公認会計士のファーストキャリアの選び方(監査法人の選び方)

合格発表が数日後に迫ってきていますね。
そのため,昨日に続き,公認系軽視のファーストキャリアの選び方について書いていきたいと思います。

公認会計士の半分程度の方は,生涯監査法人に勤務しますが,残り半分程度の方は,3年から10年の経験を積んだのちに,一般事業会社の経理・財務,コンサルティングファーム,金融機関などに転職をしていくことになります。近年では,ベンチャー企業の最高財務責任者(CFO)を目指す若手公認会計士も増加しています。

 なので,合格者のほとんどの方が,ファーストキャリアとして監査法人に就職することになりますので,本日は,『監査法人の選び方』についてです。

 昨日の記事である公認会計士のファーストキャリアの選び方(監査法人化その他の企業か編)も参考にしてください。
↓↓
http://ameblo.jp/cpakunimi/entry-11950187248.htm

まず,監査法人は日本中に数多くありますが,みなさんご存知の通り,その中の4大監査法人と呼ばれる非常に規模の大きい監査法人があります。

  ・新日本有限責任監査法人(アーンスト・アンド・ヤングと提携)

  ・有限責任監査法人ト―マツ(デロイトトウシュト―マツと提携)

  ・有限責任あずさ監査法人(KPMGと提携)

  ・あらた監査法人(プライスウォーターハウスクーパーズと提携)

 

上記監査法人は,職員数が数千名規模になり,かつ,世界の4大会計事務所と業務提携を結んでいるため,グローバルな業務も数多く展開しています。また,クライアントにも一流企業が多いという特徴も有しており,福利厚生や研修制度もとても充実しています。

 

しかし,上記4大監査法人でも,組織ビジョンや価値観も異なれば,得意な業界や部署の分け方,グローバルへの展開の仕方なども異なっています。

そのため,監査法人ごとのビジョン,特定の業界に強い(金融セクターに強い,パブリックセクターに強い)などの特徴や,監査と・アドバイザリー業務・IPOなどの業務を同じ部署で行っているもか,わかれているのかなどの違いがあるため,自分のキャリアビジョンに合致した監査法人を選択することが重要になります。

 

その他には,中堅・小規模の監査法人が100法人以上存在しており,職員数が数百名の事務所から,10名程度の事務所まで様々です。

中堅・小規模の監査法人の多くでは,クライアントも大企業でないこともあり,一人ひとりが担当する業務の幅が広く,クライアント全体を見られるようになることから,若くから重要な業務を経験できるというメリットがある一方,研修制度や福利厚生が大手監査法人ほど整っていないというデメリットもあります。

 

中堅監査法人の中で,職員数が数百名程度いる事務所では,海外の会計ファームと提携もしており,クライアント数や質,研修制度や福利厚生も充実しているため,大手監査法人と中堅監査法人のメリットを双方享受できるので,早く様々な経験が積みたい,パートナーに若くして出世したい方には,お勧めです。そのような中堅監査法人としては

 ・太陽有限責任監査法人(GrantThornton Internationalと提携)

 ・京都監査法人(プライスウォーターハウスクーパーズと提携)

 ・優成監査法人(Crowe Horwathと提携)

 ・東陽監査法人(BDO Internationalと提携)

などがあります。

 

  個人的には,組織のビジョンが合致する中堅監査法人があれば,やりがいや仕事の充実度という意味でも,とてもお勧めだと思いますので,なんとなく大手監査法人と考えている方には,是非一度,中堅監査法人も検討してみることをお薦めします。

 

また,一般の就職活動と異なり,ビジョンや仕事内容における監査法人の違いというのはあまりわかりづらく,多くの合格者がリクルート活動で感じた法人の雰囲気やリクルートで出会った人との相性で決めがちという現状もあると思います。

確かに,人にひかれるというのも大事な要素ではあると思いますが,人に感じたイメージというのは,危険な側面もあります。

たまたまリクルーターに,人当たりのいい人が選ばれているということもあれば,自分が配属されたチームによっても随分,イメージは異なってしまうと思います。

また,あこがれの先輩がいるからという理由も,その人がやめてしまったとたんなくなってしまう志望動機になってしまいます。 ですので,人との相性や雰囲気というものもとても大切ですが,それを一番の判断材料にはしないで方がいいと,個人的には考えています。

 

 自分が社会人生活をスタートする監査法人は,今後の社会人生活に大きな影響を与えます。何となく選んでしまった場合には,なんとなく仕事を受け身で行う可能性を高めてしまいます。

 しっかりと,自分のキャリアビジョンを考え,そのビジョンに合致する法人を選ぶことで,より主体的に仕事に取り組むことに繋がると感じています。

 

 個人的に,特定の監査法人を強く薦めることはありません。なぜなら,どの監査法人にもその法人の魅力があり,それが,自分のビジョンや価値観・長所と会っているかが重要だと思うからです。

 その上で,ネットでの情報には限界があります。匿名の情報には,無責任は情報発信も多くありますし,あまり,一つの意見に影響を受けすぎるのも良くないと思っています。

 だからこそ,多くのOB・OGに会って,直接話を聞いて,正しい情報を得たうえで,自分自身でしっかりと判断してほしいなと思います。

 公認会計士試験の合格はもちろん,みなさんが第一志望の監査法人から内定を獲得できることを祈っています!!

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

東京CPA会計学院について

公認会計士試験合格率40%超を達成する東京CPA会計学院の
通学講座・通信講座の申込や教材の購入は,東京CPA会計学院サイトから可能です!


東京CPA会計学院サイトへ

SNSでもご購読できます。

コメントを残す