公認会計士 企業法の学習方法!!

公認会計士の各科目の学習方法シリーズですが、

今回は、東京CPA会計学院 企業法主任講師の菅沼講師に説明していただきました。
かなり詳細に書かれていますので、是非、企業法の学習計画の参考にしてほしいと思います。

以前に書いた簿記と財務諸表論は下記の記事を参照してください。

公認会計士財務会計論計算(簿記)の学習方法!!

公認会計士試験 12月短答後の簿記の学習方法アドバイス!

公認会計士財務会計論理論(財務諸表論)の学習方法!!

公認会計士試験 12月短答後の財務理論(財務諸表論)の学習アドバイス

 

以下は、菅沼講師からの文章

論文式試験対策と短答式試験対策に分けて述べていきますが,論文式試験対策の(5)注意点については,理解という点で短答式試験対策にも同様のことが言えます。したがって,短答式試験対策に関する箇所だけを読まれる方も,1.論文式試験対策について (5)注意点の中の① 条文の内容と趣旨を理解しようとする場面までを読むようにしてほしいと思います。

ちょっと長いですが,それぞれの対策を具体的に書きましたので,企業法の勉強方法について悩んでいる方,しっくりこない方は,是非最後まで読んで頂ければと思います。

 

 

1.論文式試験対策について

(1) 論文式試験で問われる内容

短答式試験においては,主に条文の正誤問題,すなわち,結論として合っているか否かだけが問われます。

しかし,論文式試験においては,受験生には参考法令基準集が配布されるので,条文の結論は配布された基準集を見ればわかるわけです。

では,論文式試験では何が問われるのでしょうか。論文式試験においては,① 制度の全体像を理解しているか,② 条文や制度が設定されている趣旨,③ 論点(明文規定がなく問題となる点)の理解,④ 問題で問われている条文が配布された基準集から正確にピックアップすることができるか等が問われます。

 

(2) 長文の記述が求められる

企業法は,他の科目と違って,長文の記述が求められるため,答案構成について学ぶ必要があります。答案構成とは,何をどのような順番で書くかということです。答案構成は問題のタイプ別に違ってきます。答案構成については,論文対策集の学習を通じて学んでいくことになります。

 

(3) 論文式試験における出題論点

企業法において,論文式試験で重点的に出題される網掛け部分とされている範囲は,会社法と金融商品取引法です。すなわち,商法だけが,重点的に出題される範囲から除外されています。

平成17年に成立した会社法が試験範囲となった平成18年以降,論文式試験においては,以下のような範囲から出題されています。

菅沼①

 

 

見てわかるように,機関に関する問題が継続的に出題されています。したがって,機関の重要性が最も高いといえるのですが,頻出する「株式」,「資金調達」,過去3年間出題されていない「組織再編行為等」,過去4年間出題されていない「株式会社の計算等」については,出題可能性が高いものとして,しっかりとした対策が必要です。

 

その他,出題可能性が高いわけではない論点についても,企業法については出題された場合に大問1問(50点分)に影響が出てしまうことから,企業法にあまり時間が割けない受験生であっても,全く触れないという対策はおすすめできません。

 

まず,「持分会社」は,平成14年に出題されたのが最後です。会社法が施行された平成18年以降も出題されていないため,そろそろ出題されてもおかしくはありません。特に,合同会社は平成17年に成立した会社法によって新しく創設された会社の種類ですので,特徴を理解しておく必要があります。

 

次に,「会社法総則」ですが,名板貸人の責任,会社の使用人,事業譲渡に関する義務や責任については確認しておいてください。

 

そして,直近で出題された「設立」についてですが,設立の範囲は一度出題された場合は,次に出題されるまで一定期間,間が空く傾向があります。最低でも2年間,長いと7年くらいは間が空くのですが,前述した通り出題された場合は,大問1問分に影響が出てしまうことから,この傾向がずっと続くと信じこんで全く対策をしないのはリスクがあるでしょう。

また,平成26年改正法によって,出資の履行を仮装した場合の責任が定められたことから,見せ金に関する論点は注意してほしいと思います。

 

「金融商品取引法」については,未だ論文式試験で出題された実績はありません。大問1問,50点分が金融商品取引法から出題されることはちょっと考えにくいですが,資金調達や組織再編行為等との関連で,有価証券の募集・売出し,公開買付制度・大量保有報告制度,民事責任等が問われる可能性はあります。CPAのテキストでは,短答と論文に分けてすべて重要性が付されておりますので,企業法に時間を多く割くことができる方は,論文の重要性が高い箇所について確認しておくことをおすすめいたします。

