目標を設定する。
このことの重要性に疑いを持つ人はいないと思う。
目標を設定し,現状を認識し,そのギャップを埋めるための手段を考え,実行する。
この単純な法則のスタートが目標の設定である。
今日は,目標の設定方法の誤解について,述べようと思う。
1.目標が抽象的になっている!
これは,本当に多くの人が陥っている状態だと思っている。目標を設定しているが,抽象的で具体性が ない状態。
たとえば,人として成長したい,リーダーシップを発揮できるようになりたい,会計士試験に合格したい,一流企業に就職したい。
これでも,すべて抽象的である。
たとえば,リーダーシップを発揮したいのであれば,
どのような組織で,どのような人数に対して,どのような価値観の人に対して,というように具体的に設定することが大切。
10人に対するリーダーシップと1,000人に対するリーダーシップでは求められるものが違うので。
そして,その目標を明確に具体的に設定するからこそ,
そのために必要な要素がはっきりしてくる。
信頼されること,多様性を理解すること,大義がしっかりしていること 等々
さらに,その要素を細分化する。
信頼されるためには,
日々の言動の一貫性
誠実さ
結果を出すこと 等々
その要素が明確になると,その要素を身に付けるための手段が明確になる。
だから毎日○○しよう。
○○をこう改善しよう。
このように目標を具体的に設定するからこそ,適切な手段を導き出すことが可能になる。
多くの目標が,その具体性がない。
抽象的な目標では,一生達成できない。
なぜなら,達成するための手段をとれないので。
だからこそ,目標を具体的にしっかりと定めることは本当に大切だと思っている。
2.期日が曖昧になっている!
期日を設定することはとても大切。ここの疑いを持つ人もいないと思う。しかし,本当に期日を明確に設定し,かつ,その期日にこだわりを持っていることが多くない。
具体的に落とし込んだ手段ごとに期日をしっかりと設定し,かつ,その期日に強いこだわりを持たなければいけない。
ここが曖昧だと,必然的に,惰性になる。
この時のポイントが,最終目標の期日だけでなく,細分化された手段ごとの期日が明確に設定されているかどうかであると。
3.利己主義の目標になっている!
自分のための目標であると,必ず妥協する。お金を稼ぎたい,権力を手に入れたい。こういう自己の目的のために,行動していると,自分さえあきらめてしまえば済んでしまうので,どこかで必ずあきらめにつながってしまう。
ある程度稼ぐようになるとまあ,こんなもんでいいかと。
そうではなく,目標は,利他主義で設定することが大切。
お金を稼ぐのも,権力を手に入れるのも,発言力をつけるのも,影響力をつけるのも,それ自体は手段に過ぎない。
その手段を使い,社会に対して何を提供し,どうしたいのかという想い,志がなければいけない。
家族のため,周りの仲間のため,地域社会のため,業界,国のため,
少しでもよい良い社会にするためにという目標がある人は強い。
この課題に対して,何とか解決したいと思う気持ち。
最終目標が利他主義であることは,本当に大切な思想だと思う。
何かを成し遂げる人というのは,
とてつもない才能を持っている人でもない。
とてつもない運に恵まれている人でもない。
目標を設定するというような,すべての人が知っている基本的法則を,いかに忠実に実行しているか否かなのだと信じている。
基本を忠実に,根気よく実行することがすべてに通ずることなのだと。
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超明確な目標(クリスタルクリアっていうらしいですよ)が大切ですよね。
目標が達成できずに、「できたらいいなぁ・・・」レベルから抜け出せてない方には、ブログ最後の方の内容をぜひ読んでいただきたいですね。
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>井上顕滋さん
コメントありがとうございます。
原因他人説ではなく,原因自分説にすることで,より,基本をしっかりと見直すことになると思います。
その上で,ポジティブに子供には成長してほしいですね。