人は,幸せになりたいと思って生きている。
ここに多くの人は異論はないと思う。
ただ,幸せが何なのか。ここが抽象的ではっきりしない。
だから,何のために生きているのかと人生について考え,悩むのだと考えている。
ですので,
本日は,幸せとは何かということについて,色々述べてみたいと思います。
(最近,幸せってなんですか的な問いがいくつか来たので)
まず,幸せというのは,心の中にあるもの。
どのような状態を幸せと捉え,不幸せと捉えるかは人によって違う。
唯一絶対の幸せの形は存在せず,価値観・環境によっても左右される。
何に感動し,何に喜びを感じ,何に心が満たされるのかという問題。
ただ,それを一般化している,マズローの欲求段階説が参考になると思う。
心理学者アブラハム・マズローは,人の欲求を5段階に分けている。
1.生理的欲求
生命を維持するための食事・睡眠等の本能的欲求
2.安全の欲求
安全・安定した状態を求め,不安や危険から自己を守る欲求
3.所属と愛の欲求
生理的欲求と安全の欲求が満たされると,現れる欲求
集団に属し,愛を与え受けたいという社会的欲求
4.承認の欲求
自分が集団から価値ある存在と認められ,尊重されることを求める欲求
5.自己実現の欲求
自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し,具現化していきたいという欲求
このすべての欲求が満たされれば,当然幸せを感じるわけであるが,程度の問題が生じる。
私は,幸せを感じるためには,健康と経済的に,自分が生活することに困らず,人の役に立つことであると思う。
ただ,健康の求めるレベル
経済的に求めるレベル
人に役立つことに求めるレベル
に対して,個人差があるので,幸せの定義が抽象的になっている。
また,まずは,健康と経済的に自分が生活するに困らないことを確保した中で,どう人の役に立つか。
その上で,経済的な目標は大切ではあるが,それが最優先にならない方がいいと思う。
まず,自分が生きていくために困らないようにするためのお金は大切。
しかし,お金至上主義の先に幸せはないと思う。
10億持っていようが,100億持っていようが幸せでない人は幸せでない。
これが,経済的な欲求だけではいけないことを示していると思う。
だからこそ,人との繋がりが大切だからこそ,
人にどう役立つか,社会にどう役立つかということが大切。
理不尽で明らかに間違っていることに対して,純粋に直そうという想い。
その時に,家族・仲間・地域・社会のどのレベルまで役に立ちたいのかは価値観だと思う。
1人の役に立てばいいのか,100人の役に立ちたいのか,1,000人の役に立ちたいのか
そのために,どのような能力を高める必要があるのか。
ここを考え,行動することだと思う。
どれが正しいわけではない。ここは価値観の問題なだけ。
私は,有事に強くなることを意識している。
何かが生じ,自分の無力さを感じることがある。
もっと自分に力があれば解決できたのではないかという後悔を少なくしたいと思っている。
何か起こった時に,それを解決できる力を付けておく。
そのために,仲間からの信頼はもちろん,自己の能力も専門知識,人格,問題解決能力等を日々磨くことに意識を置いている。
何をやっているかが問題ではなく,
どのような仲間と
どのような意識で取り組んでいるかが大切だと思っている。
よく,仕事がつまらないという人もいるが,
つまらない仕事などないと思っている。
すべての仕事で,社会への役立ち方はある。
また,そこで出会う人々と,信頼関係を築き,いい影響を与えることもできる。
そのような,社会に役立つ,人として成長するためにという目標を持って,仕事に取り組めば,どんどん楽しくなってくると思う。
取り組み方次第で,楽しくなるか,つまらなくなるかが変わるのだと思っている。
また,仕事にそのように取り組む結果として,人として成長し,プライベートでも信頼関係や絆が強固になり,人の役に立てることが多くなると思う。
だからこそ,生理的欲求や安全の欲求が満たされているのであれば,後の3つの欲求はすべてセットで高めていけばいいと思う。
能力を高め,様々なコミュニティーに属し,色々なことで,役に立てるようにする。
その過程で,人との絆や自己実現欲求が高まっていく。
私は,家族,仲間が困った時に力を発揮できる人間でいたいと思っている。
また,その力を発揮できる範囲が,10人よりは100人 100人よりは1,000人とどんどん広げていければより良いなと思っている。
そのために,日々様々な能力を磨いていきたいし,人との出会い,つながりを大切にしたいと思っている。
具体的な活動など何でもいいと思う。
そういう気持ちで取り組んでいけば,常に充実し,幸せを感じることができるのではないかと思っている。
最後に,幸せと思うか思わないかは,すべて気持ちの持ち方次第。
現状で満足することもできるし,もっと向上心を持って取り組むこともできる。
その時に,一生に一度の人生なので,向上心を持って,できることの範囲を広げていくことを追求していいのではないかなと思っています。
こんな感じが,私が考える幸せに対する考え方です。
ひとり一人幸せに対する考え方は違うと思いますが,何か一つでも参考になれば幸いです。
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