 

 

(4) 使用する講義・教材

理解が弱い部分については,全15回で全範囲を説明する圧縮講義を受講することをおすすめします。そのうえで,論文対策集とテキストを反復していきます。あわせて,上級答練,直前答練,論文式模擬試験を受験して,アウトプットの対策も十分に行いましょう。

論文対策集は,問題とその解答例が掲載されており,主に答案構成や答案作成上の注意点,典型的な問題に対する論証例を学習することが目的です。これに対して,テキストは,論点や条文・制度が網羅的に掲載されており,正しい知識を網羅的に習得することを目的とします。

 

テキストと論文対策集の学習の割合ですが,答案構成や答案作成上の注意点についてイメージができていない最初の段階では,テキスト:論文対策集=1:2くらいの割合で学習することをおすすめします。その後は,基本的にテキスト:論文対策集=1:1の学習で良いでしょう。

 

ここで注意してほしいのは,あくまで条文・論点についての正しい知識を網羅的に学習するためには,テキストを学習しなければならないということです。論文対策集の学習だけに集中をして,テキストの学習を怠らないよう,注意してください。

 

 

(5) 注意点

論点や条文の内容・趣旨について,理解ではなく,文言を暗記することで対応しようとする方がいますが,丸暗記では覚える量に限界がありますので,範囲の広い公認会計士試験に対応することは難しいです。また,理解をしていない場合は,出題の意図や問題文の指示に対応することも難しいので,論点を外して記述してしまうことがしばしば起こります。

 

ざっくりとした方向性が合っていれば細かい箇所が多少間違っていても,それなりの点数がきます。したがって,まず大事なのは,一つひとつの論点や制度の大枠の理解を優先しておさえることです。

つまり,簡単に言えばこういうことだよね,ざっくり言えば,結論はこうで理由はこういうことだよね。ということを『自分の言葉で人に説明できる』ようにしておけば,論文式試験で怖いものはありません。

 

ただ,理解という言葉が抽象的なので,人によってどこまで理解することを目指しているかというレベル感は異なります。もちろん,目指すレベル感は公認会計士試験に合格するレベル以上が求められるわけですが,どこまで理解すればいいのかというレベル感がわかりにくいため,「理解したつもり」になってしまっている方が非常に多いと感じます。

 

そこで,本質的な理解をするためにも,論点や条文について『自分の言葉で人に説明できるか』を意識してほしいのですが,その際の説明のレベル感について具体的に説明していきましょう。

 

条文の内容と趣旨を理解しようとする場面

まず,条文の内容と趣旨を理解するために,その説明をする場面を想定してみましょう。

例えば,ある会社法の規定を学習する際,その規定の趣旨が「会社債権者の保護」だとします。

そのとき,「この規定の趣旨は会社債権者の保護です」という説明では不十分です。

会社法は,会社を取り巻く利害関係者(会社・株主・債権者等々)の保護を図るために様々な規定を設けています。

すなわち,会社法には,「○○○の保護」を趣旨とする規定が多数存在するわけです。その規定が誰を保護するものなのかということを,まずおさえることは大事ですが,それではまだ理解の程度としては不十分なのです。

では,どうすれば十分な理解となるのでしょうか。十分な理解をするためには,以下の2点を意識して学習するようにして下さい。

 

(ⅰ) なぜその場面で○○○を保護する必要があるのか

(ⅱ) その規定があることによってどのように○○○が保護されるのか

 

以上の2点を意識することによって,より本質的な理解をすることができます。

 

もう少し具体的にいきましょう。

例えば,資本金制度の趣旨は会社債権者の保護ですが,上記2点を意識すると以下のような説明となります。

 

(ⅰ) なぜその場面で債権者を保護する必要があるのか

株主の責任は間接有限責任なので,債権者にとってはその債権を回収する際に当てとなるのは会社財産しかない。したがって,債権者のために会社財産を確保する制度が必要となる。

 

(ⅱ) その規定があることによってどのように債権者が保護されるのか

そこで,資本金制度を設けることによって,債権者は会社財産について株主に対する優先的な地位を有することとなり,債権者が保護される。

 

ここまで説明できるように意識すると「説明するレベル感」,つまり理解するレベルとしては十分です。

 

 

論点を理解しようとする場面

次に,論点を理解しようとする場面を想定してみましょう。

論点を理解するために最も重要なのは,何が問題となっているのか,つまり,問題の所在をしっかりと捉えることです。何が問題となっているのかが曖昧なままその論点に対する結論と理由を考えても非常に不効率になってしまいます。したがって,論点を十分に理解するためには,何が問題となっているのかということを説明できるようにする必要があるのですが,その際には,以下の2点を意識するようにして下さい。

