常識
マナー,礼儀,方法論,服装に至るまで,すべてにおいて常識というものが存在している。
人として成長し,物事をなすためには,常識を備えることは非常に大切。
このような人として基本的なことができていることは,様々なものにつながっていると思います。
ただ,常識とは何なのか。
時代とともに移り変わり,同じ時代でも,価値観・年代により常識も異なるもの。
つまり絶対的なものではなく,相対的なもの。
だからこそ,捉えずらいもの。
この時に,私は,この常識と以下のように付き合うべきかなと思っています。
まず,人と接するときには,相手の年代,価値観に応じた常識を認識することなのだと思います。
自分の価値観・年代の中での常識とは,まったく違うという認識が大事。
相手に心地よい空間時間を過ごしてもらうために,相手にとっての常識を理解しなくてはいけない。
ただ,それとは逆に,
思考・アイデアは,とことん常識の枠を取り外して考えるべきだと。
それは,常識にとらわれると,どうしても平凡な発想になってしまう。
業界の慣習,今までに前例がない,こういう発想をまず一旦捨てること。
どうしても,そういう固定概念が我々の思考を支配している。
この現実を直視し,あえて,固定概念を捨て去って考える。
本当に望ましい状況は,何なのかに視点を置き,今までの方法論をいったんリセットして考えることが大切なのだと思っています。
過去の様々なイノベーションも,その当時は,非常識ととらえられるものがほとんどです。
しかし,それが世に認められると,いつの間にか常識になっている。
その初めの,非常識というレッテルに耐えれる精神力を持てるのかなのだと思う。
みんなが進む道の先には,平凡な結果しかない。
人が行かない道を行くからこそ,新しい未来がある。
その,多くの人が行かない道を進む場合には,多くの批判や反対意見を伴う。
なぜなら,みんなが普通は選ばない道なので。
みんなが賛同する道ではないことを受け入れる。
でも,それでいい。
自分が心から信じる道なのであれば。
何を言われようが,自分の信じる道を進む。
周りからの評判など,結果を出せば180度変わるので,気にしていてもしょうがない。
言いたい人には,言わせておけばいい。
今の常識は,昔の非常識である。
このことを肝に銘じていいのだと思う。
だた,そのうえで,人としての仁義・礼儀などは,時代が変わっても,不変なものだと思う。
ここは,大切に引き継がなければいけないもの。
いつの時代でも大切に引き継がなければいけないものと,時代ともに変化しなければいけないもの,
この見極めこそが重要なのかなと。
ただ,常識にとらわれすぎると平凡になってしまうという危機感は常に忘れてはいけない。
だからこそ,常識を知らないのは問題外。
知らないから守れていないのと,知っていて,あえて考えがあって守っていないのとは大きく異なる。
常識を知ったうえで,守るべき常識と,壊すべき常識を自ら選んでいくことが大切なのではないでしょうか。
『行動は常識に基づいて,発想は非常識に基づいて!』
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