足るを知るについて考える!

 『足るを知る』という言葉の解釈も色々あると思います。

 

代表的な意味は,現状を満ち足りたものと理解し,不満を持たないこと。

代表的な解釈は,出所は老子の言葉で,知足者富。現状の足りているもの,不足しているものをしっかりと認識し,不足しているものばかりに目を向けて不満を持つのではなく,足りていることに目を向けて自分の達成したことへの自己評価もするべきである。不足しているものへの欠乏感から「もっともっと」だけでなく,今持っているもの・達成しているものに対して肯定的な姿勢を持つことが,これからさらに富んでいく出発点になる。
と個人的には理解しています。

 

この言葉は,人生を充実させて生きるためにとても大事なことを伝えようとしていると思います。

今の資本主義社会の物質至上主義では,常に今ないものをほしがる欲である欠乏感に覆われていると思います。もっとお金が欲しい,もっと物質がほしい。そうい欠乏感に覆われていると,お金が手に入っても,物質が手に入っても,一時の満足だけで,また更に次の欠乏感が出てきます。際限がなく,いつまでたっても満たされないという性質があります。

なぜなら,本当に満たしたいのは幸福感であり,幸福感は内面で感じるものであるので,内面の変化なしに,お金や物質を手に入れても,
お金や物質がそれを満たしてくれるという幻想の中にいるからではないでしょうか。

その結果,益々競争が激しくなり,日々疲弊し,かつ,資源もどんどん消費し続けることになります。
それこそが今日本で蔓延している,醜い争いが激化し,疲労感のみが漂うことにつながっているのではないでしょうか。

 

もっと,

今生きていること自体に,

想ったことをしゃべれること自体に,

明日何をするかを自由に決めれること自体に,

ご飯を食べれること自体に,

健康で生きれること自体に,

あなたを必要としてくれる仲間がいること自体に,

満足を感じる内面的な充足感がとても大事だと思います。

 

日々,当たり前のように手にしているものが,実はどれだけ当たりまえではなく,周りの人に支えられ,人として生まれたからこそ与えられている尊いものかということを認識するだけで,今現在がとても幸せに感じれるようになると思います。

 

ここで,誤解をしてほしくないのが,現状に満足し,怠惰に生きることをすすめているわけでは,決してないです。

向上心を持って,努力をし,自己を成長させ,周りの人と幸せを分かち合うようにすることはとても重要です。

しかし,その向上心を持って努力する原動力が欠乏感からくる場合には,いつまでたっても本当の充実感は来ないのではないかと感じています。

欠乏感からではなく,今現在が十分に満たされていることを実感し,その上で,より良くするために,周りの人とより幸せを分かち合うために,向上心を持って努力するという意識を持つだけで,すべてのことにも感謝の気持ちが出てきて,常に幸せで,温和な時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

 

もちろん,最初は欠乏感がエネルギーでもいいと思います。いわゆるハングリー精神は大事です。ただ,どこかでそのハングリー精神を原動力にしていたものから,『足るを知る中』でより向上心を持っている精神状態に移行することが,長い人生ではとても重要であると感じています。

 

いま,右手を上にあげようとして,上にあげれることだけでも実はすごいことです。コンビニに買い物に行こうと思い,行けることもすごく便利な事です。

30年前に比べて,世の中は数十倍も便利になっているのに,人々の幸福度がほとんど上がっていないのは,欠乏感が支配しているからにほかなりません。

人生で大事なものに気づかないまま,どんなに世の中が便利になっても,どんなにお金が手に入っても,本当の幸福感は訪れないのではないでしょうか。

 

もちろん,生きていくうえでの最低限度のお金はないといけないですし,

様々な物質を所有していないと幸福感は感じないと思います。

ただ,それは,現在の先進国で生きる我々が思っているのよりもはるかに少なくていいのではという思いもあります。

欠乏感に支配されている限り,

お金を持っている人の方が幸せを感じているわけでもない。

物質を多く所有しても,おいしいものをたくさん食べても,幸せを感じているわけでもない。

という事実を大事にしたいなと。

 

もちろん,足るを知る人が,お金をより手に入れれば,より多くの人を幸せにするためにいいお金の使い方ができるので,お金はないよりあったほうが当然いいと思います。ただ,どんなにお金を稼いでも,心が満たされなければ,有効なお金の使い方もできないのではないでしょうか。

 

だからこそ,『足るを知る』に代表される内面の豊かさを持った人が一人でも多くなれば,社会全体は,もっと温和で,平和に包まれる気がしています。

 

未来に希望を抱けず,諦めの心から現状に満足するのではなく,

純粋に今ここに幸せを感じ,その上で未来に向かってポジティブに進んでいく。
欠乏感から,不安におびえながら努力をして競争する状態ではなく,
純粋に今ここに幸せを感じ,幸せを感じながらより良い未来のためにポジティブに進んでいく。

同じ目標を設定し,その達成のために研鑽し続けるのは同じな中で,
そのスタートが欠乏感なのか,今に満足をしているのかが,大きな差なのだと認識しています。

こういう内面の状態こそ,教育で伝えないといけないものかなとも思っています。

 

 

 

 
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是非読んでもらえればと思います。

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コメント

  1. CPA早稲田校生です。 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    コメント欄から失礼いたします。
    お世話になっております。
    先日の簿記の直前とうれんの社債の問い(社債の償還損と社債利息の問です)について伺って宜しいでしょうか。
    仕訳で、期首再振替仕訳などの集計で
    解答しようとしたのですが、うまくいかず、
    仕訳でも確認できたら良いと感じました。
    あのような問の場合、仕訳でなく、
    償還済み、未償還のものとを分けて
    集計するのが早いと思うのですが、
    自分が何故仕訳で間違えたか検証したく、
    仕訳を示していただけたらと思いました。
    ただ、この欄では狭いことと思います。
    直接日吉校に伺えない場合、
    メールなどで質問させていただいたら
    宜しいのでしょうか。
    また、学習の進捗として、
    未だにAランクの問を
    つめの甘さから落としてしまうような
    段階の場合、特殊商品売買以前に、
    つめの甘い部分をつめていくことに
    専念し、特殊商品売買は個別問題集のAランクのみに徹しても当面は仕方ないでしょうか。
    お忙しいことと存じますがご解答頂けましたら幸いです。

  2. 国見健介 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >CPA早稲田校生です。さん
    優先順位をつけることが大事ですので,特殊商品売買に限らず,まずはAから次にBを抑える。かつ特殊商品売買などの重要性の低いBは後回しでいいと思います。
    その上で,仕訳を示しておきますね。
    (借)未払社債利息3,000(貸)社債利息3,000
    (借)社債利息6,000(貸)現金預金6,000
    (借)社債利息6,000(貸)現金預金6,000(借)社債利息120(貸)社債120
    (借)社債  19,520(貸)現金預金19,660
       社債償還損140
    (借)社債利息3,840(貸)社債3,840
    (借)社債利息2,880(貸)未払社債利息2,880
    です。確認してみてください。
    あと,今後質問は,kunimi@cpa-net.ac.jpにメールくれてもOKです。

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