 

 

(ⅰ) 問題になっている行為は何か(具体例と共に)
(ⅱ) 結論が確定することによって法律関係はどうなるのか

 

法律関係とは,法律によって規律された人と人との関係です。わかりやすくいえば,登場人物の権利義務の関係はどうなっているかということです(誰が誰に対してどういう内容の権利を有しているか,誰が誰に対してどういう内容の義務を負うかということです)。

 

もう少し具体的にいきましょう。

例えば,代表取締役の代表権濫用行為の効力について理解する場合を想定しましょう。この場合,上記2点を意識すると以下のような説明となります。

 

(ⅰ) 問題になっている行為は何か(具体例と共に)

代表権濫用行為とは,代表取締役が代表権の範囲内で,会社の利益のためではなく,自分や第三者の利益のために第三者と取引をする行為です。つまり,客観的には代表権の範囲内の行為ですが,代表取締役の主観としては自分の利益を図ろうとして代表行為をする事例です。

具体例は,自分の借金の返済のために,代表取締役が株式会社を代表して銀行から金銭を借り入れる場合です。

 

(ⅱ) 結論が確定することによって法律関係はどうなるのか

代表権濫用行為の効力が有効となった場合は,代表取締役が会社を代表して行った行為が有効に成立し,法律効果が生じます。つまり,金銭消費貸借契約であれば,借主は返済義務を負うことになるのです。すなわち,結論が有効であるならば,銀行は,会社に対して貸したお金の返済を請求することができます。

これに対して,代表権濫用行為の効力が無効となった場合は,金銭消費貸借契約は成立していないため何ら法律効果は生じません。すなわち,結論が無効であるならば,会社は何ら義務を負わないため,銀行は会社に対して返済を請求することができないわけです。

 

 

この2点を意識して論点を捉えることができれば,後は簡単です。

代表権濫用行為の効力に関する論点には,判例があります。

 

【判例の見解】

 

(結論)

代表権濫用行為の効力は,原則として有効だが,相手方が悪意または有過失であるならば,民法93条ただし書を類推適用して無効

 

(原則有効である理由)

代表権濫用行為は客観的には代表権の範囲内の行為であるため,取引の安全を図る必要がある

 

(例外的に無効とする理由

株式会社のためにするという表示と自己または第三者のためにするという意思との間に不一致があるため,心裡留保に類似している

 

 

何が問題となっているかをしっかり捉えることができれば,以上の結論と理由も頭に入りやすくなります。後は一般的な感覚で考えればいいのです。

 

・ 「あの契約は会社の運転資金じゃなくて実は代表取締役が自分の借金返済のために借りた物なので,当社は返済しません」という会社の主張がまかり通るのであれば,銀行に不測の損害が生じますので,取引の安全を図るために原則有効とすべきだな

 

・ 銀行が代表取締役の意図を知っていた場合や,不注意によって知らなかった場合は,保護する必要がないため,無効とすべきだな

 

このように,何が問題となっているのかが明確になっていれば,自然と上の2点を導くことができるはずです。つまり,「民法93条ただし書を類推適用」,「相手方は悪意または有過失」,「心裡留保」,「表示と意思に不一致がある」という最低限のキーワードをおさえておけば,文章の暗記をしなくても流れをおさえるだけで,自分の言葉で記述することができます。

 

 

さらに,論点について何が問題となっているのかを正確に捉えていれば,論点を間違って記述する論点外し(例えば,代表権濫用行為の事例なのに,利益相反取引について記述することなど)のリスクも無くなるのです。

 

 

2.短答式試験対策について

(1) 短答式試験で問われる内容と出題論点

短答式試験においては,主に条文の正誤問題,すなわち,結論として合っているか否かが問われます。また,最高裁判所の判例についても出題される可能性がありますが,近年の傾向ですと,出題されても,1,2肢,多くても1問分ですので,条文の内容の学習に重点を置くようにしましょう。

 

問題数について,平成25年試験までは20問で実施されていましたが,平成26年試験と平成27年試験は18問に変更されました。しかし,前回の平成28年第Ⅰ回短答式試験においては,再び20問へ変更されています。

 

