4月に入り、入学式や入社式と新たな門出のシーズンですね。
多くの大学生が大学生活に期待と不安を抱きながらスタートしていると思います。
そんな区切りの時期だ方こそ、
日本の大学生の皆さんと日々接していて,強く想い、そして,心から伝えたいことを書いてみたいと思います。
それは本当に,自分のために勉強や行動をした方がいいということ。
勉強し,行動し,自立した人間になっていかないと本当に厳しい時代が来るということ。
ある調査によると,
日本の大学生の一日の平均勉強時間は1.8時間
アメリカの大学生の一日の平均勉強時間は,7.6時間
驚愕の数字である。
日本の大学生は,期末試験を除き,本当に勉強していない。
バイト・サークル・旅行・麻雀・飲み会・他の遊び
そんなことばかり毎日していては,本当に厳しい時代が来る。
20年後の日本をしっかりと想像し,自分が40歳で家庭を築いているときをリアルに想像してほしい。
お金を稼ぐことがどれだけ大変か
子供にしっかりと人として大切なことを伝えていくことがどれだけ大変かということを。
各分野で社会を担っていく人材になることがどれほど大変か。
そして,ますます日本は厳しい時代に入っていく。
つまり,若者に何をと堪えたいかというと,今後は,一流企業に就職すれば安泰という時代ではないということ。
会社や日本という国に頼り生きていくことも難しい時代であるということ。
自立し,自分で人生を切り開ける人間にならなければいけない。
自立とは,自分でしっかりと生きていける力を養うこと。
親元から離れ,仕事で成果をだし,自分で自分の生活を支えることができる状態。
かつ、その結果、自分さえよければいいという発想ではなく、もっと良い社会にするために、行動できる人材が増えることも大事です。
従来は,一流企業に就職をすれば,何とかなった時代。
企業が基本的に成長してくれるため,一流企業に入れば,収入が年齢とともに上がることができていた。
そのため,大学時代にどんなに遊んでいようが,一流企業に入り,その後会社内で頑張ることで問題がない時代であったと思う。
しかし,これからの時代,10年後,20年後にどの業界のどの会社が業績がいいかということを予想することが難しい。
それだけ,世の中の変化のスピードが加速し,10年前に好業績だった会社が,10年後には,業績がとても悪いということが頻繁に起こる。(すでに今もそうなっているが。。)
それにもかかわらず,自分が卒業する時代に好業績の企業に,人気投票で就活をしてしまう。
自分の能力を向上させるのではなく、何とか一生安泰な環境を探して、しがみつこうとしてしまう。
そして、その環境が変化したときに困ってしまう状況になる。
なぜ,そんなにも計画性がなく、将来に対して無関心なのか。
そのツケが,すべて,自分に降りかかって来てしまうことを理解していない若者が多い。
これからの時代
○○会社の部長の○○ですという自己紹介ではなく
○○の仕事ができる○○ですという自己紹介ができる人間が求められている。
つまり,会社にぶら下がる人間ではなくて,どの会社からもほしがられる人間になること。
自分の業界や会社がどうなろうと,別の会社に行っても活躍できる実力が必要なのだと思う。
さらには、自分の業界や会社の問題点を解決していけるような人材になること。
そういう時代になっていることを学校や家庭で,大学生に教えなければいけない。
そのためには,本気で勉強し,どんどんアクションを行い,
成功体験や失敗体験を積み重ねていく。
その過程で,自立するための力が養われる。
しかし,ほとんどの高校・大学では,社会に出たら何が必要かは,教えてくれない。
受験に勝つこと,就職活動に勝つことに集中してしまっている。
だから日々,バイト・サークル・遊びに興じてしまう。
もちろん,生活費がどうしても必要な場合のバイト,余暇として参加するサークル活動・遊びは必要である。
私も学生時代にバイトもしていたし,遊んでもいた。
しかし,毎日必死で勉強もしていた。
学生のやるべきこと。それは,1に勉強,2に勉強である!!
これは間違いないと信じている。
勉強は,机に向かう勉強のみではない。
すべてのことに対して,全力で取り組めば,すべてが勉強である。
全力で取り組むからこそ、自分の無力さも痛感する。
だからこそ、より成長もするし、自分の向き不向きも初めてわかる。
大学時代は遊ぶ時期ではなく,社会で生きていく力をつける時期。
欧米やアジアのトップ大学生は,本当に勉強している。そして,専門知識・思考力等,社会で生きていく力を養っている。彼らとこれからのグローバル社会で戦っていく覚悟があるのだろうか?
勉強しないのであれば,高校を卒業して就職したほうがよっぽど多くの経験を積める。
バイト・サークルで積める経験など,社会人を3カ月経験すれば積める。
もっと学生時代にしかできない勉強をするべき。
本気で勉強し,知識を学び,その過程で,思考力・人格を育てる。
今,自分の子供が大学生なら何とアドバイスするか考えてみてほしい。
自分の子供にするアドバイス。それが,今あなたが行うべきこと!
さらに、これからの時代は、生涯学び続ける必要性も高まっている時代。
学生時代だけでなく、社会人になってっからも一生学び続けないと、変化に対応できない時代になっています。
こういうことを述べると必ずこういわれると思う。
自分は,学生時代遊んでいたけど,今幸せに暮らしている。
別に勉強なんてしなくていい。
もっと適当に生きていいのでは。
確かにそれでうまくいく人もいると思う。
しかし,確率論の問題。
どちらが正しいアドバイスかしっかり考えた方がいいと思う。
かつ,遊んでいていいとアドバイスしてくれる人は,
あなたの将来に,特に何も考えていないし,かつ,何の責任も負ってくれない。
自分の将来のことなのだから,しっかり自分で考え,決定してほしい。
確かに一番悪いのは,今の大人である。未来を創るべき,子供たちにしっかりと大切なことを伝えれていない。これは自分も本当に反省しないといけないと思う。未だに多くの親御さんもいい大学に入れることやいい職場に就職できることには興味があるが,社会で自立して生きていく力を養うという視点に欠けていることが多い。
しかし,だからこそ,大学生には,その状況に文句を言うのではなく,積極的に行動し,自分で切り拓いていくという気概が欲しいと思う。
逆に今の時代,自分で積極的に動けば,本当に色々な人に会えるし,様々な経験も積むことが可能。
だからこそ,自分自身で積極的に,勉強し,行動することで可能性は無限に広がるのだから,どんどん勉強し,どんどん行動してほしい。
自分の将来の可能性を広げるのも狭めるのも,自分の行動次第。
自分の将来のために,今何をするべきかをしっかりと考えて,
有意義な学生時代にしてほしいと思います。
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公認会計士に関する勉強方法や合格後の各キャリアの魅力など,色々書いていますので,勉強中の方も,これから学習を検討している方も,
是非読んでもらえればと思います。
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久しぶりにコメントしますが、新しい記事にはアクセスし読ませて頂いています。
全く同感です。5W1Hを考えて、なお広げて考えて、出来るだけ効率的に時間短く考察する。将棋でも碁でも、経営学でも工学でも理学でもでしょう。
集中力を最大限に考えると仏様が乗り移ったように閃くと思います。集中力を出し、効率的に長時間考えるのは頭脳のスタミナも問題意識も必須でしょう。
そこで良い技法が必要なのかも。技法は鍛錬の手段でもあります。今の世の中、技法の教育が表に出すぎでは。
だから私は創造性を発揮できる能力を高める技法がすきなのです。またよりますので、よろしくお願いいたします。