公認会計士の勉強を続けるか悩んだ時に考えてほしいこと!

ツイッターで以下のような相談を受けました。

はじめまして!

現在大学4年で論文結果待ちのものです。他校で勉強しているため質問をするのは恐縮ですが、お答え頂けたら幸いです。

今大学四年ということもあり、大学の同期はもう内定をもらっています。そしてメガバンクや大手証券、総合商社など一般的によいとされる企業から内定を貰っています。

そのようなことを考えると大学生活のほとんどを勉強に費やして会計士の資格をとっても年収はそんなに変わらない、ないしは低いのではないかと思ってしまいます。

本当に会計士という資格は大学生活のほとんどを費やすほど価値のあるものなのでしょうか?

また、もし今年の論文に落ちてしまい受かるのが卒1や卒2になってしまうと一流企業に行った同期には負けてしまうのでしょうか?もし今年の論文に落ちてしまい受かるのが卒1や卒2になってしまうと一流企業に行った同期には負けてしまうのでしょうか?

 

こういう悩みを持っている方は多いと思います。

なので、今日は上記質問について、自分なりの回答を述べてみたいと思います。

1.価値や意味づけについて

まず、世の中のすべての事象について、客観的な事実は一つですが、それにどのような意味づけをして、価値を感じるかは人それぞれだと思います。

なので、公認会計士という職業に対する意味づけ、価値も人それぞれだし、メガバンク・総合商社・大手証券という職業に対する意味づけ、価値も人それぞれなんだと思います。

なので、何を持って勝ったと感じ、何を持って負けたと感じるかも人それぞれなんだと思います。

 

その時に、大切なことは、自分自身の価値尺度で選択してほしいなということ。

他人の価値尺度に基づいて選択してもなかなか充実した人生になりづらいと思っています。

なので、いろんな人のアドバイスを聞いて、でもそれはあくまでその人の価値尺度からの話という前提を理解し、最後は自分自身で、後悔しない選択をすることが大事なんだと思います。

 

このように、キャリアに誰にでも唯一の正解などないという前提の中で、自分が感じる(私の価値基準に基づくという意味)公認会計士の魅力や公認会計士試験というチャレンジで得れるものについて色々書きたいと思います。

 

2.達成した成果以上に、頑張っている過程が尊い

私は、今まで色々なチャレンジをしてきました。中学受験・部活・公認会計士試験・仕事。会計士の受験指導だけでも既に18年目に突入です笑!

その経験から強く思うのは、何かを達成したという結果以上に、その目標に努力している時間がとても重要だなという視点です。

なぜなら、その過程でこそ自分が大きく成長しているからです。そして、自分が大きく成長するからこそ、やれることの幅も広がり、どんどん人生が充実すると思っています。

 

若い人を見ていて、老婆心ながら感じるのは、結果やその結果手に入る環境ばかりに意識が行っていて、自分の実力を高めるという意識が少し弱いのではということです。

短期的に何かの結果を手に入れても、短期的にいい環境に遭遇しても、自分の実力が高まっていないと、なかなか幸福は長続きしないのではないでしょうか。

 

お笑い芸人でも、実力がないのに一発何かが当たってしまっても、なかなか長続きしません。

私は最後に頼れるのは自分の実力だと思っています。

もちろん、色々な仲間の助けも本当に頼りになります。でも、多くの仲間に助けられるということは、その多くの仲間に何かを提供できていたからということも言えます。つまり、多くの仲間と良好な関係性を構築するのもまた自分の実力なのではないでしょうか。

 

なので、自分は何かに本気でチャレンジしている過程で、実力が高まっていくことを何よりも大切にしています。その結果、様々な挑戦で結果を出せる確率も上がると信じています。

 

3.学生時代を犠牲にするという考え方

私も、大学生の時に会計士の勉強にほとんどの時間を費やしました。でも、何かを犠牲にしたなんて全く思っていません。確かに、勉強を選択したことで学生時代に選択できなかったことは沢山あります。

サークル活動、短期留学、アルバイトなど、多くの大学生が費やす時間を私は選択しませんでした。

でも、その結果、公認会計士試験の合格という結果と、勉強に取り組む姿勢、様々なソフトスキル、達成できたという自信を手に入れました。

また、合格後も自分の決めた分野のスキルを徹底的に磨き、多くの他分野の方に価値を出せるように努めてきました。

その結果、多くの他分野の方からも様々なものを提供いただけるようになっていると思います。

そのため、何かに取り組みたいと思った時に、多くの仲間と協力しながら色々なことを実現できるようになって、本当に日々充実しています。

また、本質的ではないですが、経済的にも、他の同世代のビジネスマンの平均と比較して、何倍かのお給料はもらっていると思います。

結婚して、子どももできると色々経済的な制約も起こります。その時に、子どものやりたいことを自由にやらせて、かつ自分自身もある程度自由にお金を使える状態というのも、それなりに大事な気がします。

経済的な自由に価値を見出すかも人それぞれですが、実力次第でいくらでも収入をコントロールできる部分(自分で選べる)もプロフェッショナルの魅力だと思っています。

 

なので、学生時代選択しなかったものを犠牲にしたのではなく、

今多くのものを手に入れるために、学生時代は勉強を選んだと感じています。

逆に、大学生時代に自由に過ごすからこそ、手に入るものもあると思いますが、その結果、社会人生活で犠牲にするものも多くあるのではないでしょうか。

 