問題数に関係なく,商法から2問,機関から5~6問,金融商品取引法2問が出題されております。したがって,この3つの範囲から約50点分が出題されるということです。

その他,特徴的な点を挙げていくと,近年の傾向として問題数に関係なく,株式からの出題数が1~2問と少ないと言えます。しかし,平成25年試験以前は平均して約3問出題されていましたので,今後出題数が増えることも十分考えられます。

また,資金調達の範囲からは,社債が12回(6年)連続で出題されているというのも特徴的です。

 

(2) 使用する講義・教材

理解が弱い部分につきましては,圧縮講義を受講することをおすすめします。そのうえで,短答対策問題集とテキストを反復していきます。あわせて,短答直前答練,短答式模擬試験を受験して,本番形式でどの程度点数が取れる状態なのかを日々確認しましょう。

 

短答対策問題集は,短答問題が一問一答形式で掲載されており,重要性の高い典型問題,短答式試験において注意しなければならないひっかけポイントや各制度の比較の視点等を学習することが目的です。これに対して,テキストは,条文の内容や論点が網羅的に掲載されており,正しい知識を網羅的に習得することを目的とします。

 

まず,短答対策問題集を2回転してから,テキストを読み込みましょう。

その理由ですが,条文の内容がどのように問題で問われるか,どういう点に注意しなければならないのかがわからない状態でテキストを読んでも,ただ文章を読んでいるだけになってしまい,問題に対応することができる知識を吸収することが難しいためです。

したがって,まず,短答対策問題集を2回転し,ひっかけポイント等の出題される視点を網羅的に学習し,その視点を踏まえてテキストを読み込むようにしましょう。

 

また,短答対策問題集は,短答式試験までにもう1回転し,全部で3回転したうえで,本番に臨むようにしましょう。

 

(3) 注意点

短答対策問題集を解く際の注意点

短答対策問題集を解く際は,何を目的に解いているのかを大事にしましょう。具体的には,「短答式試験当日において,類似の問題が出題された際に正しく正誤判断ができること」を目指してほしいと思います。そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれませんが,知らぬうちに「短答対策問題集を解くこと」が目的となってしまっている方が非常に多いと感じます。こうなってしまうと,短答対策問題集とほとんど同じ問題で構成されている答練であっても点数が伸びにくいという状況に陥ってしまいます。

反復すればなんとかなるという意識ではなく,しっかりとした目的を持って短答対策問題集に取り組む必要があるわけです。

確かに,ある教材を反復することは知識を定着させるために非常に重要で欠かせないプロセスなのですが,正しく正誤判断できるようになることを目標にしたうえでの反復でないといくら反復をしても同じ問題や似たような問題を繰り返し間違う,つまり,なかなか点数が伸びないという状態が続いてしまいます。

 

また,短答対策問題集を解く際に,「その場で正しく正誤判断できたか」に重点を置いてしまっている方も非常に多いですが,短答対策問題集の構造は,一問一答形式なので,左のページに問題,右のページに解答解説が載っています。つまり,右を見れば答えが載っていますし,そもそも,「正しい」,「誤り」の2択なので, 適当に「何か正しそうだな」,「何か間違ってそうだな」という感じで右を見ても確率的に半分は当たります。また,講義を受けた後やテキストを読んだ後だと,さらに,その内容が頭に残っている状態になるので,正答率は,適当にやっても,7・8割と高くなることでしょう。この時に,「その場で正しく正誤判断できたか」に重点を置いてしまうと,曖昧なおさえになっているにも関わらず,短答式試験当日でも正しく正誤判断できる状態になったと誤解してしまいます。

その場では間違ってもいいんです。極論,全部間違っても,二度と間違わないようなおさえこみがその場でできればいいわけです。大事なのは,「短答式試験当日において,正誤判断できる力を身につけること」ということを忘れないで,短答対策問題集に取り組むことが重要です。

 

 

テキストを読み込む際の注意点

テキストを読み込む際は,その条文の内容が問題でどう出題されるのかを意識するようにしましょう。つまり,「この知識が問題でこういう風に問われるな」ということをイメージしながらテキストを読むということです。この意識を持つことで,実際に出題された際もテキストの内容が頭に浮かびやすくなります。

 

圧縮講義や短答式問題集の活用をご検討の方は、下記のCPAオンライン校をご活用ください!!

http://www.cpaonline.jp/

 

公認会計士試験 5月・8月を受ける方向けの学習アドバイス!!

