公認会計士の12月短答式本試験が迫ってきています。
多くの方がやりたいことをすべてやれない中で、何とか合格点以上獲得したいと思っているはずです。
個人的な直前予想をしてほしいというニーズが多く来たため,今日は、
公認会計士試験、短答式財務計算、8点問題の出題可能性ランキングを実施したいと思います。
当たるか、外れるかは、12月の当日まで誰もわかりません。
(私はそれなりに当たると信じてますけど!外れたらごめんなさい。。。勝手な個人的な予測ですので,CPA全体の見解でも全くありません。)
下記のランキングは、過去16回(8年分)の短答式本試験で、8点の個別問題の方で何回出題されたかに基づき、私独自の可能性を加味して予想しています(再度完全な個人的な見解であることをお伝えしておきます)
第1位 リース会計 出題回数11回
第2位 退職給付会計 出題回数12回
第3位 ストックオプション 出題回数12回
第4位 有形固定資産(リース・減損以外) 出題回数12回
第5位 有価証券(外貨除く) 出題回数8回
第6位 企業結合会計 出題回数10回
第7位 貸倒引当金 出題回数8回
第8位 減損会計 出題回数8回
第9位 商品売買 出題回数11回
第10位 外貨建取引 出題回数10回
第11位 現金預金 出題回数9回
第12位 研究開発費 出題回数7回
第13位 資産除去債務 出題回数7回
第14位 社債 出題回数7回
第15位 個別税効果会計 出題回数6回
第16位 純資産会計 出題回数5回
正直ここまでの論点は、短答直線答練1回目の解説資料にも重要性Aの章として掲載したものを順位付けしただけで,不動のレギュラーですので、順位に関係なく,しっかりマスターしていきましょう!
問題はここからです。準レギュラーの皆さんです。
第17位 工事契約 出題回数6回
第18位 本支店会計 出題回数6回
第19位 個別キャッシュフロー計算書 出題回数7回
第20位 会計上の見積もりの変更 出題回数5回
第21位 事業分離会計 出題回数5回
第22位 包括利益 出題回数4回
こんな感じです。準レギュラーは直前答練第1回の解説でBの章になっている章から選んでいます。
(CPA生の方は,直前答練の解説で示した,A・Bの章の中の各論点のうち,重要性ABまでの論点を優先してください)
それでは残念ながら圏外になってしまった論点も列挙だけはしておきましょう。
圏外の論点は,直前答練第1回の解説でBの章の一部と,Cの章の全部です。
四半期財務諸表3回,デリバティブヘッジ4回、無形固定資産繰延資産2回、各種引当金4回、特殊商品売買4回、製造業会計0回、本社工場会計0回、在外支店2回、連結キャッシュフロー計算書4回、在外連結キャッシュフロー計算書1回、1株当たり情報3回、分配可能額の算定1回、帳簿組織2回、伝票会計2回,その他の細かい金融商品会計etcの15論点
もちろん圏外の15論点からも出題されると思います。
でも、個人的には、
10問中6問~7問程度は第14位までの14論点のレギュラー論点から,
1問~2問程度が,8論点の準レギュラー論点から,
1問~2問程度その他の圏外15論点から
の出題だと予想します。
このようにコスパを意識して,強弱をつけることこそ優先順位を,明確にした学習戦略になります。
もちろん,時間が十分にあり,財務計算でドカンと稼ぎたい人は、網羅的に学習してほしいと思います。
ただ,多くの方が稼がなくていい,
財務の計算では効率的にボーダーを取りたい,多少の貯金でOKという方は、
是非、第14位までの論点の精度をまずは優先的に高め,
その後に第22位までの順レギュラーの精度を高めにいくことをお薦めします。
※ 特殊商品売買については,前16回で4回しか出題されていないのに,直近3回は連続で出題されているのは,論点の重要性,実務での使用頻度からして,ちょっと個人的には意味不明です。ただ,そこについて述べるのは控えておきます笑
最後に、お薦めの方法は、テキストの結論部分(コンサマ)を徹底的に反復することです。
これが、コストパフォーマンスが最も高い。
持ち時間のうち半分はテキスト(コンサマ)の結論と解法の定着に使ってほしいと思います。
皆さんが財務計算で,効率よく合格点以上の点数を獲得できること,
少ない時間でしっかりボーダーを守れることを祈っています!!
残り3週間,
最後まであきらめないで,頑張っていきましょう!!