4.勉強ばかりしている奴はだめだという意見について

勉強ばかりしているとコミュニケーション能力が磨かれない。などとよく言われると思います。自分も勉強ばかりしていたら、コミュニケーション能力は磨かれないと思います。

しかし、その勉強ばかりというのは、中学時代も、高校時代も、大学時代も、社会人時代もいつもいつも勉強ばかりしていたらコミュニケーションは磨かれないという意味であり、人生のどっか数年間真剣に勉強したからコミュニケーションが磨かれないなんてことは全くないと思っています。

現に、大学時代に勉強して公認会計士試験に合格した人がコミュニケーション能力が低いという客観的事実など何もないと思っています。

大学時代にひたすら遊んでいてもコミュニケーション能力が低い人などいくらでもいます。

もし、20代前半の合格者と20代後半の合格年齢別にコミュニケーション能力に大きな差異がみられるのであれば、自分の考えを改めますが。

実際自分も、大学時代は勉強に専念しましたが、高校時代までに多くの人と交流し、社会人になっても多くの人と交流し続けた結果、コミュニケーション能力が低くないと思っています。

また、同期の友人で在学中に合格した仲間も、みんなそれぞれの分野で大活躍しています。

確かに、東大生でも勉強しかできなくてコミュニケーション能力が低い人もいるでしょう。でも、東大生でもコミュニケーション能力に長け、様々な分野で活躍している方も沢山います。

なので、数年間勉強に集中する期間、何かを選択していなかったからと言って、その人の人生でマイナスになることなんてほとんどないのではないでしょうか。

逆に、長い人生の中で本気で数年間勉強する期間がない方が、様々な能力が養われないんじゃないかなとさえ思っています。

 

5.公認会計士としての職業としての魅力

公認会計士は、様々な職業の中で、本当に特殊で、公共の利益に資する仕事をしています。

ほとんどの職業は、お金を払ってくれる消費者の利益を最大限求める仕事をしているので、私益に資する仕事と言えます。

しかし、公認会計士は、お金を払ってくれるクライアントではなく、広く公共の利益のために監査を実施しています。そこに会計プロフェッションとしての誇りとやりがいがあると思っています。

自分たちがしっかりと監査をするからこそ、日本の資本主義は成り立っており、すべての国民の生活にメリットがある。国民の大事な年金の多くも、国債・社債・株式で運用されており、そのすべてが日本経済の発展にかかっています。

なので、公認会計士の監査という仕事は、本当に重要な仕事であり、そこにプライドを持って働いている方が沢山います。

 

また、監査以外にも、税務・財務・コンサルなどの様々な業務や、独立開業・CFO・事業会社での活躍などその業務フィールドも非常に多岐に渡ります。

そのため、公認会計士は自分の実力さえ高めていれば、将来やりたい仕事を自分で選べる自由もあります。

この点は、部署をなかなか選べなかったり、社内政治の影響も大きい、大企業との大きな違いではないでしょうか。逆に、自分はそのような理不尽さの方が苦痛なタイプです。

もちろん、大企業には大企業の良さがあります。ベンチャーにもベンチャーの良さがあります。なので、一概にどれがいいというのではなく、公認会計士には公認会計士の良さがあるのです。

自分は自分の実力次第でどうにでも選択できる公認会計士という職業の魅力に価値を感じていますし、公共の利益に貢献するという会計士の使命も大好きです。

 

収入だけで見れば、監査法人と同程度の待遇の大企業もいくつかあります。

なので、収入面だけを考えるなら、数年間勉強しなくても、そのような企業に就職すればいいと感じるのもわかります。

でも、その企業に就職したからと言って、将来永続的に収入が約束されているのか。

収入以外にも多くの考慮するべき要素が沢山ある。

 

そういう部分も考え、公認会計士という資格に価値を感じる方は、是非頑張って合格してほしいと思います。

 

6.1・2年の遅れについて

1年・2年遅れることを過剰に心配している人も結構いますが、自分はそんなの人生にとって本当にちょっとした誤差だと思っています。

部活動のように3年間または4年間等の期限があるものでは、1年・2年の遅れは大きな差になると思います。でも、社会人は40年・50年続きます。

正直、社会人12年目と14年目の差、社会人32年目と34年目の差など、本当に意味のないものであり、大事なのは、社会人生活をどのように歩んできたかです。

なので、学生時代の一年の遅れは非常に大きく感じるかもしれません。周りの友人が一歩も2歩も進んでいるように感じるかもしれません。また、その時はとてつもなくその一年が長く感じると思います。

でも、長い人生から観たら、10年後から振り返ってみれば、全然そんなことありません。

公認会計士の世界で大活躍している先輩の中には、20代後半で合格した人も、30代で合格した人も沢山います。

お笑い芸人だって、何歳から芸人を目指したかについて、数年の差など全く意味がないと思います。

なので、スタートの1年・2年の違いは問題ではなく、20年後・30年後にどの程度実力をつけているかが大切。

逆に、あの時の1年・2年があったからこそ、今の自分がある。と思える過ごし方をしてほしいと思います。

 

 

以上、好き勝手、自分なりの意味づけ、価値基準に基づいて書いてきました。

今回かいたことは正解などではなく、あくまで自分が38年間生きてきて思っている意味づけに過ぎません。

何を価値と思い、何を勝ちと感じるかも本当に人それぞれ。

私の意味づけで参考になる部分は参考にしていただき、皆さん自身の価値基準に従って、自分の後悔しない選択をし、皆さんオリジナルの素敵な人生を送ってほしいと思います!!

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