12月14日には、衆議院選挙が行われます。
投票率は過去最低を記録するとも予想されています。
特に20代・30代の世代の投票率は30%台とかになるかもしれません。
10人のうち3人しか投票に行かない。
また、その3人もあまり政治に興味がない可能性すら否定できません。
多分この記事を読んでいる多くの若い人も、
政治なんて興味ないし、
投票なんてめんどくさいから行かないと思っていると思います。
なぜ、ここまで政治不信や政治への無関心が社会に蔓延してしまったのか。
それには、大きく二つの理由があると思っています。
一つが、経済大国として豊かになり、個人主義が蔓延した結果、日々の生活にあまり不満がなくなったので社会の制度に関心がなくなったこと。
もう一つが、既得権益や党利を優先する政治、揚げ足しとりばかりを繰り返す政治を見続け、失望したこと。
その結果、政治って終わってるよね、どこに投票しても同じだよねという、政治不信と政治への無関心が社会に蔓延している状態こそ、いまの日本を包んでいる空気感ではないでしょうか。
でも、その結果、ますます政治が悪くなり、社会も悪くなっていきます。
では、なぜ、
政治がよくならないと社会がどんどん悪くなる
投票率が上がらないと政治はどんどん悪くなる
のでしょうか。
年金・医療・介護・生活保護などのセーフティーネットの役割をする社会保障も
外交安全保障などの国民の安全に関する事項も
各種規制や税制・エネルギー政策・金融政策などの経済に関する事項も
教育基本法などの教育にかかわる事項も
子育て支援などの少子化対策も
すべて、政治が大きな影響を与えています。
政治がどう舵を切るかで、我々の身近な生活はもちろん、20年後や30年後の生活には多大な影響を与えます。
ですから、政治が悪くなると社会はどんどん悪化してしまいます。
特定の業界団体の利益を優先する政治
既得権益を守ろうとする政治
外国の利益を優先する政治
官僚や政治家が利益を得る政治
こういう政治を繰り返してきたのが、日本ではないでしょうか。
確かに、戦後これだけの経済成長を成し遂げてきたので、大きな問題にはなってこなかったこの利権構造が、バブル崩壊後に経済成長が止まってしまい、問題が一気に表に出てきたのではないでしょうか。
今のままの既存の政治を繰り返していれば、日本は確実に悪くなる一方だと思います。
では、それを変えるためには何が必要なのか。
その最重要項目が、若者の投票率の向上にあると思います。
若者の投票率が低いと、政治家は票をくれる高齢者優先の政策を実行せざるを得ません。
若者の投票率が低いと、政治家は票をくれる業界団体優先の政策を実行せざるを得ません。
若者の投票率が低いと、地方にお金をばらまき、票を獲得するしかないのです。
政治家の中に志の高い方は本当に多くいます。
半分以上の政治家は、本当に高い志を持っています。
しかし、投票率が低いことで、各党の支持母体の利益に反する政策を主張することはできず、
社会保障改革など、現在の高齢者の利益に反する政策を主張することができず、
地方票を失わないために、地方にお金をばらまく以外に、
当選する道がないのです。
なので、投票率が低ければ低いほど、票をくれる特定の者の利益を優先しないことには当選すらできないのが現状なのです。
政治家は、当選しなければ、何もできません。
だから、本当は志のある政治家が、当選するために、主義主張を曲げ、いつの間にか志まで失っていってしまいます。
また、それを見た国民が、益々政治不信に陥り、より投票率が下がるという悪循環になってしまいます。
なので、まずは投票に行くこと。
投票率が上がることが、政治をよくするための最重要事項です。
また、現在業界団体や既得権益を守るために投票している人は、それこそ日本を悪くすることに加担しているという認識も必要です。
業界団体や既得権益を守るためでなく、本当にこの国を良くしてくれる政策を実行する政治家を自分で見極め、投票するという人が増えれば増えるほど、より優秀な政治家を多く国政に送り出すことが可能になり、その結果政治も社会もよくなっていきます。
もちろん、今回の衆議院選だけで何かが大きく変わるわけではありません。
でも、投票率が徐々に上がり、投票することで、徐々に政治を見る目が養われ、賢い投票者も増えていきます。
投票率が上がり、賢い有権者が増加していけば、
4年後、10年後、20年後という、長いスパンで見れば、確実に政治はよくなっていくのではないでしょうか。
政治不信に陥り、政治に無関心になればなるほど、政治は腐敗し、社会は悪化していくという構造を変えていけるのは、我々一人一人の意識改革なのだと感じています。
是非皆さん14日には、投票に行ってほしいと思います。
また、14日に都合が合わない方は、期日前投票に行ってほしいと思います。
特に、今までは投票に行っていない、政治興味ないんだなという人にこそ、
投票に行ってほしいと思います。
投票に行くことで、政治に興味もわいてくるし、今後政治家や政策を見る目もどんどん養われていきます。
一人の力は小さいものですが、その力を合わせて大きなことをやっていけるのが民主主義社会の素晴らしい部分だと思っています。独裁政治ではない民主政治に生きている幸せを感じ、是非投票に行きましょう!!
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