直前期の重要性の判断について!

今年の短答式本試験もあと2か月に迫ってきました。

直前期になると、この論点は対策するのかしないのかという質問がとても増加します。

 

なので、多くの人が気になる重要性の判断について、今日は説明したいと思います。

 

1.最も大事な視点

まず直前期の重要性の判断で最も大事な視点は、費用対効果の最も高いことから取り組むという視点です。つまり、これからの2ヶ月間の学習で、本試験での期待値を1点でも高める勉強計画を立案し、それを実行し、答練ごとに現状を把握して微修正をしていくことになります。

この、本試験での期待値を1点でも高くする方法を採用するという一番大事な視点を日々の学習計画にどれだけ強く意識できるかがとても重要です。

なので、これからの勉強計画が、2か月という有限な時間制約の中で、最も点数の期待値が高まっているという論拠を説明できるような勉強計画を立ててほしいと思います。

 

2.出題頻度・得点可能性・習得時間

では、期待値を最大限高めるために大切な3つの視点は何でしょうか。

 ①過去の本試験での出題頻度

 ②出題された場合の得点可能性

 ③その論点を習得するのにかかる時間

3つの要素を大切にして、時間当たりの期待値増加効果を、強く強く意識してほしいと思います。

 

例えば、リース会計は、

①過去14回中11回出題

②得点可能性90

③その論点を仕上げるための時間は講義2回分のボリューム

 

そのため、講義時間6時間の倍の時間の12時間復習をするとして、

18時間の学習で、88点×90%÷14回=5.7

つまり、18時間の学習で、次回の短答式本試験の期待値が5.7点上昇することを意味します。

これは1時間あたりに換算すると0.32点と言えます。

 

対して、特殊商品売買は

①過去14回中8点問題では1回(今後は2回ぐらいになると予想)

②得点可能性50

③その論点を仕上げるための時間は講義4回分のボリューム

 

そのため、

そのため、講義時間12時間の倍の時間の24時間復習をするとして、

24時間の学習で、16点×50%÷14回=0.57

つまり、36時間の学習で、次回の短答式本試験の期待値が0.57点上昇することを意味します。

これは1時間あたりに換算すると0.02点と言えます。

 

この結果、リースは特販の16倍費用対効果がいいと言えます。

 

上記はあくまで一例ですが、すべての論点の期待値増加効果を意識して、期待値増加効果の高い論点から精度を高めていくという意識を強く強く持ってほしいと思います。

 

財務計算の重要性については、下記の動画を参考にしてください。

https://cpa-net.jp/cpa-course/experienced/past_exam.html

 

 

3.自分の現状によって結論は違う

上記費用対効果を加味して重要性を判断するのですが、もう一つ欠かせない視点が、現在の実力に応じて、具体的にどの論点から精度を高めるのか、どの論点を切るのかは結論が変わるということです。

 

そのため、簿記で言えば、本支店会計は切っていいですか、組織再編は切っていいですか、特販は切っていいですかいう質問をいただいた時に、画一的な回答はなく、

その人の現在の実力次第ということになります。

 

より期待値の高い他の論点の精度が高まっていないのであれば、後回しですし、上記論点より期待値が高い論点がすべて仕上がっているのであれば、上記論点の精度を高めに行くべきというのが回答になります。

 

なので、画一的な答えはなく、ご自身の現状の実力と残り時間を勘案して、どの科目、どの論点を優先するかを考えてほしいと思います。

 

4.計算で稼ぐか理論で稼ぐか

計算重視でいくのか、理論重視でいくのか。会計士試験の永遠のテーマですね。

この時に、これにも画一的な答えはなく、その人の得意・不得意に依存する部分も大きいです。

 

ただ、一般論を言えば、計算科目よりも理論科目の方が費用対効果は非常に高いです。

そのため、個人的にお薦めは、

簿記60%・管理60%・財務諸表論80%・監査論80%・企業法80

合計360%(72%)程度を目指すのが費用対効果が最も高いと思っています。

 

もちろん、計算科目も80%程度取れるに越したことはありません。その場合は400%(80%)に届くことになります。

しかし、計算科目を安定して80%とれるようにする時間は、理論科目を80%とれるようにする時間よりもかなり多くの時間を有することが多いので、これからの直前期は理論科目の精度を上げていただいた方が得策です。

 

また、理論科目はC論点でも知ってれば確実に得点できますが、計算科目は、問題が少し難しく出題されれば得点できないですし、計算ミスなどのケアレスミスの可能性もあります。

 

なので、これからの時期は、計算科目よりも理論科目重視で学習した方が、期待値増加効果が大きい可能性が高いです。

 

5.毎日の自習中の選択が最も重要

ここまで、重要性の判断基準の話をしてきましたが、最後に最も大切なことを伝えます。

それは、これから2ヶ月間の日々の学習中にどれだけ重要性の判断基準を正しく、常に意識できるかということです。

 

勉強計画の立て方、テキストの読み方、問題集の解き方、答案練習の復習の仕方etc

日々自習中に何百回という意思決定を繰り返すうえで、如何に重要性の判断基準を正しく適用できているかで、勉強の効率性は大きく変わります。

 

なので、●●論点はどうすればいいですかという、解答を求めるのではなく、

どういう考え方に基づいて、重要性の判断をするのかという、考え方を習得することに意識を強く強く持ってほしいと思います。

 

 

これから直前の2ヶ月間。肉体的にも、精神的にも追い込みの時期になります。

全ての人に合格の可能性は有ります。

その可能性を最大化できるように、残り2ヶ月間頑張ってほしいと思います。

 

自分のベストを尽くすことしかできない。

ベストを尽くしたからと言って必ず結果が伴うともわからない。

でも、ベストを尽くすから可能性は最も高まるはず!

 

自分のやれることを全力でやり抜いていきましょう!!

 

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