日本の教育制度について!

日本の教育制度について,教育改革が必要だという声が高まっています。

私もそう思っている一人です。

今日は,日本の教育の現状と課題について,考えていきたいと思います。

まず,教育の目標は,

自立した,主体的な,前向きで,人としての正しさを持った人を育てることだと思います。

これは,教えることも大切ですが,自らが,そうなりたい,学びたいと思う環境を提供することだと思っています。

今の日本は,まず,世界最高峰の教育水準を有しているということ。

これは,日本の教育水準の平均値は,読み書き,読解力,算数的な力,多くの分野で,世界から賞賛を受けています。

この平均的な教育水準の高さは,日本の戦後の高度成長期を経て,世界第2位の経済大国にのし上がった大きな推進力であったと思います。

義務教育をほとんどの国民が受けれる環境で,知識を詰め込む教育。

このことは,多くのメリットをもたらしてきました。

高度成長期においては,皆が横並びで,頑張れば成長する時代。

個性を出さなくても,大企業に就職し,会社の方針に従い,その中で努力すればよかった時代。

当時の時代背景においては,戦後GHQが行った,没個性,没愛国心の教育がうまくはまりました。

その結果,日本はバブル経済をむかえ,本当に豊かな国になった。

明日の食べ物に困ることがまずなくなった。

しかし,時代は変わりました。

バブル崩壊後の失われた20年を経て,今後さらなるグローバル社会での競争にさらされていきます。

変化のスピードも速い時代です。

今後の時代では,求められるのは,

自ら考え,自ら行動できる主体性のある人

他人依存(国が会社が何とかしてくれる)ではなく,自立した人

地域社会,業界,国といった社会に対して,どうするべきかを考えれる人

どんな状況でも,前向きに行動できる人

だと思います。

もう,一流企業に就職したので,一生安泰という,会社に依存する生き方は難しい時代になっています。

時代の変化に合わせ,自らも変化させることができるようにならなければ,これからの変化のスピードが格段に進む中で,なかなか厳しくなっていくと思います。

そのためには,考える力を養うこと,人としてどう生きるべきかを考えること,自分が何をするべきなのかを考えれる人を育てる教育が必要なのだと思います。

もちろん,従来の知識を詰め込むことも大切。高校の教育までのこの詰込は大切だと思います。

だた,論理的思考力を養う訓練や人としての正しさを学ぶこと,自立することの大切さを学ぶことが軽視されていることが課題なのだと思います。

そのために,わたくしは,以下のような改善が必要だと考えています。

1.大人が見本になること

  子供は大人や社会の鏡だと思います。自立した主体的に生きる子供を育てるためには,大人がそう変 わらなければいけないと思います。自分で考え,自分で正しいと思うことに取り組む姿勢を見せる。チャレンジし,失敗してもそこから学び成長する姿勢を見せることなのだと思います。

 いくらそのようなことを子供の伝えても,大人が実行していなければ伝わりません。子供はよく見ていると思います。そのためにも,大人が,外部環境に文句を言うのではなく,自分が何をできるのか,自分が何をすべきなのかを,前向きに,主体的に考え,実行することだと思います。

2.論理的思考力や人としての正しさを教える授業を高校までに導入する


 高校までの教育カリキュラムに,論理的思考力を養う授業や人としての正しさを教える授業を組み込むべきだと思います。

 1時間あるテーマについて,ディスカッションを行い,グループごとに発表し,レポートを作成する等の教師の講義を一方通行で聞く受け身の授業でなく,自ら考え発言する授業を組み込むことが大切だと思います。

 また,テーマも社会問題や人としての生き方など,多種多様なものにし,そのような議論の中で徐々に人格が形成されるようにすべきだと思います。

 その上で,専門知識は大学等の高等教育で再度詰め込むべきだと思います。やはり,大学等の将来を真剣に考える年代になった時にこそ,目的意識や学ぶ意識が高まるので,その段階で,自分の選んだ分野の専門知識を再度しっかりと学ぶ。そこに,ディスカッション形式等も盛り込むことで,論理的思考力にも磨きをかけることが大切かなと思います。

 高校までは一般教養を詰込,高等教育でこそ専門知識を詰め込む。そこに論理的思考力等の授業を組み込むことなのかなと思っています。

3.教師の質を高める

 教師は,本当に大事な職業だと思います。子供は,親や周りの大人から大きな影響を受けます。その中で,教師から受ける影響も少なくありません。

 だからこそ,人格に優れた,教育に情熱を持った教師を増やすこと。また,そのような教師が,教育委員会や保護者の顔色をうかがうことを優先しなくて済む体制を整えること。

 また,志の高い教師に裁量権をある程度与え,創意工夫ができる余地を作り,そこに公平な評価制度を導入することだと思います。

4.個性を重視し,褒める教育

 日本は,出る杭は打たれるではないですが,普通でないことがいけないという価値観があると思います。

みんながこうしているから,普通はこうだから,そんな前例はないから,このようなことを学校でも教わっていると,どうしても,没個性,チャレンジ精神旺盛な子供は育ちづらいと思います。

 ですので,減点方式で評価するのではなく,加点方式で評価すること。子供一人一人の個性や長所を発見し,そこを誉め,伸ばしていくような教育姿勢にすることが大切だと思います。

 自立型問題解決型の人材を育てるためには,いかに型にはめない教育ができるかも大切な視点だと思います。

5.ひとり一人が全員教育者という意識を持つ

 教育は,学校でだけ行われているわけではない。家庭でも,職場でも,友人関係でも,人と接するということは,すべて教育の機会になっていると思っています。

 両親が子供に,様々なことを教える,上司が部下に,様々なことを教える。この時に,人としての正しさや論理的思考力,自立とは,主体性とはということまで教えられるようにするのが理想的であると思う。

 仕事のやり方を教えるだけが教育ではない。新入社員に社会人として必要な様々なことを教えるのが教育である。

6.時間がかかるので,根気よく行う

 教育は,効果が出るまでに50年かかるといわれる。今の子供たちを教育し,彼らが親になり,また子供たちを教育する。そういう長い年月をかけ,徐々に効果が出るものである。だからこそ,多くの政治家は教育問題に対して,あまり積極的ではない。自分の現役時代に,成果が見えないから。

 しかし,国の将来を考えたときに,教育は最重要課題の一つであることは間違いない。会社は人材,国家は人材といいつつ,これからの時代に適した教育改革に本気に取り組んでいないのが現状だと思う。

7.国家の予算をもう少し教育に使う

 日本は,GDPに占める公的資金の教育支出が先進国の中で特に少ない国である。それを支えているのが,学習塾であり,国民が個人的に支出して補っている。

 公共投資や社会福祉に多くのお金を使うことも大切だが,もう少し,教育についてしっかりと取り組むことも必要であると思う。

 欧米の大学は,授業料が年間数百万円することも多い。だからこそ,高度な教育が可能になる。また,小学校入学前の教育も本当に大切だと言われている。保育園や幼稚園の教育サービスを充実させるために,既得権益など無視し,本当にあるべき姿に向かうべきだと思う。

 そのためには,必要な部分は公的資金で賄うことも大切である。

 

 学校教育の改革には,時間がかかります。しかし,必ず取り組むべき課題であると思います。その上で,今我々大人ができることは,我々一人一人が変わることだと思います。

 我々が接する若者や子供たちに,我々ができる範囲で,少しでもいい教育を提供する。この積み重ねを一つ一つ行うことで,徐々に効果が出るものだと信じています。

 自立した,主体的な,社会のために物事を考え,前向きで,明るい人材を一人でも多く増やすために。

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