物事の優先順位をしっかりつけて行動する。
時間は最も貴重な資源だからこそ,優先順位を正しく判断することが大切。
100人の人に
『あなたは優先順位を意識していますか?』
と尋ねれば,100人が
『当然です』
と答えると思う。
みんな自分なりに優先順位を意識している。
しかし,多くの人が優先順位を間違えてしまっている。
その理由はなぜなのか。
どうすれば,優先順位を正しく判断できるようになるのか。
まず,よく言われるのが,
緊急度と重要度を勘案し,以下の4つに分類する。それぞれ中程度をいれ,9つに分類するとよりよい。
① 緊急性が高く 重要性も高い事項
② 緊急性が低く 重要性は高い事項
③ 緊急性が高く 重要性は低い事項
④ 緊急性が低く 重要性も低い事項
この際に,④に時間を使ってはいけないことには,異論はないと思う。
また,①に時間を使わなければいけないことも,異論はないと思う。
そのうえで,以下の点を留意することが大切。
1.優先順位の判断を行うに際して,緊急性よりも重要性に重きを置くこと。
②と③の区別が逆になってはいけない。
目の前の業務に追われ,緊急性は低いが長期的に重要性のあるものへの時間がなくなっていく。
日々の業務に追われ,長期的な視点が見えなくなってしまう。
こうなると,馬車馬のように行動しているが,成果は出ずらくなり,出口が見えなくなってしまう。
そうならないためには,
②の時間をいかに確保できるかである。
この,長期的な視点を持つことが,優先順位を判断する際の肝だと思う。
緊急性が高くても,重要性が低いものをやめる勇気を持たなければいけない。
何かに取り組むときに,何かを捨てなければいけない。
今よりも1年後
1年後よりも10年後を見る視点を大切にしたい。
2.目的自体を間違えてはいけない
現在だけを目的にするのか
1年後を目的にするのか
10年後を目的にするのか
により,優先順位はまったく異なる。
自分の上司の機嫌を取ることを目的にするのか
自分の部署のことだけ考えるのか
自分の会社のことだけ考えるのか
社会全体のことを考えるのか
によっても,優先順位はまったく異なる
目的を間違えてしまうと,いくら優先順位を判断しても,その判断する基準が間違っているので意味がなくなってしまう。
ここが,優先順位の大きな課題なのだと思う。
自分では,優先順位を意識しているつもりでも,周りから見たら優先順位がついていないと判断されてしまう一番大きな原因。
目的自体が間違っていると優先順位もすべて間違えてしまう。
ここは,本当に気を付けなければいけない点だと思う。
何事においても,優先順位を正しく判断するために,
時間軸よりも重要度の軸を大切に
目的がただしいのかをしっかり確認する
の2つを大切にしてもらいたい!!
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