昨日2018年の公認会計士試験の発表を受け,
残念な結果になってしまった皆さんが数多くいると思います。
昨日の今日ですので,まだ気持ちの整理がついていない方も多いと思います。
少しでもみなさんが前を向いて進んでいくために役立てばと思い,ブログを書いてみましたので,気が向いたときに読んでもらえればと思います。
参考になる部分が少しでもあれば幸いです。
3,600名の受験者がいて,1,300名が合格ということは,1,300名の合格者の方がいる一方で,2,300名の方が涙を飲んだことになります。
これは,厳しい現実ですが,勝負の世界では避けれない現実です。
それでも,結果が伴わなかったときは,何がいけなかったのか,もっとやれたのではないか,自分には無理なのではないかなど,色々な想いが錯綜し,自分を責めたり,悔しさがこみあげてきたり,自己嫌悪に陥ったりしてしまう人も多いと思います。それはいけないことではなく,人として自然な素直な気持ちだと思います。
悔しくて泣きたいときは,思い切り泣けばいい。
落ち込むときはしょうがない。
自分で自分を嫌になることもある。
ただ,長い人生,必ず調子が良いときと悪いときがあります。
私にも皆さんにも,これからの人生で何回も好調な時と不調の時が訪れるのが必然です。そして,自分は不調の時の思考と行動が人生全体に与える影響がとても大きいと感じています。
不調の時に,自分の可能性を諦めたり,自暴自棄になってしまうと,次のチャレンジをしなくなってしまい,結果として好調の時に得れることが小さくなってしまう。逆に不調の時に愚直に取り組み,実力を高めておくことで,好調のチャンスの時に大きな成果を得やすくなるし,チャンス自体も増えていくと思います。
公認会計士試験の合格が一年遅くなることは,今はとても大きなことに感じると思います。でも,今後の50年の長い人生で考えれば,一年の遅れなど実は誤差の範囲です。それよりも,この結果により,今後の50年においてチャレンジしなくなる方が大きな影響を与えてしまいます。
もちろん,公認会計士以外の道も沢山あります。そのため,今回の結果を踏まえて他の道に進まれる方もいると思います。それもまた素晴らしいことです。
会計士以外で自分のやりたいことがある方は,自分のやりたい道でぜひ頑張ってほしいと思います。
ただ,本音では,公認会計士になりたいと思っている。でもちょっと大変そうだし,自分には出来なさそうなどの理由で他の道に進むか悩んでいるのであれば,ここはぐっとこらえ,今足りていない部分を直視し,来年の8月までベストを尽くし,実力を高め,是非一年後の本試験で合格を勝ち取ってほしいと思います。
ここまで努力を積み重ねてきたからこそ,ここで諦めてしまうのは本当にもったいない。
やろうと決意する人は多くいるけど,一歩踏み出す人は少ない。
さらに,それを継続する人はもっと少ない。
そして,最後までやりきれる人はもっと少ない。
皆さんは,すべての講義を受講し,短答式試験を突破し,数多くの論文答練とも向き合い,何度も壁を乗り越えて,ここまでたどり着いています。
そこまでやれていることは,本当に凄いことなので,自信を持ってほしい。
その上で,合格という結果には,何かが足りていないのも現実です。
・理解が足りていないのか
・現状分析に基づく対策が誤っていたのか
・学習量が足りていなかったのか
・気持ちの部分が足りなかったのか
人によってそれぞれだと思いますが,全て必ず改善できます。
・理解が足りないのであれば,講義や質問で徹底的に理解と向き合いましょう!
・現状分析と対策が誤っていたのであれば,徹底的に講師に相談し正しい分析に修正し,対策を講じましょう!
・量が足りないのであれば,学習を習慣化するために方策を改善しましょう!
・気持ちの部分が足りなかったのであれば,ポジティブシンキングや不安との向き合い方を改善しましょう!
全部,真摯に,愚直に向き合えば,改善可能なものばかりだと思います。
だからこそ,自分の可能性を諦めないでほしい。人生は何度失敗したかではなく,何度やり遂げたかで決まると思っています。何回失敗してもいい。一番よくないのは失敗を恐れてチャレンジしなくなること。何かを出来るようになる方が,失敗を避け続ける人生より絶対に楽しいと信じてます。
だからこそ,自分は合格できる。それを信じて自分の未来のために,前を向いて進んでほしいと思います。
その上で,理解の強化でも,分析と対策の立案の改善でも,学習量の増やし方でも,気持ちの持ちようの改善でも私やCPAの講師でサポートできる部分は,できる限りサポートしますので,遠慮なく相談してください。
まずは,自分の気持ちと向き合い,気持ちの整理をしてほしいと思います。
その上で,前を向いて,もう一度進んでいこうという気持ちになった方は,是非遠慮なく,相談に来てください。
この悔しさは,来年の本試験で合格を勝ち取ることで乗り越えていってほしいと思います!
負けるな!
がんばっていきましょう!