子供は夢と自信を持っている。
子供に夢を聞くと,それは大きな夢を語ってくれることが多い。
大人になると,すごく現実的な夢しか持っていない人が増える。
その違いは何か。
社会の厳しい現実を知り,挫折を知り,あきらめたからだと思う。
しかし,夢に向かって,走り続けている大人もいる。
彼らも,社会の厳しい現実を知り,挫折も知っている。
では,なぜその違いが出るのか・
それは,あきらめていないから。
できるかできないかなんて知らない,ただあきらめていない。
いつしかあきらめる人とあきらめない人の差は,
『自己肯定感』と『情熱』だと思っている。
まず,自己肯定感。
教育の最重要要素に自己肯定感の醸成があると感じている。
これは,自分を好きであり,自分を信じれること。自分が夢を達成できると信じれることなのだと思う。
子供は,褒められることの方が多く,挫折を経験していない。
だから,愛情を注がれて育った子供は,自分を信じることができる。
大人になると,怒られることや失敗することが増え,自分を否定し,どんどん自信を失ってしまう。
だからこそ,どんなに挫折をし,失敗をしても,決して,自分という人間を否定しない。
悪いのは,自分という人間でなくて,方法論や努力が足りていないということに気づくこと。
ここで,自己否定に結びつけると,あきらめ,マイナス思考になってしまう。
自分の可能性を信じれなくなってしまう。
そうではなく,自分を信じ,必ずできると信じ,方法論や努力を改善すること。
どうすれば,次はうまくいくかを考えることなのだと思う。
この,自己肯定感を持てる人が一人でも多くなれば,明るく,前向きな,楽しい社会にどんどんなっていく。
自己肯定感を醸成するために大切なことは,
1.自分との小さな約束を守ることを積み重ねること
これは,本当に大切。約束を守らない人のことは信 用できないのと同じで,自分に対する約束を破っていると自分を信じれなくなってしまう。
2.次にどうしたらできるかを考えること
失敗した場合に,次にどうすればうまくいくかという視点を持つこと。失敗から学び,次に活かせばいい。決して,自分には無理だ。なんて俺はダメなんだという自己否定につなげないこと。
3.欠点の克服ではなく,自分の長所を伸ばすことに意識を置くこと。
できないことを探せばきりがない。そうではなく,できることに意識を置く。長所を伸ばして,自分らしさをより発揮できることに意識を置けばいい。
4.他人と比較するのではなく,昨日の自分と比較すること。
これは本当に大切。他人とばかり比較してしまう人は,どんどん自己否定になってしまう。なぜなら,あらゆる分野で自分より優れた人は必ずいるので。そういう一つの側面で,自分より優れた人間を見つけ,自己嫌悪になっても何にも意味ない。
人は,トータルで,オリジナルなのだから。だからこそ,過去の仁より今日の自分が成長しているかに意識を置くべきだと思う。
5.成功体験を積み上げる。
小さなことから,成功体験を積み上げる。成功したことで,自信がつき,また次の目標へと進むエネルギーになる。また,失敗した時も過去の成功体験が支えてくれる。
だからこそ,最初は,最終目標をブレークダウンした,目の前の目標を設定し,それを達成する成功体験を積み上げていくことが大切なのだと思う。
あたかも,ロールプレイングゲームで,レベルを上げる感覚で。
その上で,情熱。
何としても,達成したい。達成すればどんなに楽しくてワクワクするかという情熱を持ち続けることができるのかが,大切。
サッカーの本田選手でも,アップルのジョブスさんでも,
彼らは,情熱を持ち続けた。それが一番大きい。
今我々は,彼らの残した結果を見ている。そうではなくて,そこにたどり着くまでのプロセスを見なければいけない。
本田選手が,幼少期から今日まで,どれだけの挫折をしてきたか。どれだけ多くのものを犠牲にし,サッカーに打ち込んできたか。
その結果として,今の本田選手があるということを。
そこに視点を置くことができる人は強い。
尊敬する人を見て,すごいなで終わらせない。どうすればああなれるのかを考えることなのだと。
人生一回なのだから,自分を信じ,前向きに生きる方が間違いなく幸せだと思う。
どうしても,現実の厳しさを知ると,色々な言い訳をつけ,自分を納得させ,多くのことをあきらめてしまう。
その違いを生み出すのが自己肯定感だと信じている!
自分を信じて,進んで行ってほしいなと思っています。
(自戒の意味も込めて!)
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