私の履歴書と題して、今後定期的に、
公認会計士の様々なキャリアで活躍している先輩方のリアルな声を皆さんにお届けしたいと思っています。
今回は、第1弾として、
太陽有限責任監査法人でパートナーを務めている石原さんのインタビュー記事になります。
是非、監査法人パートナーというキャリアの魅力や、中堅監査法人の魅力を知っていただければと思います!
【以下、石原パートナー文章】
私の履歴書
石原鉄也
みなさん、こんにちは。太陽ASG有限責任監査法人の石原です。
太陽有限責任監査法人は大手4法人に次ぐ規模の中堅監査法人ですが、今回は、CPAで勉強中のみなさん、そしてCPAを卒業して大手監査法人等でご活躍のみなさんに、私のキャリアを通して、中堅監査法人で仕事をすることの魅力をご紹介したいと思います。
太陽有限責任監査法人は、いわゆる大手4法人とは異なる中堅監査法人に位置付けられています。収入規模や職員数では業界5位、上場会社クライアント数では業界4位といったポジションで、中堅監査法人の中でリーダーシップを発揮しています。収入規模も50億円を上回り、職員数も350名を上回り、上場会社クライアント数も116社(2013年11月現在:業界4位)と、大手監査法人ではないものの、いわゆる中小監査法人でもない規模感です。
そんな太陽有限責任監査法人のパートナーとして、私は様々な業務を行い、サービスを提供しています。
私の業務の40%は、上場会社を中心とした監査業務です。担当しているクライアントは、IT系、製造業、飲食業、サービス業など、様々な業種に及びます。
また、他の40%はIPO(株式公開)関連の業務です。証券会社やVCの皆さんとの事業開発(いわゆる営業ですね)、短期調査(ショートレビューともいいます)、アドバイザリーサービスなど、IPOに関連することであれば幅広くサービスを提供しています。
そして、残りの20%は、主にM&Aに関連したデューデリジェンスや株価算定、各種コンサルティングといったアドバイザリーサービスを行っています。その他にも、上場会社のTOB案件での第三者委員会の委員、会社更生法適用会社の管財人補佐、大学院での講師、書籍等の執筆など、ここ数年だけでも様々なサービスを提供してきました。
ここで、いま一度ご確認いただきたいのは、このように様々な業務/サービスを法人としてではなく、私個人として提供している点です。これは大手監査法人では見られない特色です。もちろん、監査業務だけに特化している会計士も多くいますが、太陽ASG有限責任監査法人では多くの会計士が、通常の監査業務だけでなく様々な専門業務領域を同時に提供する能力を持っています。例えば、
私と違って、公会計/学校法人会計関連、国際業務、金融クライアント監査など、この専門領域は人によって様々です。
【中堅
太陽有限責任監査法人のような大手でも中小でもない、いわゆる“中堅監査法人”の特徴をご紹介します。それは、大手の良い所と、中小の良い所、そのいずれをも兼ね備えている点だと思います。特に働く側のキャリア形成の視点から“中堅監査法人”の特徴を簡単にご紹介します。
(中堅監査法人が持つ、大手監査法人の長所)
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コメント欄から失礼致します。
お伺いさせて頂きたいことがあります。
進路として、公認会計士・税理士を視野に入れています。私は珠算二段と暗算四段の資格をもっているのですが、珠算暗算が公認会計士・税理士の勉強を行う上で有利になる点はあるでしょうか。また、仕事を行う上で有利になる点はあるでしょうか。
よろしくお願い致します。
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>鈴木さん
鈴木さん
ご質問にお答えします。
まず、公認会計士・税理士は数字を扱う仕事のため、数字に強い、数字が好きであることはとても有利になります。
そのうえで、電卓やエクセル等を使用しますので、珠算暗算が直接有利になるということは個人的にはないと思いますが、その背景で数字に強いということがあると思いますので、その点は有利であると思います。
ご質問の趣旨に合っているかわかりませんが、何かありましたら、またご質問いただければと思います。
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>国見健介さん
大変丁寧なご回答をありがとうございます。
とても参考になりました。