性に矛盾するようなことが生じたときに,自分の中で再度一貫性を作り直す作業の繰り返しで強化されていくものであると思う。

例えば,人にうそをついてはいけないという原則があったとする。

また,仲間を裏切ってはいけないという原則があったとする。

子供のころに,親から教わる大切なことである。

この一貫性を子供はまず理解する。その上で,その一貫性に矛盾するようなことが様々起こってくる。

例えば,学校で友達が悪いことをしたのを知っていたとする。それを先生や親が誰がやったのかを詮索しているときに,子供は友達を守るために黙っていたとする。

この場合,人にうそをついてはいけないという原則と仲間を裏切ってはいけないという原則の一貫性が保たれなくなる。

その時に,子供心なりに,仲間のためなら嘘をつくことも必要なんだという一貫性を作り直すこともあれば,悪いことをしたらそれを指摘し,直させることは仲間を裏切っていることには矛盾しないという一貫性を作り直すこともある。

また,うそを言ってはいけない。仲間を裏切ってはいけないという教えをしてきた親自身が,うそをついているのを見たり,仲間を裏切っている事実を見たりすると,子供は混乱する。

一貫性とは何なのか。人を信じていいのかという様々な考えが生じる。

その上で,人間なんて時には嘘をつくし,仲間を裏切るという一貫性を作り直す人もいるし,親に対してでも悪いところは悪いといい,もともとの一貫性をより強化する子供もいると思う。

つまり,うそを言ってはいけない。仲間を裏切ってはいけない。相手を信じようというような一つひとつの一貫性について,最初は心から納得しているのだと思う。

そして,その一貫性に矛盾する事実に直面した時に,どのような一貫性を作り直すのかが人によって大きく変わってしまうのではないかと。

様々な原体験・環境がその人の価値観や信念を創り上げているということなのだと思う。

この時に,如何に,本来あるべき一貫性を保つバランスを自問自答し,様々な事象が複雑に絡み合う現実社会で,本来あるべき一貫性をどう保つかを確立していくことが必要なのではないかと思う。

例えば,悪いことをした友人がいて,それを見て見ぬふりをすることは良くない。しかし,友人に嫌われることも避けたい。そのためにはどうすればいいのかを考える。

そして,友人に,なぜ悪いことをしてはいけないのか,友人のことを心から大切に思うからこそ,指摘している旨を正直に,向き合って伝えることで,解決できるのではないかという一貫性を作り直す。

そして,それを実行してみる。その結果うまくいけば,その一貫性がより強化されるが,うまくいかなかった時には,その一貫性は正しくないのかという疑問が生じる。

その場合に,再度その一貫性は正しいと思い,言い方や伝え方が悪かったと思うのか,その一貫性は正しくないので,このような状況の時には見て見ぬふりをするのがいいという一貫性を作り直してしまうのかの差が生じてしまう。

何が言いたいかというと,人は日々このようなことを日々繰り返し,その結果として、価値観・信念が創り上げられている。

だからこそ,本当に正しい一貫性は何なのかを,自分の信念に常に問い続け,決定し行動し続ける必要があるのだと思う。

一貫性を意識せずに,その場の状況に表面上つじつまを合わせる方が短期的には楽である。しかし,それでは,自分の価値観信念が消滅してしまうか,ぼろぼろになってしまい,結果として,常に周りの目を気にする,空気を必要以上に読むようにするという,自分がない状態に陥ってしまう可能性がある。

また,もう一つ一貫性の難しいところが,自分自身として一貫性が保たれていることと,他人から見て一貫性が保たれていることの両方が必要という点がある。

例えば,自分ではうそをついていないつもりでも,他人から見たらほぼ嘘であるという状況も往々にして起こる。政治家の記憶にございません等が最たる例である。自分ではうそを言っていないでごまかしているつもりでも他人から見たらうそつきというレッテルを張られる状況は多々生じていることにも意識を置くことが必要となる。

もちろん,すべての状況で一貫性を貫くことは困難だし,現実的でないとは思う。しかし,できる限り,一貫性を貫くことを意識し続けなければ,どんどん一貫性が失われていくということは,認識していなければいけないし,一貫性について考え,一貫性を保ち続ける努力を怠ってはいけないのだと感じている。

一貫性は本当に奥が深く,一生答えなど見つからない問題なのだと思う。

だからこそ,なおさら,一貫性を大切に歩んでいくことが必要なのだと感じています!

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コメント

  1. maple-lily より:

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    とても深遠な言葉ですね。
    どんな状況でも自分を貫くことは想像以上に難しく、つい人目を気にして短絡的な道を選択したことは、ままあったように思います。
    しかし、人の心とは意外に正直なもので、無意識のうちにも揺さぶられ、やがて本能的に違和感を感じ始め、最後には悲鳴を上げます。
    一貫性を大事にするということは、時には敵を作り、また自分の中でも葛藤し、それによって苦しんだり傷ついたりする覚悟も必要で、本当に勇気がいることだと思います。
    それでも、それをやらなければ結局満足感は得られず、いつかは後悔することになる気がします。
    どんな状況であっても信念をもってやり抜く覚悟を持ち、なるべくなら自分の一貫性を大事に出来る環境に身を置くことが出来れば、自分の夢にも到達し易くなるのかも知れません。
     
     

  2. 国見健介 より:

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    >maple-lilyさん
    コメントありがとうございます。
    おっしゃる通り,一貫性を貫くことは本当に困難を伴うと思います。
    自分も貫けていなかったことが多々合ったように感じます。
    その困難さを実感した上で,できる限り一貫性を広げていこうと思考し続けるのか,一貫性を放棄して場当たり的な対応に終始するのかの違いが大事なのだと思っています。
    自戒の念も込め,一貫性を大切にしていきたいと思っています。

  3. tsuguo-kodera より:

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     素晴らしい記事だと感服しました。
     一貫性は成功の秘訣です。しかし、時として破綻の原因になることもあるでしょう。
     事業は始めるより撤退が難しい。液晶ビジネスで瀬戸際に追い込まれた有名企業、ソフトバンクに野球事業を譲った最大手流通業など、転進時期と方向を誤ったのかも。
     私の指導教官は有名な人でした。今は密かに仕事して表向きリタイヤしています。大学の先生時代から、仕事は転進、転進だったように感じられます。しかし、今でもお話させていただくと、初めてお会いしたときの助教授時代と変わりません。論や理論より、成果は事業の利益金で評価すると言っています。
     内面の一貫性が一番大事なのかも知れません。昨日先生とお会いし、この記事に遭遇し、昨日の印象をコメントしたくなりました。

  4. 国見健介 より:

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    >tsuguo-koderaさん
    小寺さん
    コメントありがとうございます。
    おっしゃる通り間違った一貫性を貫くと大きな過ちを起こすことがあると思います。変えて信念の部分と柔軟に対応しなければいけない手段の部分の見極めが大切なのかと感じています。手段が目的に移動してしまうことがあるのが人の常だなと実感しているところです。

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