今日は思考の停止について思うことを述べようかなと思う。
仕事をしていて,上司から,どうでもいいと思う仕事を頼まれた時を想定してほしい。
例えば,
『これ,50部コピーとっといて』と。
この時に,
こんな風に思う若い社会人は多いのでないかと思う。
『こんな仕事俺じゃなくてもやれるのに』
『俺がやりたかった仕事はこんなことではないと』
このように思う気持ちはわかる。
私も若い時にそのように思ったこともある。
ある時は,その気持ちを発言してしまうことや,発言しないまでも態度に表れてしまうことがあると思う。
しかし,その考え方は,お勧めしない。
望ましいのは,
『この資料をコピーする目的はないか』
『上司は,どんな資料を作成しているのか』
『コピーするよりいい方法はないのか』
『自分ならどんな資料を創るのだろうか』
どんな仕事でも,どのような視点を持つかにより,貴重な経験に変わる。
また,そういった下積みの仕事をするときに,どれだけ多くの気づきを得たのかが,その人の成長に大きく影響を与えてしまう。
だからこそ,万事から学ぶ意識を持つことが大切なんだと思う。
という話をしておいて,
今日の本題はここからである。
じつは,自分が,最もよくないと思っている状態は,
前述の不満を持つ人よりも,何の不満も持たず,言われたことを何も考えずに素直にやること。
不満を持たないという意味で,不満を持っている人よりもいいと感じる人もいるかもしれないが,
そういう人は,仕事に対して,無気力で,思考を停止している可能性がある。
この『思考の停止』という状態こそ,長期的に見て最も危険だと感じている。
何も考えないという状況は,
仕事なので,頼まれたことをやっていればいいという,完全に成長を放棄している状態。
この完全思考停止状態に陥ると,特に不満も感じないのではないかと思っている。
思考が停止すると,日々,完全なルーチンに陥り,
変化も成長も得ずらい状態になってしまう。
勤務時間が早く終わらないかということばかり考えてしまうような状況。
この思考停止状態は,問題が発見しづらいし,周りに文句を言うわけでもないので,
一見問題ではないように思えてしまうところが,思考停止の難しいところ。
すべてが受け身になってしまい,成長の機会を逃しているということを,当の本人も認識していない。
これは勉強でも当てはまる。
特に何も考えずにルーチンで勉強をしていると,吸収力が極端に下がってしまう。
多かれ少なかれ,すべての人が思考停止で行っていることがある。
如何にそのような何も考えずに,いつもと同じことをしている状態を少なくできるかなのかなと。
つい無意識のうちに思考停止になりがちだからこそ、
『なぜそれをやっているのか』
『もっといい方法はないのか』
『問題点・課題は何なのか』
『どうすれば課題は解決するのか』
と、思考し続けることを、常に意識しなくてはと感じている!
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非常に参考になりました。社会に出ていくにあたり,今のうちから意識して行動してみます。成果が変わってきそうです。
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>TOEIC満点学生さん
コメントありがとうございます。
考える力は,日々考えることの積み重ねでしか養うことができないと感じています。
無意識に陥る可能性のある思考の停止にならないように,自分も心がけています!
これからもよろしくお願いします!