目的と手段を混同しない。
手段を目的としない。
何度となくこの言葉を聞いたことがあると思います。
なぜ、何度も聞くのか。
それはどうしても人間という生き物がいつの間にか手段を目的にしてしまうからだと思う。
会社の売上は手段。
人生のお金も手段。
勉強の答練も問題集も手段。
多くのことが目標を達成する手段のはずなのに、いつの間にか手段を目的と思って行動してしまうのが人間なんだと思う。
自分も良く手段が目的になってしまうことがあるので本当に反省。
だからこそ、
そもそも何が目的だっけ?
何のためにやっているんだっけ?ということを自分に問いかけ、
『手段を目的にしない』ということを、定期的に自分で意識しないといけないだと思う。
公認会計士試験の直前期で言えば、
テキストの読込をするのも、
問題集の反復をするのも、
答案練習を受けるのも、
全部手段に過ぎない。
残りの期間で12月の短答式本試験で合格点以上を獲得するという目的を達成することがすべてであり、そのためにベストの手段を取ることができるのかに意識を置く。
そうすることで、
テキストをどう読み込むのか。
問題集をどう反復するのか。
答案練習をどう受けて、どう復習するのか。
一つひとつの手段について目的を意識して、やり方を工夫する必要がある。
その意識を持つか持たないかで勉強の効率は大きく変わる。
本試験での出題可能性
出題された場合の正解率
習得のために係る時間
どのような問題が出題されるのか
どの知識どの理解が大切で、現在の自分が習得しているものは何で習得できていないものは何か。
それぞれのやり方の効果とかかる時間はどうか。
こういうことを整理したうえで、日々の自習の質を高めることこそ効率性を高めることにつながると思う。
勉強時間を多くとっているけどなかなか点数に繋がらない方は、
問題集を解くこと
テキストを読むこと
答練を受けること
答練を復習すること
自体が目的になってしまっている可能性が高い。
それではどうしても一つひとつの手段の効率が悪くなってしまう。
12月本試験まで残り2か月。
勉強時間をできるだけ確保するのと同時に、
どう勉強の質を高めていくか。
そのために、一つひとつの手段を目的にするのではなく、合格点を取るためにという目的を強く意識して、日々の自習と向き合ってほしいなと思います。
手段を目的にしない。
みんながわかっているこの一つの法則をどれだけ徹底できるかにこだわる2か月にしてみることをお薦めします。