今後の学習方法について悩んでいる方が多く、相談も相当きています。

特に、他の学校さんで学習されている方からの相談が多く寄せられているので、

今回は、5月短答式試験を受ける方向けに、学習方法についてアドバイスしていきたいと思います。

5月短答式本試験に向けて特に意識していただきたい点は、以下の3点になります。

1.理解の強化と定着の強化のバランス

2.論文対策をどの程度行うのか

3.重要性の判断の見極め

続きを読む

公認会計士 2015年12月短答式試験 ボーダー予想②!

公認会計士試験短答式本試験から2週間が過ぎました。

 

他の学校さんのボーダー予想も出そろいました。

 

本試験翌日に書いたボーダー予想の記事では、

ボーダーは67%~69%で、850名~1,000名と予想しました。

 

その後の情報を勘案し、

現時点での結論は、

ボーダーは、66%~68%で、850名~1,000名合格が本命と予想します。

 

上記の予想をした理由は、先日のブログに書いた内容をベースにしています。

詳しくは以下の記事を参照してください。

 

『公認会計士 2015年12月短答式試験ボーダー予想①』

https://cpakunimi.com/message-20151207.html

 

その上で、様々な情報を勘案すると、全体的にさらに点数が取れていないと感じましたので、上記の様に1%下方修正いたしました。

65%の可能性もかなりあると思うのですが、CPAの受講生を見ていると、ボーダーが67%でも、CPA生は例年の1.5倍強合格する点数を取ってきているので、相当読みづらいというのが本音です。

 

そのため、様々な要因を勘案し、66%~68%と予想します。

 

ただ、もう少し下がる可能性もあると思っていますので、65%以上の方は合格を信じて論文対策の学習を進めてほしいと思います。

 

その上で、今回の短答式本試験程度の難易度が、現在の受験者数、合格者数から勘案して、しばらくは継続すると思われます。そして、今回の問題でも平均点は50%を切るのではないでしょうか。そのため、今回残念だった方も、今回の問題の難易度で安定的に70%以上獲得できる実力を目指して、5月短答式試験に向け頑張ってほしいと思います。

 

公認会計士試験 12月短答後の財務理論(財務諸表論)の学習アドバイス

今回は、東京CPA会計学院の財務会計論主任講師の

『佐藤大輔』先生に、12月の短答式試験後のこれからの財務諸表論の勉強方法について書いていただきました。

是非、財務理論の学習方法の参考にしてほしいと思います。
(今後もちょくちょく他の先生にも記事を書いてもらう予定ですので、楽しみにしてください!)

続きを読む

公認会計士試験 論文式成績通知書における得点比率について③ 結論!

公認会計士試験の論文式試験での得点比率についての続きの情報を説明していきます。

 

何が起こったのかは、以下の二つのブログを参照してください。

 

『公認会計士試験 論文式成績通知書における得点比率について!』

https://cpakunimi.com/message-20151115.html

『公認会計士試験 論文式成績通知書における得点比率について!その②』

https://cpakunimi.com/message-20151116-2.html

続きを読む

東芝問題 新日本監査法人の処分はどうなる?

朝日新聞の以下の記事で、

東芝問題において、新日本監査法人に課徴金と業務改善命令の行政処分が行われる方向という内容が報じられています。

http://www.asahi.com/articles/DA3S12110006.html

 

新日本監査法人の行政処分の方向性は、資本市場に与える影響、公認会計士業界に与える影響がとても大きいので、少し内容を解説してみたいと思います。

  続きを読む

公認会計士試験 12月短答後の簿記の学習方法アドバイス!

12月の短答式試験も終わり、

5月短答式や8月論文式に向け、これから簿記や管理会計論の計算力を強化したい方も多いと思います。

そのため、今日は、受験経験者の方向けに、

これからの時期の簿記の勉強方法について述べたいと思います。

簿記の学習方法で悩んでいる方は、是非参考にしてもらえればと思います。

 

最終的には、テキストの例題、各種問題集などがすべて、理解した状態で、かつ、

いつでもできるようにすることが究極の目標です。

 

そのためには、

理解と定着のバランスが非常に重要で、

一つひとつの論点について

わかったつもり→わかった→できるつもり→できる→いつでもできる

の、どの段階にいるのかにより、対応策が変わってきます。

 

上記の話については、下記のブログの記事を参考にしてください。

(とても大切な内容なので、是非参考にしてください)

 

『会計の王道の勉強法』

http://blog.cpa-net.jp/study-accounting.html

 

上記ブログの内容を前提に、今日は今後の簿記の学習方法のアドバイスをしたいと思います。

続きを読む

今後の学習アドバイス 公認会計士試験12月短答式を受けた皆さんへ!

