『直前期の重要性について②!』

 前回『直前期の重要性について!』というブログを書きました。

・費用対効果

・人それぞれによって結論は異なる

・計算と理論の優先順位

などについて説明しました。

 

前回『直前期の重要性について!』は以下のURLを参照してください。

https://cpakunimi.com/message-20161010.html

 

また、財務会計論(計算)の詳しい重要性分析の動画は以下を参照してください。

https://cpa-net.jp/cpa-course/experienced/past_exam.html

 

 

今回はそれに補足する続編を書いていこうと思います。

 

1.重要性を無視することは、戦略無しでとりあえず考えるのと同義

公認会計士などの難関資格試験でも、仕事でも、時間という最も限りのある制約条件の下で最大限の成果を出すことが求められる。

なので、最少の時間で最大の成果を出すことを目指すことが基本と言えます。

 

この時に、大切なのが、本試験の過去問分析に基づく重要性に基づく戦略です。

よく出る論点(重要性A)とあまり出ない論点(重要性C)の学習方法にどのように差をつけていくかは、戦略を立案する上で、非常に重要な視点です。

 

戦略なく、とりあえず頑張るというのは、とても非効率であり、結果を出るための努力とはずれてしまう可能性があります。

そのため、

短期合格したい

少ない学習時間で効率的に合格レベルに行きたい

という人ほど、重要性を徹底的に意識することをお薦めします。

 

2.重要性で出題頻度はこんなに違う

公認会計士の短答式試験の財務会計論計算を例にすれば、

過去6回(3年間)の本試験で、個別の8点問題で何回出題されているのかをざっくり示すと以下のとおりです。

 

重要性Aの論点  過去6回の本試験で45問~50問程度出題

重要性Bの論点  過去6回の本試験で10回程度出題

重要性Cの論点  過去6回の本試験で5回程度出題

 

論点のボリュームは、重要性A40%、重要性B30%、重要性C30%程度。

つまり、全体のボリューム40%のA論点から70%から80%程度

B論点から15

C論点から5%~10

出題されているのです。

(今後も同じことが続くかは誰にもわかりませんが、過去の事実を知ることは大切です)

 

こんなに出題頻度が違うのであれば、重要性Aの論点を徹底的に精度を高め、重要性Bの中でも比較的よく出題される論点の精度を高めるだけで、80%~90%の出題に対応できると言えます。

 

これは、簿記の学習の半分程度の時間で対応可能であることを示しています。

簿記を仕上げるのには1,000時間かかるとも言われている。その半分の500時間を節約できるのであれば、勉強2か月分に相当する時間を節約できるという見方もできるのです。

 

なので、本試験まで、時間が足りないと感じている方にとって、徹底的に重要性の高い論点から精度を高めることが、短期間で合格レベルに行くためには必須の戦略と思っています。

 

以下参考までに、各論点の重要性の一覧を示しておきます。

(なお、各論点の中にも、項目ごとに重要性は異なる点には留意してほしい)

また、ここ4回は総合問題は1問になり、総合問題での出題は連結会計に偏っているという事実も参考にして過去の出題形式を検討してみてください。

 

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3.C論点はやらなくていいのかという疑問について

C論点をやらなくていいということは一切ないです。

その上で、AB論点の精度を高めていないのに、1問程度の出題に限るC論点に時間を費やすは非効率ということは強く意識してほしいと思います。

なので、本試験当日までに残された時間の中で、どれぐらいC論点まで手を広げれるのかを大局的に判断し、A/B論点に優先しつつ、少しでもC論点に手を広げる、できれば理論科目優先でC論点に手を広げることが個人的にはお薦めです。

 

4.ほとんどの受験生にとって網羅的な学習はマイナスでしかない

合格者(全体の10%)の上位半分ぐらいの人(全体の5%)は、ある程度網羅的に精度を高めて合格していると思います。

でも、残りの合格者の半分と多くの不合格の方である95%の人は、網羅的に精度を上げる前に本試験を迎えている事実もあります。

この95%のやりたいことをすべてやりきれない人(会計士の様にボリュームが多い試験ではこれが普通です)が、合格の可能性を高めるために一番効率的な方法は、重要性の高い論点に多くの時間を費やすことに尽きるのではないでしょうか。

もちろん、理解を強化することで学習の効率化は図れるが、短期的に最も効果を出せるのは重要性に応じた時間配分を正確に行う勉強戦略を立てることがとても大切と感じています。

 

確かに、10回の試験のうち1回ぐらいは、重要性が大きく外れる回があると思う。特販も・事業分離も・帳簿も・在外CFも同時に出題されるかもしれない。そのような時にも確実に合格するためには、すべての論点を網羅的に学習することが必要かもしれない。(そのような時はボーダーが下がると思うので、重要性の高い論点の精度を高めるだけでも合格できる可能性はあると思っていますが。)

 

その上で、残りの9回の試験は、過去の事実ベースでは重要性に基づいて出題される可能性が高いと思います。

つまりここで、強く伝えたいのは、解けない問題を無くしたいというリスクを徹底的に軽減させようと網羅的に学習することが、結果的に多くの本試験の合格の可能性を下げるというリスクを高めているという事実です。

 

多くの人にとっては、網羅性が合格の可能性を下げているという事実

 

なので、結局、多くの合格者の方も行っていると思いますが、重要性の高い論点、多くの人が取れる論点を確実に取れることが合格の可能性を最も効率的に高めるという事実をどれだけ学習戦略に具現化できるかが効率性を大きく左右しているのです。

 

つい、できない問題を一切なくしたいという想いが優先し、網羅性を意識しがちです。でも、大事なのは残り2か月で短答式本試験での合格の可能性を最大限高めることのはずです。

100点を目指した結果、重要な論点の精度が下がり、50点・60点という結果にならないように、ベストな勉強計画を立てて、実行してもらえればと思います。

 

残り2ヶ月間でいくらでも詰め込めます。

現時点で合格点に届いていない方は、是非、重要性の高い論点に時間を集中的に投下して、是非2か月後の本試験で合格点を勝ち取ってほしいと思います。

 

最後に もう一度重要性C論点を掲載しておきます。

理論科目でもっと点数を稼げる方、

計算科目のAB論点の精度がまだまだ高めれる方は、

以下の論点を切り捨てる勇気も検討してみるのも一つの選択肢としておすすめな気がします。

(もちろんC論点からも必ず何かは出題はされますので、その場合は、迷わず飛ばして他の問題を解いてください!)

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