感情論ではなく論理的に判断する!

今日,消費税の増税法案が可決されました。

増税に伴う,景気低迷の問題,増税がすべて高齢者に対する社会保障に充てられる等の問題はありますが,

財政破綻を回避するために,まずは財政への国際的信任を高めるためには,致し方ないのかなと思っています。

その上で,増税を行った今後,

社会保障の一体改革,少子化対策への支出のシフト,地方分権,エネルギー問題,公務員改革,教育改革,外交問題,円高対策などの成長戦略等,課題は山積みですので,

それらの諸課題について,どれだけ取り組んでいけるのかを見極めなければいけないと思っています。

増税だけして,それらの課題が先送りされると,増税だけが繰り返されるという悪循環に陥り,それこそ,国家はますます衰退してしまいます。

その上で,あえて,感情と論理の関係を述べたいです。

今回の増税や昨今話題のエネルギー政策についても,どうも感情論の域を出ない議論が多いと思っています。

目の前の課題に対して,好きか嫌いか 賛成か反対かを感情で判断して,

増税反対 増税賛成

反原発 原発推進

という,議論がぶつかり合っていると思います。

人は,最後は感情で動くもの。

感情はとても大切です。

しかし,感情論だけの議論は本当に危険であると思っています。

感情で生きる生き物だからこそ,できる限り論理的に考える意識を持たないと過去の歴史の過ちを繰り返してしまうと。

感情論に伴う議論がなぜよくないのか,

1.物事の一面だけを捉えている

 増税問題にしても,目の前で自分の負担が増えるから反対。これが感情論の最も典型例。

 その感情を正当化させるために,景気が減速する,その前にやることがあるというような理由が後付されている印象を受ける。

 そのような,一面的な面から生じる感情に基づく結論が正しい結論である可能性は高くない。

 

2.100かゼロかの結論になりやすい

 感情論の場合には,賛成か反対かという100かゼロの結論になりやすい。

 本来は,様々な観点から議論がなされ,最適な案を選択することが目的にもかかわらず,極論で決定がなされる可能性がある。

3.当事者の納得がとれない

 感情論で議論している場合,どちらの結論を採用しても,反対側の立場の人の納得を得れていない。

 それは,感情論同士の議論では,決して論理的な説明が伴わないので,不毛の議論になりやすい。その結果,最後は,どちらかの意見を押し切るという結果になりやすい。

4.理由を持っているつもりでも抽象的

 

 感情論を裏付ける理由が色々をと後付で出てくるが,そのほとんどが,抽象的に過ぎない。具体的な数値には一切触れず,感覚論で議論がぶつかる。

 これでは,すべてを感覚で判断しているのと同レベルの議論になってしまう。

 景気が減退,無駄の削減が先,一切数値に触れない理由が多い。

5.長期的な視点が欠ける

 感情論の場合,どうしても短期的な視点が重視される。本来は,長期的な側面も含め,現在と未来の総和が最も大きくなる案を採用すべきであるのに,感情論の場合には,長期的な視点は基本的におろそかにされる。

 今が最優先されてしまうので,最適な案にならない可能性が高い。

 論理的に考えるからこそ,長期的な将来望ましい状態というものに視点が置かれると思っている。

 感情論の議論のデメリットは,本当に様々ある。

 このような話をすると,必ず言われてしまうのは,

 いや,感情もとても大切でしょということ。

 誤解しないで頂きたいのは,感情はとても大切。

 感情が最も大切であり,感情をなくすべきなど言うつもりは毛頭ない。

 人は,最後は感情で判断する。

 いくら論理的に考えても最後賛成・反対を表明するのは,感情である。

 だからこそ,できる限り感情論ではなく,論理的に考えることの大切さを伝えたい。

 感情が大事でしょという人ほど,それを言い訳にし,論理的に考える苦労から逃避ている気がしてならない。

 多角的に,大局的に,長期的に,しっかり考え,

 抽象的ではなく,具体的な数値を示しながら考え,

 その上で,ベストな選択肢を決定し,実行していくことが求められていると思う。

 その時に,日本という国は,感情論が優先される度合いが強い国だと思っている

 世論も本当に,感情論に訴える政治家・マスコミに左右され,大きくブレル。

 風が吹き,一気にどちらか一方に振れたかと思えば,3カ月後には真逆に振れていたりする。

 

 確かに最もいけないのは,マスコミや政治家,官僚等がそういった感情論に訴えること。彼らは,論理的な説明は置いておき,感情論に訴える方が,視聴率もとれ,選挙にも有利であるということを理解している。

 ただ,そのような状況を生んでいるのは,論理よりも感情論に傾きすぎている我々国民が原因であると考えている。

 もし国民がより論理的に考えることの重要性を意識すれば,

 彼らも論理的に説明をせざる得なくなると思っている。

 だからこそ,論理的に思考する,ロジカルシンキングの大切さをあえて強調したい。

 その上で,議論がされることが多くなることが,

 この国の未来のためには,とても重要で,

 一人一人が自立して,幸せに生きるためにもとても大切だと信じている。

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