昨日短答式本試験のボーダーについての記事を投稿しました。

ボーダーの説明については下記の記事を参考にしてください

↓↓

『公認会計士試験 平成27年5月短答式本試験 ボーダー予想①』

https://cpakunimi.com/message-20151207.html

 

また、今後CPAが提供できる講義教材やお薦めイベントについては、下記の記事を参考にしてください。

↓↓

『公認会計士受験者向け、お薦め情報!!』

https://cpakunimi.com/message-20151208.html

 

その上で、今日は、『これから何をしていくべきか』について、述べたいと思います。

 

1.基本的方針

(1)70%以上取れている皆さんへ

合格している可能性がとても高いと思いますので、本当におめでとうございます。ここまで、色々な苦労があったと思います。この経験は実際に体験した人にしかわからないものがあると思いますが、その壁を乗り越え、今回の本試験で実力を出せたことに対し、心から敬意を表したいと思います。

その上で、8か月後の論文式試験が本番です。

あくまで短答合格は通過点のはずです。

これからの8か月間でベストを尽くせば、8月の論文合格まで一気に走り抜けることができます。

 

具体的には、週に2回から3回行われる租税法と選択科目の講義を進めながら、短答科目の論文対策を並行して進めてほしいと思います。

 

(2)65%~70%の得点比率の皆さんへ

昨日は、本当にお疲れ様です。あともう少しとれていれば,安心して論文対策に臨めたのにと感じている方もいると思います。確かに,70%以上取れていれば,良かったことは間違いないですが,現状を受け入れた中で,今できるベストのことをしてほしいと思います。

今できるベストのことはなにか。それは,明日から論文対策に100%邁進することです。ここで,切り替えて勉強しなければ,8月の合格の可能性はどんどん下がってしまうという現実があります。

5月に合格しても,8月に合格しなければ,来年の論文式本試験まで待たなければいけません。

ですので、今年の8月の論文式試験に合格するという最高の結果を実現するためには,今から論文対策に本気で取り組む以外の選択肢はないと思います。

切り替えて集中することは精神力を必要とします。それが本当に難しいことも理解しています。

ただ,それを切り替えて勉強に集中した方のみが,8月の論文式合格という勝利を手にすることができます。だからこそ,合格を信じて,勉強に取り組んでほしいと思います。

具体的な取り組み方は、70%以上の方と同じになりますが、まずは租税法の勉強だけは進めましょう。

 

(3)65%の得点比率に届かなかった皆さんへ

昨日は、本当にお疲れ様です。今は,色々と整理のついていない状況であると思います。

悔しい気持ち

これからどうするべきかという気持ち

切り替えて5月に向かって頑張ろうという気持ち

など、さまざまな想いが入り混じっている状況の方が多いのではないでしょうか。

 

その上で,すべての方にお伝えしたいのが、今回の結果にかかわらず,今日まで頑張り,今日という日にたどり着いたことを誇りに思い,自分を褒めてあげてほしいということです。

ここまで,頑張ってきたことは本当に素晴らしいことであり,その過程で本当に成長しているということを心から伝えたいです。

そして、発表までの1か月間は、徹底的に簿記と管理会計論の計算力の強化に使ってほしいと思います。この発表までの1か月の過ごし方が、合格の可能性に最も大きな影響を与えるぐらい大切になります。

 

 

2.具体的な勉強方針について

(1)70%以上とれている方へ

まずは、租税法と選択科目の講義をスケジュール通り進め、その復習をしっかり行っていきましょう。その上で、短答科目については、論文対策の学習を進めることになります。

租税法と選択科目の学習方法は、各講義内で講師が説明しますので、今回は割愛します。

では、短答科目はどのように勉強するべきでしょうか。以下では科目ごとに説明していきます。

 

① 計算科目について

計算科目については、基本的には短答式試験の時の力を維持することで十分と言えます。

かつ、論文は出題範囲区分の網掛け部分から中心に出題されますので、網掛け部分を中心に学習して下さい。

さらに、簿記については、構造論点については、苦手意識をなくすようにしていきましょう。特にキャッシュフロー計算書や組織再編などは、短答式では切ってしまった方もいると思いますが、論文式では大きなダメージになりますので、はい時期にしっかりと復習を行うことをお薦めします。

具体的には、CPAでは、財務の上級答練の第1回の解説で、重要性の判断と学習方法については説明しますので、参照してください。

 

② 理論科目について

理論科目は、短答式と論文式の学習方法が大きく異なります。〇×ができればいい短答式と、文章を記述する論文式は大きく変わります。

そのため、まずは、論文の問題に対して、どのような内容を書くべきかという内容が出てくるようにしてほしいと思います。つまり、問いに対して内容は合っているよねという状態を目指すことが第一段階です。

