実務家VS識者

実務家と識者(大学教授・評論家・各種専門家等)は,よく意見がかみ合っていないことがある。

識者 『全然理屈がわかっていない。もっと正しい知識を勉強してください。』

実務家:『机上の空論だ。現場は結果がすべて。そんな理屈何の役にも立たない。行動あるのみ。』

こんな意見の対立が,起こることがある。

実務の現場では,結果がすべてである。また,様々な事象が複雑に絡み合い,単純に一つの理論で説明できない。

全体像から考え,ベストの選択をし,結果を出すことが求められる。

そのため,識者が,各論に対して,理屈を述べたり,マイナス面を批判してくると,現実がわかっていないなと感想をもってしまうことがある。

また,識者は,利率と経済の関係,自由貿易と経済の関係,リーダーシップ論,組織論。。。

すべてにおいて,単純な仮定に基づく,理論を学んでいる。ひとつ,一つの知識は正しい。だからこそ,その理論に反している実務家を見ると,なんて無知で,間違ったことをしているんだと思ってしまう。

しかし,実際は,経営学者が名経営者になれるわけではない。

経済学者が,経済を立て直せるわけではない。

それは,あまりにも複雑に物事が絡み合い,何が正しいのかの判断が非常に難しいこと。

いくら理論が正しくても,チームメンバーが一致団結して物事に取り組まないことには成果は出ないこと。

に起因していると思う。

では,どうすればいいのか。

これについては,両者とも間違っていると思っている。

まず,知識と実務は両方大切だということ。

知識があるからこそ,複雑な現実世界においても,本質を見極め,正しい意思決定ができる可能性は高まるという認識は大切。

ただ,知識だけでは物事はうまくいかないという認識も大切。。

だからこそ,お互いがお互いを理解し,双方の重要性を認識することなのだと思う。

実務家は,知識を少しでも正しく学ぶ努力をする。

識者は,実行する大変さを理解し,それをどう実現させるのかという視点から,知識に基づくアドバイスをする。

実務家が,知識を勉強しないのも違う。

識者が,実行可能性や全体像を考えず,各論からエラそうにアドナイスするのも違う。

双方が,知識と実務を融合させるからこそ,高い付加価値を出せることを認識し,役割分担をしっかり行う。

ここを理解している実務家や識者は本物なのではないかと。

だからこそ,若者は,まずは,知識を学ぶ。特に学校卒業までは,とことん知識を学ぶべきだと思う。

そのうえで,社会に出て,実務の経験を積む。いかに実行することが大変で,周りの人とのコミュニケーション等の重要性も学ぶ。壁にぶつかり,ぶつかり,ぶつかりながら,実行するための様々なスキルを身に付ける。

この際に,本気で取り組むことも欠かせない。

本気で取り組まない限り,経験できることも成長できることもかなり限定されてしまう。

そして,実務を行いながらも,必要な知識は,一生勉強し続ける。もちろん,各種専門家にアドバイスを求めることも大切。

すべての分野の知識を学ぶことなど到底不可能である。

しかし,知識を学ぶ意識を忘れてはいけない。

また,実行するためのノウハウを学ぶ意識も忘れてはいけない。

知識は,実務に生かすためにある。

実務は,知識がなければ,うまくいかない。

このバランスをも意識しながら,成長していくことが求められている気がする。

知識を一切学ぼうとしない人になってはいけない。

知識を学ぶことが目的になってはいけない。

理論を兼ね備えた実務家


または


実務を把握している識者

を目指すことが大切なのだと思う!

P.S 

公認会計士は実務を把握していない識者にならないように!

また逆に,まったく知識のアップデートを行わず,いつの間にか,理論を知らない実務家にならないように!

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