人は,幸せに楽しく生きたい。充実した人生を送りたいと思っている。
では,自分が幸せに楽しく生きたいとは,どういうことなのか?
私は,周りの人を幸せに楽しくすることだと思う。
人は,自己の満足のために生きているが,その満足は,
『他の人に何を提供でき,どう役に立ち,どう感謝されるのか』に依存していると思っている。
だからこそ,学び,成長し,自分ができることを広げていく必要がある。
自分が影響を与えることができる社会も,家族・友人・会社・地域社会・国・世界とその範囲も無限に広がっていく。
一人でも多くの人に,楽しく生きてもらいたいということを実現するために,自分自身が成長することが必要である。
東日本大震災等が起こると,人間は自分の無力さに怒りが生じる。
そこまでのことでなくても,日々,自分にもっと実力があればと思うことも多々ある。
もっと社会にいい影響を与えたい。周りの人の役に立ちたい。
この気持ちが強ければ強いほど,学びたいこと,成長したい気持ちが湧き出てくる。
それが,もっとこうなりたいという向上心の源泉であると思う。
そのうえで,何か最近は,楽しさという言葉が誤解されている気がする。
日々の快楽や余暇を楽しさと思い,がんばることを否定する価値観が広がっていることに懸念を持っている。
本当の楽しさとは,目標を設定し,それに向かって努力し,困難にぶつかり,それを乗り越えたときに,得ることができる充実感や達成感からもたらされるのではないか。
本当の感動を伴うようなことが真の楽しさ・幸せだと思う。
学生時代の部活動等で,仲間と心の底から感動する,うまくいかずに悔し涙を流した経験がある。
大人になると,そんな状況がいかに素晴らしいかを忘れてしまう。
だからこそ,『自分は何をやりたいか,社会に対して何を提供したいのか』をしっかりと見つめ直すことが大切。
社会人になって,仕事でもプライベートでもそんな,喜怒哀楽を感じ,鳥肌が立つような状況を多く味わうために,人は,学び成長している。
学び・成長は,強制されて,義務でやるものではない。
自分から学び・成長したいと熱望し,やりたいことがどんどん湧き出てきて,自ら勝手に行動する。
こういう気持ちの人が増えれば増えるほど,人生はより豊かに,そして幸せになるのではないかなと。
より良い社会のために,もっと成長したい!
一日一日を大切に。