このためには、テキストや論証集を読み込む際に、内容の骨格を意識して読み込むようにしてください。

骨格が言えるようになり、その後重要キーワードを押えるようにしましょう。 12月から始まる上級答練及び3月に実施される論文式模擬試験で上記の習得状況をチェックしてほしいと思います。

その上で、4月以降で文章の精度を高めるフェーズに入っていくので十分に間に合うと思います。

 

租税法・選択科目に加え、他の科目についても、苦手科目・苦手論点については圧縮講義を受講し直すなどして、理解力を徹底的に強化してほしいと思います。

 

(2)65%以上とれている方へ

基本的には、70%以上とれている方と対策は同じなのですが、より短答科目を重視するという判断も大事だと思います。

そのため、学習の優先順位は以下の様にしていくことをお薦めします。最低でも②までは実施してほしいと思います。

 

① 財務会計論・管理会計論の上級答練

② 租税法の講義

③ 監査論の上級答練

④ 企業法の上級答練

⑤ 経営学や選択科目の講義

 

その上で,これからどうするべきなのかについて,自分なりの考えを伝えたいと思います。

 

(3)65%の得点比率に届かなかった皆さんへ

まずは短答対策を徹底的に行ってほしいと思います。そのためには、2月までは苦手科目の講義を受講し直し、強化してほしいと思います。

その上で、3月から5月はバランスよく定着させる期間にしてほしいと思います。

CPAの場合には、苦手科目の圧縮講義を受講し、徹底的に理解力を強化しましょう!

 

論文対策としては、

① 財務会計論・管理会計論の上級答練

② 租税法の講義

については、行うことをお薦めしますが、一人ひとりの状況次第の部分もありますので、論文対策をどの程度行うかは講師に相談するようにしてください。

 

 

3.メッセージ

(1)65%以上とれている方へ

公認会計士試験は、8月の論文式試験に合格してこその合格です。短答後に一息ついていたり、ボーダーが気になって勉強に集中できない状態が長引いた形で、論文式にスムーズに合格できるほど甘い試験ではないという現実もあります。

1,000名以上の短答免除者もいることを忘れてはいけないと思います。

 

そのため、遅くとも今週末からはギアを上げて、論文対策などの学習に集中してほしいと思います。来年の8月に、あの時もっとしっかりやっていればと思わないようにしてほしいと思います。

 

(2)65%の得点比率に届かなかった皆さんへ

過去のCPAの生徒さんの経験でも、5月に短答式に合格し、その年の8月の論文式に合格する方が毎年40%~50%います。12月は残念な結果でしたが、5月・8月と合格すればいいのです。

そのため、気持ちを切り替え、8月の論文合格に向けて全力を出してほしいと思います。

その際に、以下のアドバイスを送りたいと思います。

 

① 心の整理をつける

まずは,今回の結果を受け入れ,自分の中で切り替えをしてほしいと思います。心の中をこれからの未来に向けて切り替えることが何より大切だと思っています。

それがどんなに難しいことであり,簡単にできないことであることであるかを認識し,まず,現時点で切り替えられていない自分を素直に認めてあげてほしいと思います。

人間そんなに強い生き物ではないので,頭では切り替えたほうがいいとわかっていても,なかなか切り替えられないものです。ほとんどの人がそうだと認識した中で,少し時間はかかっても問題ないので,未来についてしっかり心を向けていく,そのために現実を受け入れ,心の整理をしてほしいと思います。

 

② 原因分析をしっかりと行い,しっかりと計画を立てる

5月の短答式試験に向かっていくと決意した方は,しっかりと今回至らなかった部分の原因分析をすることが大切です。結果には必ず原因があります。

やみくもに頑張るのではなく,今回足りなかった課題をしっかりと整理し,次の5月までに改善することが大事になります。

そのため,正しい原因分析を行い,正しい改善策を計画し,確実に実行していくことを意識してほしいと思います。

原因分析は,まず,自分で行いましょう。自分で考えることはとても大切です。その上で,我々講師陣に相談してもらえればと思います。自分で考えた結果に対して,我々講師陣と一緒に考え,強化していくというプロセスが非常に大事です。

この,自分で考えるプロセスを怠ると,自分なりに消化できないので,効果がとても弱くなる可能性が高いです。

また,講師陣に相談するというプロセスを怠ると,間違った原因分析や間違った改善策のまま進んでしまう可能性も高くなります。

ですので,自分でしっかり考えた後は,遠慮せずに,いつでも校舎に来て相談してください!

 

③ まずは計算力を徹底的に鍛える

一人一人原因分析を行った結果,置かれている状況は違うので,具体的な勉強方法や計画は異なりますが,大きな方向性としては,12月・1月・2月は計算科目の強化期間です。

計算科目は,一定期間に集中してやらないとなかなか効果が出ないものです。5月に安定して高得点を取るためには,計算力の強化は不可欠です。そのため,これからの3か月間で徹底的に強化してほしいと思います。 CPAでは,財務会計計算(簿記)・管理会計論共に,全論点を網羅的に復習できる圧縮講義を実施します。根本の理解から,重要論点を網羅的に学習し,講義で理解を深めるのと並行して,個別問題集と実戦形式の短答問題集を解くことで,計算力の徹底強化を実現しています。 計算力を根本から強化したい方は,圧縮講義を受講してみてください。自分が講義を担当しますので,簿記を徹底的に強化したい方には,お勧めです。

 

私は,日ごろから,人生は大きな壁にぶつかった時が勝負だと思っています。うまくいっている時に頑張ることは多くの人ができます。しかし,うまくいっている時ではなく,壁にぶつかった時に頑張ることができる人は多くないと感じています。

常にうまくいくことなどありえないからこそ,壁にぶつかった時に,自分を信じて頑張れるかどうかで,その後の人生は大きく変わると感じています。

誰でも,何度か大きな壁に直面します。

その時に諦めずに,頑張れるのかどうか。

自分を信じきれるのかどうか。

その葛藤の中で,目標に向かって考え,葛藤した時間は,将来必ずや糧になります。

皆さんにとっては,この公認会計士試験が,その壁の一つであり,ここが踏ん張りどころ!

だからこそ,諦めずに合格という勝利を勝ち取ってほしいと思っています。

絶対に合格したいという決意のある方は,いつでも相談に来てください。

CPAの講師陣は,みなさんの合格を全力でサポートしていきます。

一緒に8月の論文式試験合格を目指して頑張っていきましょう!!

 

また、今後CPAが提供できる講義教材やお薦めイベントについては、下記の記事を参考にしてください。

↓↓

『公認会計士受験者向け、お薦め情報!!』

https://cpakunimi.com/message-20151208.html

 

公認会計士 28年5月短答式、8月論文式向けのおすすめ情報!

自己採点も行い、実力を出し切れた方、

また、実力を出し切れず、悔しい気持ちでいる方、

ボーダーが気になって、何も手につかない方、様々だと思います。

 

予想ボーダーは、昨日の記事で書きましたので、

こちらを参照していただければと思います。

↓↓

『公認会計士試験 平成27年12月短答予想ボーダー①』

https://cpakunimi.com/message-20151207.html

 

 

その上で、本日は、本試験合格に向け、CPAが皆さんに提供できる各種講座やお薦めイベント情報をご紹介します。

(1)講師個別相談会&オンライン個別学習相談

(2)奨学生試験&早割キャンペーン

(3)各種講義・教材案内

(4)無料メルマガのご案内

(5)受講生交流会vol.5

(6)短答式本試験 解説及び講評

続きを読む

公認会計士 平成27年12月短答式試験 ボーダー予想①

公認会計士試験短答式本試験を受験された皆さん、

本当にお疲れ様でした。

 

自己採点の結果、もやもやして、落ち着かない方も多いと思います。

そのため、少しでも次のステップに行動しやすくなればと思い、現時点での私のボーダー予想について説明していきたいと思います。

 

最終的にボーダーがいくつになるかは発表当日までわかりません。

そして、今年の論文式本試験に合格する方は、発表までの期間も気持ちを切り替え、勉強に集中した方です。

また、今回残念な結果になった方も、5月の短答式本試験の合格の可能性を高めるためには、発表までの1か月間で徹底的に実力の強化をすることが大切になります。

そのため、気持ちを一日でも早く切り替え、やるべきことに集中してほしいと思います。

 

大切なことは、今回の結果に関わらず、来年の8月の公認会計士論文式試験に合格することです。

そのために、合格発表までの1か月間、特にこれからの2週間を大切にしてほしいと思っています。

 

そのうえで、ボーダーが気になってしょうがない。

まだまだ、気持ちの切り替えができないという方が多いであろうことも120%理解しているつもりです。

 

なので、今の情報で伝えられる範囲で、率直なボーダー予想をしていきます。

続きを読む